令和 7(2025)年 1 月 10 日
内閣府経済社会総合研究所
景気統計部
景気動向指数(令和 6(2024)年 11 月分速報)
結果の概要 -景気動向指数(一致指数)は、下げ止まりを示している-
(基調判断据置き) ○ 生産、雇用等の10指標を合成することにより作成している景気動向指数(一致指数、速報値)は、11月は前月と比較して1.5ポイント下降し、3か月ぶりの下降となった。
○ この要因として「生産指数(鉱工業)」や「投資財出荷指数(除輸送機械)」等がマイナスに寄与したことが挙げられる。
○ これを機械的な基準に当てはめた結果、今月の判断は、前月と同じ「下げ止まり」となった。
① 11月のCI(速報値・令和2(2020)年=100)は、先行指数:107.0、一致指数:115.3、遅行指数:108.7となった(注)。
先行指数は、前月と比較して2.1ポイント下降し、3か月ぶりの下降となった。3か月後方移動平均は横ばいとなった。7か月後方移動平均は0.57ポイント下降し、5か月連続の下降となった。
一致指数は、前月と比較して1.5ポイント下降し、3か月ぶりの下降となった。3か月後方移動平均は0.67ポイント上昇し、3か月連続の上昇となった。7か月後方移動平均は横ばいとなった。
遅行指数は、前月と比較して1.2ポイント上昇し、2か月連続の上昇となった。3か月後方移動平均は0.30ポイント上昇し、2か月連続の上昇となった。7か月後方移動平均は0.38ポイント上昇し、7か月連続の上昇となった。
② 一致指数の基調判断
景気動向指数(CI一致指数)は、下げ止まりを示している。
(注) 公表日の 3 営業日前(令和 7(2025)年 1 月 7 日(火))までに公表された値を用いて算出した。
以下の理由により、CI及びDIは先行指数が遡及改訂されている。
? 「L4 実質機械受注(製造業)」は、実質化に用いる国内品資本財物価指数の遡及改訂に伴い、令和 6(2024)年 10 月
分が遡及改訂された。
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/202411psummary.pdf