中・東欧最大級の産業機械関連展示会「国際エンジニアリングフェア(MSV 2025)」ジャパン・パビリオン出品企業15社を採択 ―日本企業の高い技術力を“欧州の製造業の集積地” チェコから欧州市場にアピール―
2025年09月04日
ジェトロは、チェコ共和国・ブルノで開催される中・東欧最大級の産業機械関連の展示会「国際エンジニアリングフェア(MSV 2025)」にジャパン・パビリオンを設置します。このたび、同パビリオンに出品する日本企業15社を採択しました。
本展示会へのジェトロのジャパン・パビリオン設置は2021年、2024年に続いて3回目となります。ジェトロは、当展示会を通じて、日本企業の皆様のチェコを起点とした欧州市場の開拓を支援してまいります。
図:ジャパン・パビリオンの完成イメージ
「“欧州の製造業の集積地”チェコを起点に、欧州市場の開拓に挑戦」
チェコは伝統的に製造業が集積しており、国内総生産(GDP)や、就業人口において、製造業が占める割合は欧州連合(EU)域内の平均よりも高い「ものづくり」の国です。同国で生産された輸送機械、機械及び関連部品は、ドイツなど西欧を中心に輸出され、今日では同国は”欧州の製造業の集積地”としての地位を確立しています。
EU加盟国であるチェコは、EU域内貿易でモノの自由移動のメリットを享受していること、ドイツをはじめとする西欧の大市場に近く、400キロ圏内に約20か所の乗用車生産拠点があるという地理的な優位性を有していること、さらに西欧と比べて労働コストも低いことなどから、EU域内向けの生産拠点として注目され、多くの外資系企業が進出しています。チェコに進出している日系企業は約270社に上り、このうち104社は現地に生産拠点を構えています(2025年2月時点)。
また、近年、チェコ経済は好調を持続し、失業率はEU加盟国内で最も低い水準にあり、賃金水準が上昇傾向にあります。更にはエネルギー価格の高騰やEUにおける環境規制の強化の動向などを背景に、同国の製造現場では省人化や自動化、省エネ製品、環境配慮型製品のニーズが高まっています。
ジェトロは、機械関連分野において日本企業が有する高い品質と技術を世界に知ってもらう機会を積極的に設け、海外へ挑戦する企業のビジネス展開に貢献してまいります。
展示会概要
| 項目 |
詳細 |
| 展示会名 |
国際エンジニアリングフェア(MSV 2025) |
| 会期 |
2025年10月7日(火曜)~10日(金曜) 各日9時00分~17時00分 ※最終日は16時00分閉場 |
| 開催地 |
チェコ共和国・ブルノ市 |
| 会場 |
Brno Exhibition Centre |
| 主催者 |
BVV Trade Fairs Brno |
| 出展者 |
42ヵ国・地域 1,386社 (2024年実績) |
| 来場者 |
55,000人以上 (2024年実績) |
主催者公式ウェブサイト(MSV International Engineering Fair | BVV EN)
ジャパン・パビリオン概要
| 項目 |
詳細 |
| 主催 |
ジェトロ |
| 出品会場 |
ホールV |
| 規模 |
108平方メートル |
| 出品社数 |
15社 |
「国際エンジニアリングフェア(MSV 2025)」ジャパン・パビリオン出品者一覧
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ジェトロ海外展開支援部 販路開拓課 機械・環境産業班(担当:野出、塩田、小松、飯塚)
Tel:03-3582-4631
E-mail:mono@jetro.go.jp