2024年度スマートシティモデル事業成果報告会の開催について

2025/03/14　愛知県　　

2024年度スマートシティモデル事業成果報告会の開催について

ページID：0511717 掲載日：2025年3月14日更新印刷ページ表示

急速な高齢化や環境問題など様々な地域課題の解決を図るため、県内の市町村においては、スマートシティ※の実現が重要なテーマとなっています。

そこで、愛知県では、こうしたスマートシティの取組を促進していくため、県内市町村を対象に、ＩＣＴ等の先進技術を持つ民間事業者等と連携することを条件※としてモデル事業を募集し、今年度は、7市（豊橋市、岡崎市、春日井市、刈谷市、蒲郡市、常滑市、日進市）を選定し、それぞれ事業を実施してきました。
この度、7市のモデル事業について、その実証の結果や分析、考察、今後の展開などについて報告し、県内市町村への横展開にもつなげていくための成果報告会を開催しますのでお知らせします。

※スマートシティとは
ＩＣＴ等の新技術を活用しつつ、マネジメント（計画、整備、管理・運営等）の高度化により、都市や地域の抱える諸課題の解決を行い、また新たな価値を創造し続ける、持続可能な都市や地域のこと。
※公募の条件
提案市町村を代表者とし、民間事業者や研究機関等からなるコンソーシアムを組成する。コンソーシアムには代表者とは別の市町村も参加可能。

1 日時

2025年3月21日（金曜日）午後1時15分から午後4時15分まで

2 場所

STATION Ai 1階イベントスペース（名古屋市昭和区鶴舞1丁目2番32号）

3 対象者

県内市町村職員及び県関係者

※一般の方の参加を妨げるものではありません。参加希望の方は、以下の申込みフォームからお申し込み下さい。

・申込みフォーム（Microsoft Forms）

https://forms.office.com/r/mvvshCPGTx

4 プログラム

・開会挨拶（知事）（知事は挨拶後退席します。）（午後1時15分から午後1時20分まで）

・事業実施市による成果報告（午後1時25分から午後4時まで）

（発表10分＋有識者講評、質疑・意見交換10分）×7市

岡崎市、日進市、春日井市、蒲郡市、豊橋市、刈谷市、常滑市の順で発表

・全体総括コメント（有識者）（午後4時から午後4時10分まで）

【参考】

1 スマートシティモデル事業について

事業内容

スマートシティの取組のモデルとなるような事業を県が提案市町村に委託して実施し、成果報告会等の開催により、その成果を県全体に横展開する。

実施主体

市町村(代表者)と民間企業等とのコンソーシアム

選定方法

公募により予算の範囲内で選定(外部有識者を含めた選定委員会を開催)

2 選定したスマートシティモデル事業について（発表順）

（1）岡崎市（企画提案概要版 [PDFファイル／242KB]）

岡崎市の事業

事業名	災害対策における共助と公助のスマート化
コンソーシアム構成団体	岡崎市、ミクスネットワーク株式会社（岡崎市）
取組内容	災害発生時における「共助のスマート化」と「公助のスマート化」を推進し、被害最小化や支援迅速化につなげる。・共助のスマート化：市全体で加入率約90％の“町内会”を共助の要と位置付けており、有事の際は町内会にてアプリ活⽤の「スマート安否確認」を行う。・公助のスマート化：市保有の災害対策資源を最適配分するため、信頼性の高い町内会役員からの被害情報をアプリ経由で「スマート報告」を得る。

事業名

災害対策における共助と公助のスマート化

コンソーシアム

構成団体

岡崎市、ミクスネットワーク株式会社（岡崎市）

取組内容

災害発生時における「共助のスマート化」と「公助のスマート化」を推進し、被害最小化や支援迅速化につなげる。
・共助のスマート化：市全体で加入率約90％の“町内会”を共助の要と位置付けており、有事の際は町内会にてアプリ活⽤の「スマート安否確認」を行う。
・公助のスマート化：市保有の災害対策資源を最適配分するため、信頼性の高い町内会役員からの被害情報をアプリ経由で「スマート報告」を得る。

（2）日進市（企画提案概要版 [PDFファイル／334KB]）

日進市の事業

事業名	パーソナライズ型避難支援の実証
コンソーシアム構成団体	日進市、中部大学、ソフトバンク株式会社（東京都港区）
取組内容	インフラの壊滅的被害時でも、避難者や避難所、孤立集落を把握し、必要物資の把握と輸送を効率的に行うため、避難所のデジタルチェックインや、それにより把握した避難者属性を生かした支援物資の把握・輸送を実施する。

事業名

パーソナライズ型避難支援の実証

コンソーシアム

構成団体

日進市、中部大学、ソフトバンク株式会社（東京都港区）

取組内容

インフラの壊滅的被害時でも、避難者や避難所、孤立集落を把握し、必要物資の把握と輸送を効率的に行うため、避難所のデジタルチェックインや、それにより把握した避難者属性を生かした支援物資の把握・輸送を実施する。

（3）春日井市（企画提案概要版 [PDFファイル／261KB]）

春日井市の事業

事業名	タクシー活用の効率化に資する複数配車戦略を持つ共同配車システムの実証事業
コンソーシアム構成団体	春日井市、名古屋大学、一般財団法人計量計画研究所（東京都文京区）
取組内容	2024年問題により深刻化が増すタクシー運転手の人材不足に対応するため、市内で運行する既存のタクシー車両を最大限効率的に活用するタクシー「共同配車」実証実験を実施する。

事業名

タクシー活用の効率化に資する複数配車戦略を持つ共同配車システムの実証事業

コンソーシアム

構成団体

春日井市、名古屋大学、一般財団法人計量計画研究所（東京都文京区）

取組内容

2024年問題により深刻化が増すタクシー運転手の人材不足に対応するため、市内で運行する既存のタクシー車両を最大限効率的に活用するタクシー「共同配車」実証実験を実施する。

（4）蒲郡市（企画提案概要版 [PDFファイル／446KB]）

蒲郡市の事業

事業名	移動を通じて「地域のウェルビーイング」を実現するパーソナルモビリティシェアリング事業
コンソーシアム構成団体	蒲郡市、トヨタコネクティッド株式会社（名古屋市中区）、一般社団法人蒲郡市観光協会（蒲郡市）
取組内容	「サーキュラーシティ蒲郡」の実現に向け、地元事業者を主体とした有償のパーソナルモビリティシェアリング事業を実施する。また、単なるゼロカーボン・交通施策としてではなく、観光施策、人口流出対策としても新たな価値を創出し、地域活力の向上を目指す。

事業名

移動を通じて「地域のウェルビーイング」を実現するパーソナルモビリティシェアリング事業

コンソーシアム

構成団体

蒲郡市、トヨタコネクティッド株式会社（名古屋市中区）、一般社団法人蒲郡市観光協会（蒲郡市）

取組内容

「サーキュラーシティ蒲郡」の実現に向け、地元事業者を主体とした有償のパーソナルモビリティシェアリング事業を実施する。また、単なるゼロカーボン・交通施策としてではなく、観光施策、人口流出対策としても新たな価値を創出し、地域活力の向上を目指す。

（5）豊橋市（企画提案概要版 [PDFファイル／360KB]）

豊橋市の事業

事業名	データ利活用によるまちなかのにぎわい創出事業
コンソーシアム構成団体	豊橋市、株式会社ＴＳＰ(ティーエスピー)（豊橋市）
取組内容	現在は独立して情報発信を行っている、イベント情報や、駐車場の空き情報を含むまちなかの混雑度を一元的に発信し、市民・来訪者の利便性向上、まちの賑わい創出を図る。

事業名

データ利活用によるまちなかのにぎわい創出事業

コンソーシアム

構成団体

豊橋市、株式会社ＴＳＰ(ティーエスピー)（豊橋市）

取組内容

現在は独立して情報発信を行っている、イベント情報や、駐車場の空き情報を含むまちなかの混雑度を一元的に発信し、市民・来訪者の利便性向上、まちの賑わい創出を図る。

（6）刈谷市（企画提案概要版 [PDFファイル／232KB]）

刈谷市の事業

事業名	次元を超えたまちデザイン「メタかりチャレンジ」
コンソーシアム構成団体	刈谷市、株式会社アイシン（刈谷市）
取組内容	次世代を担う若者世代の賑わい創出を目的に、刈谷駅前を再現した仮想的なデジタルフィールド（メタバース）を用意し、非日常を体感しながら自由に散策し、情報交換することで、仮想領域側でのコミュニティの活性化を促すとともに、刈谷駅前をより身近に感じてもらうことで、現実側への動線を生み出すにぎわい効果の増幅を図る。

事業名

次元を超えたまちデザイン「メタかりチャレンジ」

コンソーシアム

構成団体

刈谷市、株式会社アイシン（刈谷市）

取組内容

次世代を担う若者世代の賑わい創出を目的に、刈谷駅前を再現した仮想的なデジタルフィールド（メタバース）を用意し、非日常を体感しながら自由に散策し、情報交換することで、仮想領域側でのコミュニティの活性化を促すとともに、刈谷駅前をより身近に感じてもらうことで、現実側への動線を生み出すにぎわい効果の増幅を図る。

（7）常滑市（企画提案概要版 [PDFファイル／263KB]）

常滑市の事業

事業名	「スマート養殖×食コンテンツ創造」による魅力創造都市（とこなめし）活性化事業
コンソーシアム構成団体	常滑市、常滑漁業協同組合（常滑市）、株式会社リブル（徳島県海部郡海陽町）、一般社団法人とこなめ観光協会（常滑市）
取組内容	漁業従事者の高齢化や後継者不足に対応するため、デジタル技術の活用により、漁業の事業性や持続性が向上したスマート牡蠣養殖を実施する。また、生育環境や育成のデータが把握できることを活かし、トレーサビリティが確保された安心・安全な商品として付加価値を高めることで地産地消の観光資源としても訴求する。

事業名

「スマート養殖×食コンテンツ創造」による魅力創造都市（とこなめし）活性化事業

コンソーシアム

構成団体

常滑市、常滑漁業協同組合（常滑市）、株式会社リブル（徳島県海部郡海陽町）、一般社団法人とこなめ観光協会（常滑市）

取組内容

漁業従事者の高齢化や後継者不足に対応するため、デジタル技術の活用により、漁業の事業性や持続性が向上したスマート牡蠣養殖を実施する。また、生育環境や育成のデータが把握できることを活かし、トレーサビリティが確保された安心・安全な商品として付加価値を高めることで地産地消の観光資源としても訴求する。

※各モデル事業の詳細は、別添「企画提案概要版」を御覧ください（各市町提供）。