琵琶湖博物館館長・名誉館長が執筆した「鵜飼の日本史」が刊行されました

2025/04/09　滋賀県庁　

2025年4月9日

● 1500 年以上の歴史がある日本の鵜飼を総合的に明らかにした書籍が刊行されました。

● ウミウ・カワウの行動と生態からみた鵜飼について亀田佳代子館長が執筆。

● 俳諧にみる鵜飼からみた自然観について篠原徹名誉館長が執筆。

刊行された書籍をもつ亀田館長

● 書名：鵜飼の?本史ー野?と権?、表象をめぐる 1500 年

● 編者：卯? 宗平

● 体裁：A5・432 ページ本体価格 8,250 円（税込）

● 出版：昭和堂

● 内容：1500 年以上の歴史がある?本の鵜飼。古墳時代には鵜飼の鵜を模った埴輪がつくられ、平安時代になると朝廷による鵜飼が都周辺でおこなわれました。今なお鵜飼がおこなわれ、技術が継承されています。本書は、 ?本の鵜飼を時代や地域、分野を超えて初めて総合的に明らかにしています。

昭和堂ホームページ http://www.showado-kyoto.jp/book/b656885.htm

鵜飼の日本史

まえがき――鵜飼が映しだす?本序章鵜飼から何を問うのか卯?宗平

前篇鵜飼を成り?たせるもの

第?章ウミウ・カワウ――その?動と?態からみた鵜飼 ??佳代?

第?章捕獲技術――?本の鵜飼漁を?える根本卯?宗平

第三章鵜飼?具――モノからみた鵜と?間のかかわり ?野律?

第四章鵜?――?良川における鵜?の構造とその必然性今?みぎわ

第五章鵜匠装束――労働着と?せる?装のはざま夫?佳代?

第六章アユ――その?態からみた鵜飼井?恵?朗

第七章鵜飼の美術――平安時代から幕末に?る絵画化の諸相三?信惠コラム1 ウミウの??繁殖――その難しさと楽しさ沢?万理?

後篇 ?本史のなかの鵜飼

【第?部古代から近世】

第?章古墳時代の鵜飼――?本における鵜飼の始まり賀来孝代

第九章平安時代の鵜飼――異?化としての古代鵜飼 ?川宏和

第?〇章鵜飼の表現――鷹狩図に描かれた鵜飼 ?野裕史

第??章鵜飼制度の変容と鵜匠――尾張藩による保護と鵜匠の働きかけ筧真理?

第??章俳諧にみる鵜飼――?他合?の?然観篠原徹コラム2 鵜飼を展?する――?良川鵜飼ミュージアムの現場から河合昌美

【第?部近代から現代】

第?三章近代漁業制度と鵜飼――?良川鵜飼における皇室の保護とその意義 ?塚清史

第?四章 ?業としての鵜飼――江の川流域における鵜飼漁葉杖哲也

第?五章鵜川と鵜飼――?津川の鵜飼再考宅野幸徳・篠原徹・卯?宗平

第?六章鮎鮨と鵜飼――その製造技術と菌叢の解析から堀光代

第?七章地?公共団体による鵜飼の?援――観光?政にとって鵜飼とは何か松?敏幸

第??章観光資源としての鵜飼――?業の技術をみせる瀬?敦?

終章なぜ野?のウミウにこだわるのか――?本的な動物利?の背景卯?宗平

※本書は、国??族学博物館共同研究「?本列島の鵜飼?化に関する T 字型学際共同アプローチー野 ?性と権?をめぐって」（2020～2022 年度、代表:卯?宗平国??族学博物館教授）の研究成果として出版されたもので、??館?、篠原名誉館?は共同研究者として参加していました