宇宙戦略基金事業 技術開発テーマの実施機関を決定

2025/01/10  宇宙航空研究開発機構(JAXA) 

宇宙戦略基金事業 技術開発テーマの実施機関を決定

2025年(令和7年)1月10日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙戦略基金に係る政府の基本方針・実施方針を踏まえ、民間企業・大学・国立研究開発法人等に対して、技術開発テーマの公募を実施しており、このたび、下記の技術開発テーマについて、審査会において、提案された各技術開発課題の審議を行い、実施機関を決定しました。

技術開発テーマ : 大気突入・空力減速に係る低コスト要素技術 (文部科学省計上分)

概要 : 基本方針で定められている「月や火星圏以遠への探査や人類の活動範囲の拡大に向けた我が国の国際プレゼンスを確保」すること等に向けて、我が国独自の火星着陸技術を獲得し、国内外のミッション・プロジェクトに採用され、火星大気圏突入システムとしての開発及び地上検証を完了することを目指すとともに、その技術開発の過程で、地球低軌道からの大気突入技術を獲得し、民間企業等によるサブオービタル飛行ロケットでの回収事業の受注を目指す。

詳細 : https://fund.jaxa.jp/techlist/theme14/

実施機関(代表機関) 技術開発課題名
次世代宇宙システム技術研究組合
(研究代表者:秋田 大輔)
展開型エアロシェル技術の地球大気圏突入実証と火星着陸機への適用

技術開発テーマ : 半永久電源システムに係る要素技術 (文部科学省計上分)

概要 : 基本方針で定められている「月や火星圏以遠への探査や人類の活動範囲の拡大に向けた我が国の国際プレゼンスを確保」すること等に向けては、多様な探査ミッション・プロジェクトを可能にする探査機の長寿命化が必要であることから、まずは、リスク解析を踏まえた安全性評価も含めアメリシウムの崩壊熱を利用した熱源利用や、熱電変換に関する要素技術開発を実施する。

詳細 : https://fund.jaxa.jp/techlist/theme20/

実施機関(代表機関) 技術開発課題名
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
(研究代表者:高野 公秀)
Am発熱体と熱電変換デバイスからなる半永久電源システムの開発

 他の技術開発テーマについても、順次、実施機関を公表する予定です。詳しくは、宇宙戦略基金Webサイトにて情報発信いたします。
宇宙戦略基金Webサイト

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