「IIJマルチプロダクトコントローラサービス」において Cisco、Fortinet製品の運用管理に対応開始
IIJの企業向けルータ「SEIL」「SA-W」に加え、グローバルシェアを持つ2社製品の一元管理を実現
2025年3月11日
株式会社インターネットイニシアティブ
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当社は、ネットワーク機器を遠隔で一元的に制御・管理できるサービス「IIJマルチプロダクトコントローラサービス」において、本日より、シスコシステムズ社の「Cisco IOS」、およびFortinet, Inc.(以下、Fortinet)の「FortiOS」を搭載したネットワーク機器の運用管理に対応いたします。当社の企業向け高機能ルータ「SEIL(ザイル)」「SA-W」シリーズに加え、グローバル市場で高いシェアを持つ両社のネットワーク機器を同一の管理画面で一括して管理できるようにすることで、ネットワーク管理者の運用負荷の軽減を実現します。
近年、Microsoft 365やGoogle Workspaceなど、クラウドサービスの利用が急速に拡大する中で、企業ネットワークの安定性や可用性の確保はネットワーク管理者にとって一層重要な課題となっています。こうした状況下で、ネットワークのトラブル対応や調査を行う場合は、各ネットワーク機器の管理画面を個別に確認して様々な操作をする必要があり、ネットワーク管理者の負荷が大きな課題になっています。
当社が2021年から提供しているIIJマルチプロダクトコントローラサービスは、当社の独自技術であるルータの自動接続・一元管理システム「SMF(※1)」を基盤としたネットワークマネージメントサービスで、「SEILシリーズ」および「SA-Wシリーズ」に対応しています。
今回、SA-Wシリーズに新たに実装された中継機能との連携により、SMF非対応のネットワーク機器の運用管理が可能となりました。多くの企業に導入されている、シスコシステムズ社の「Cisco IOS」ならびにFortinetのFortiGateシリーズに対応することで、企業ネットワーク(WAN)のゲートウェイ機器だけでなく、LAN内の機器もシームレスに一括管理できるようになり、ネットワーク管理者の運用負荷の一層の軽減が可能となります(※2)。
- (※1)SMF (Service adaptor Management Framework):ネットワークに接続される機器の自動設定と一元管理機能を提供するマネージメントフレームワーク。2006年3月に特許取得(特許第3774433号)
- (※2)「SEILアプライアンスシリーズ CA10」、「SEIL/X4」、「SEIL/x86 Ayame」は2025年度上期に対応予定です。
また、今後は、ネットワークのパフォーマンスとリアルタイムのトラフィックフローを可視化する「ウェザーマップ」、およびコンフィグ変更履歴/世代管理機能をリリースし、ネットワークの状態を一目で把握し、迅速かつ効率的に管理できる機能を拡充する予定です。
管理機能仕様(主要項目を抜粋)
オペレーション
- コンフィグの管理・反映
- 運用管理コマンドの実行
- サービスアダプタの再起動
- 監視通知設定(メールおよびTeams連携)
ステータスの参照
- トラフィックおよびリソース状況(CPU利用率、メモリ使用量)
- 起動状況(up/down)
- Webターミナル
- ログの取得
価格(税抜)
個別見積もり
- (※)管理対象機器1台あたりのシステム利用費用が発生します。
- (※)機器本体、および保守費用は含みません。保守は機器購入先と別途契約が必要です。
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当社は今後も、ネットワークの高度な運用技術や知見を活かし、お客様のネットワークマネージメントを効率化するサービス開発や機能拡充を進めてまいります。
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