2025年9月1日
ダイアモンドヘッド株式会社
ダイアモンドヘッド、アクルと資本業務提携を締結
~ECサイトにおける不正対策の強化~
ダイアモンドヘッド株式会社(本社:東京都港区、札幌市中央区、代表取締役社長:柴田 幸一朗、以下 ダイアモンドヘッド)と株式会社アクル(本社:東京都港区、代表取締役社長:近藤 修、以下 アクル)はECサイトにおける不正対策を強化することを目的に、2025年8月に資本業務提携を締結しました。ダイアモンドヘッドは本提携の一環として、アクル株式の一部を取得し、両社は協業を推進してまいります。
1.背景と目的
近年、国内のクレジットカード不正被害額は EC 市場の成長を上回るペースで増加しており、2024 年度には555億円に達しています※1。また、不正手口の自動化や高度化に加え、キャッシュレス決済や後払い決済の普及により、決済手段も多様化しています。
経済産業省所管の協議会が公表した「クレジットカード・セキュリティガイドライン」により、EMV 3-Dセキュア※2の導入が原則義務化されましたが、これだけでは十分ではなく、EC加盟店には「決済前」「決済時」「決済後」の総合的な不正対策が求められています。EMV 3-Dセキュア導入に伴うカード発行会社の審査厳格化や本人認証の手間の増加は、消費者の購入途中の離脱(かご落ち)や収益低下を引き起こす懸念があり、その抑制がEC加盟店にとって新たな重要な課題となっています。
ダイアモンドヘッドはこれまで「決済後」の不正対策により、不正被害額を削減してきましたが、このような環境変化に対応していくには「決済前」「決済時」の不正対策が不可欠と考えています。アクルは「決済前」から「決済後」までを網羅する不正対策サービスを提供し、45,000サイトの導入実績と豊富な知見を有する、国内でも数少ない総合不正対策プロバイダーであることから、このたびの提携に至りました。
※1 一般社団法人 日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害の状況について」
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/measures_against_fraud/pdf/001_01_04.pdf
※2 オンラインショッピング時にクレジットカード番号等の情報の盗用による不正利用を防ぎ、安全にクレジットカード決済を行うために国際ブランドが推奨する本人認証サービス
2.協業内容
EC加盟店・消費者の双方にとって「安全・安心」と「利便性」を兼ね備えた EC 環境の実現を目指し、以下の取り組みを行います。
① アクル不正対策サービスの代理店販売
ダイアモンドヘッドはアクルと代理店契約を締結のうえ、同社が提供する不正対策サービスを代理販売します。また、システム連携の実現により、ダイアモンドヘッドが提供する ECプラットフォーム「F.ACE」・「DS2」を導入するEC加盟店は、不正検知・認証システム「ASUKA」「ASUKA-3DS」を中心としたサービスをスムーズに導入できます。
② 不正対策サービスを共同で検討
アクルの不正対策ノウハウとダイアモンドヘッドのEC運用ノウハウを掛け合わせ、将来的な新種の不正手口にも対応可能なサービスを共同で検討します。
ダイアモンドヘッド株式会社について
ダイアモンドヘッド株式会社は、EC 事業戦略のコンサルタント業務から、サイト構築、システム開発・提供、販売促進、EC 付帯業務(フルフィルメント・物流・カスタマーサポート)まで、EC サイト運営に関わる全領域において、シームレスにフルサポートしています。ショッピングカートシステムは自社開発の仕組み(F.ACE・DS2)に限らず、他社プラットフォーム(Shopify)を活用したサイト構築にも対応しているほか、周辺システムも含めたサービスのご提供・運用サポートが可能です。
株式会社アクルについて
株式会社アクルは、チャージバック対策システムから保証まで、オンライン上でのクレジットカード決済における不正対策ソリューションを総合的に提供する、国内では唯一の不正対策コンサルティング会社です。クレジットカードの不正検知・認証ツール「ASUKA」を展開しており、クレジットマスターアタックと呼ばれる大量アタックを始め、第三者不正利用といった不正対策の支援を行っています。
また、独自に調査した不正についての国内外の最新の傾向、根本的な対策方法について定期的に情報を配信するなど、不正対策・セキュリティ意識強化を目指した啓蒙活動も推進しています。
本件に関するお問い合わせ先
ダイアモンドヘッド株式会社
アカウントサービス部門 寺山
E-mail: t.terayama@diamondhead.team
※ 掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。