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公開日 5月1日
【県立紀伊風土記の丘】重要文化財 和歌山県大日山35号墳出土品の保存修理完了に伴う展示について
連絡先 | 教育委員会 教育庁文化遺産課 |
担当者 | 【県立紀伊風土記の丘】学芸課 萩野谷・田中 |
電話 | 073-471-6123 |
FAX | -- |
E-mail | |
県立紀伊風土記の丘では、重要文化財和歌山県大日山(だいにちやま)35 号墳出土品の埴輪(はにわ)及び須恵器(すえき)の保存・活用をおこなっており、
このたび、令和4~6年度の三か年をかけて保存修理事業を実施した3分割焼成の家形埴輪、ころく形埴輪の修理が完了し、資料館常設展示室への展示を再開しましたので、お知らせいたします。
和歌山県大日山35 号墳出土品は、特別史跡岩橋(いわせ)千塚(せんづか)古(こ)墳群(ふんぐん)に所在する県内最大級の前方後円墳・大日山35 号墳(6世紀前半に築造)から出土した埴輪と須恵器の一括資料です。
このうち3分割焼成の家形埴輪は、入母屋造(いりもやづくり)屋根(やね)をもつ高床式(たかゆかしき)の家を模した埴輪で、
復元高が152?と全国でも有数の高さを誇る大型品です。ころく形埴輪は、矢を入れる武具である“ころく”を模した埴輪で、全体像が判明したものとしては、全国ではじめてのものです。
これらの資料は、平成15~17年度の発掘調査で出土した後に、当館の整理作業により復元され活用が図られてきましたが、復元時の接着剤及び充填剤の劣化が進んだため、専門機関((公財)元興寺文化財研究所)に委託して解体修理と復元・補彩を実施しました。
当館では、今後も同様の保存修理事業を継続し、文化財の保存・活用を図ります。
>>関連ホームページ
和歌山県立紀伊風土記の丘 https://www.kiifudoki.wakayama-c.ed.jp/ このデータがダウンロードできます。