県内の伝染性紅斑の流行が警報レベルとなりました

2025/05/02  静岡県  

令和7年度 記者提供資料

( 資料提供 )

県内の伝染性紅斑の流行が警報レベルとなりました

-危機管理情報-
「伝染性紅斑」が流行しています!
(2011年以来の警報レベル)


伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)は、主に子どもに多く見られるヒトパルボウイルスB19による感染症で、一般的には「りんご病」とも呼ばれています。
2025年第17週(4/21~4/27)の定点当たり患者数は、県全体で前週の1.85から2.07に増加し、「警報レベル」の基準値2を超えました。
今後、流行が拡大する可能性も考えられますので、感染予防に努めましょう。

週(期間)

14(3/31-4/6)

15(4/7-4/13)

16(4/14-4/20)

17(4/21-4/27)

定点当たり(全報告数)

0.87(77)

1.61(143)

1.85(165)

2.07(184)

※定点当たり患者数とは、県内の小児科定点(89機関)の1医療機関当たりの1週間の患者数です。
※伝染性紅斑の警報レベル開始基準値は2、終息基準値は1です。

【伝染性紅斑の流行について】
  • 前回、伝染性紅斑が警報レベルとなったのは、2011年第25週(6/21~6/27)(定点当たり患者数2.69)で、第28週(7/12~7/18)まで継続しました。
  • 過去の流行では6月~7月にかけて患者が増加する傾向が多いです。
  • 第17週の患者の年齢は、5歳以下が約60%、6~9歳が約30%です。

【症状等】
  • 10~20日の潜伏期間の後、頬に境界鮮明な紅い発疹が現れ、続いて手・足に網目状・レ-ス状・環状などと表現される発疹がみられます。
  • 通常、発疹は1週間前後で消失しますが、長引いたり、一度消えた発疹が再び出現することがあります。
  • 成人では関節痛・頭痛などが強く、1~2日歩行困難になることもあります。
  • 妊婦が感染すると、胎児水腫等、胎児に影響を及ぼす可能性があるため、妊婦の方は、かぜ症状の人と接することは避け、人混みではマスクを着用し、手洗いを励行しましょう。
  • 溶血性貧血の人が感染すると、急な貧血を起こすことがありますので、顔色や唇の色が急に白っぽくなって疲れやすくなった場合は、受診しましょう。
  • 発疹が現れたときには、感染力はほぼ消失していると言われています。

【予防等】
  • 体調が悪い場合は、人が集まるイベントに参加することは控えましょう
  • 人混みでは、咳エチケット(咳やくしゃみの際、マスク着用か、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い顔を他の人に向けない)を励行しましょう
  • 人が集まる室内では、十分に換気をしましょう
  • こまめに手洗いをしましょう

【伝染性紅斑に関する情報】
<国立健康危機管理研究機構HP>
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/5th-disease/010/5th-disease.html
<県感染症情報センターHP>
https://www.pref.shizuoka.jp/kenkofukushi/shippeikansensho/kansensho/1003065/index.html

■ 添付資料

県内の伝染性紅斑の流行が警報レベルとなりました:( 127KB )


提供日:2025年5月2日
担 当:健康福祉部 医療局感染症対策課
連絡先:静岡県感染症管理センター TEL 055-928-7220

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