ダイハツインフィニアース株式会社
2025年10月2日
バイオ燃料の実証実験で技術的安全性を確認
当社は、シンガポールを拠点に海事産業の脱炭素化を推進する非営利団体Global Centre for Maritime Decarbonisation(以下、GCMD)および日本郵船株式会社様が共同で実施された、バイオ燃料(B24)の?期使用と保存の実証プロジェクト(以下、プロジェクトLOTUS)に参画し、このほど完了しました。
自動車専用船でバイオ燃料を6カ月間継続使用し、エンジン性能や燃料供給システムへの影響を精査した結果、技術的な問題は認められず、船上保管後の燃料もISO規格の品質を保っていたことから、バイオ燃料の安全かつ持続的な利用可能性が確認されました。
本プロジェクトの検証結果は、バイオ燃料を未導入の事業者にも利用可能な技術情報としてGCMDのWebサイトで公開されています。
https://www.gcformd.org/our-publications/?report-id=8572
今回の成果は、バイオ燃料が既存の船舶インフラを活用できる「ドロップイン燃料」として、安全かつ即時に導入可能であることを示しており、今後の使用拡大に向けた技術的な裏付けとなります。さらに、バイオ燃料は温室効果ガス(GHG)排出削減に寄与する有力な選択肢であり、海事業界全体の脱炭素化を加速させる鍵となる存在です。
当社グループは、今回のトライアルで得られた技術的な知見を活かし、業界内外の関係者と連携しながら、持続可能な海運の実現に向けた取り組みを一層推進し、国際海運全体での脱炭素化に取り組んでまいります。
以上
【問い合わせ先】 ダイハツインフィニアース株式会社 経営企画室 広報担当 e-mail : soumu.info@d-infi.com