2 0 2 5 年 4 月 7 日
株式会社三井住友銀行
株式会社MobiSaviへの出資について
株式会社三井住友銀行（頭取CEO：福留 朗裕、以下、「三井住友銀行」）は、EV性能予測技術等を用いてEVデータ活用事業を運営する株式会社MobiSavi（代表取締役社長：左向 貴代、以下、「MobiSavi」）との間で出資契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
近年、世界的に気候変動や環境問題への対応が緊急課題とされ、環境負荷低減への取組や持続 可能な社会を実現する手段として、グローバル規模でEVの普及が進んでいます。EVの普及をより 加速させ、長期的に利用を促進するためには、中古車EVの活用が不可欠となります。中古車EVは、車両・電池の再利用による資源効率向上や初期コスト削減による普及促進に寄与しますが、現状 中古電池の性能評価や保証は不十分であるという実態があり、中古車EV市場の形成を妨げる一因 となっています。
MobiSaviは、EV導入支援サービス「FACTEV（EV転換シミュレーター）」等を提供し、国内での 新車・中古車EVの普及に取り組んでいます。MobiSaviが有する独自のEV性能予測技術では、計測 機器設置の必要がないうえに、マルチブランドの車種に対応していることから、広範な予測データの取得を可能としています。今後、蓄積された予測データをEV電池の性能保証サービスに活用するべく、関係者との協議を進めています。
株式会社三井住友フィナンシャルグループ（執行役社長グループCEO：中島 達、以下、当社 グループを総称して「SMBCグループ」）は、現中期経営計画において「社会的価値の創造」を経営の柱の一つに掲げ、主体的に取り組むべき重点課題の一つとして「環境」を定め、「EV電池 スマートユース協議会」や「GBNet福岡」への参画を通じ、EV電池の循環利用の促進に取り組んで まいりました。また、社会的価値創造に資するお客さまとの事業共創・開発、新たな技術の開発や産業の育成を、リスクテイクを通じて支える枠組みの一つとして、「社会的価値創造投資枠（※）」を設定しております。本件は、この「社会的価値創造投資枠」を活用しており、今回のMobiSavi へ の 出 資 を 契 機 と し て 、 SMBC グ ル ー プ 一 体 と な っ て 中 古 車 EV 市 場 の 形 成 お よ び EV 電 池 の サーキュラーエコノミーの実現に一層寄与してまいります。
※社会的価値創造投資枠 SMBCグループの2024年5月17日付プレスリリース「社会的価値の創造に向けた経費枠の設定について」
ご参照（https://www.smbc.co.jp/news/pdf/j20240517_01.pdf） 【ご参考】株式会社MobiSaviの概要
所在地
神奈川県横浜市西区高島一丁目2番5号
設立
2025年1月
代表者
代表取締役社長 左向 貴代
事業内容
EVデータ活用事業
（EV性能予測技術、EV転換シミュレーター「FACTEV」等）
以上
