大相撲名古屋場所 新会場「IGアリーナ」の升席 設計・製造に関するお知らせ

2025/07/11  信和 株式会社 

2025 年7月11日

大相撲名古屋場所 新会場「IGアリーナ」の 升席 設計・製造に関するお知らせ

信和株式会社(岐阜県海津市、代表取締役 則武 栗夫、証券コード 3447、以下「当社」)は、2025年7月13日に初日を迎える大相撲名古屋場所の新会場「IGアリーナ」(名古屋市)において、全ての升席の設計・製造を手がけ、このたび完成させました。

本プロジェクトは、日建リース工業株式会社様(東京都千代田区)より発注を受け、同社との共同設計のもと、当社が建設用足場事業で培った高い技術力とオーダーメード開発力を活かし実現したものです。当社にとって初の試みである大相撲の升席設営において、安全性と快適性を最大限に追求しました。

新升席の主な特長

1.本場所開催会場の中で最も広く、快適な観戦空間の実現

4 人用升席一区画を、従来比1.3倍の1.4m四方に拡張。本場所が開催される会場の中で最も広い升席となり、ゆったりと快適に相撲観戦をお楽しみいただけます。

2.ミリ単位の精度と精緻な構造が支える、強固で盤石の安全性

土俵を360度囲む美しい「すり鉢状」の観客席を実現するため、約200種類の専用部材を新たに設計・製造しました。総数1万点以上、総重量100トン弱に及ぶ部材をミリ単位の精度で組み上げ、観客の皆様の熱気を支える優れた安全性を発揮しています。

3.長期使用に応える高耐久性と信頼性

将来にわたり名古屋場所の舞台を支えるため、長期使用を前提とした高耐久設計を採用しました。部材はすべて堅牢な鋼製とし、日建リース工業株式会社様の足場製品「ダーウィン」をベースに、同社と共同でオーダーメード設計を行い、当社が製造しました。

当社は『いのちを守り、未来を支える』というパーパスを掲げ、建設現場で働く方々の命を守り、社会基盤の未来を支えることを使命としています。今回は、そこで培った技術と精神を、観客の皆様の安全を守り、大相撲という日本の伝統文化の未来を支えるために注ぎ込みました。

今後の展開

今回のプロジェクトで培った、大規模かつ複雑な形状のオーダーメード仮設スタンドに関する設計・製造ノウハウは、当社にとって大きな資産となります。今後はこの実績を活かし、仮設スタンドの設営が必要となる様々な大規模イベント向けの需要にも積極的に対応してまいります。

参考動画のご案内

本プロジェクトの設営の様子は、以下のリンク(中日新聞Web)より動画でご覧いただけます。是非、その迫力と精緻な作りをご確認ください。

https://www.chunichi.co.jp/article/1093724

本件に関するお問い合わせ先
〒503-0311 岐阜県海津市平田町仏師川30-7
信和株式会社 経営企画部 担当:吉田
TEL: 0584-66-4436 E-mail: ir@shinwa-jp.com

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