30年連続でグッドデザイン賞を受賞

2025年10月15日

テルモ株式会社（本社：東京都渋谷区、社長：鮫島 光）はこのたび、ミッドラインカテーテル「サーフローMidela（ミデラ）」、スマートインフュージョンシステム「テルフュージョンシリンジポンプSS型10」、「テルフュージョン輸液ポンプLM型10」、自己測定用グルコース測定器「メディセーフフィットスマイル」の3製品群が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2025年度グッドデザイン賞」を受賞したことをお知らせします。

グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、形のある無しに関わらず、課題の解決や新たなテーマ発見を導くデザインを評価・顕彰しています。テルモは、1989年に人工肺「キャピオックスE CX-E30」で初めて同賞を受賞し、1996年以来30年連続で受賞しています。

テルモはこれからも、イノベーションを追求し、世界中の患者さんのQOL向上に向けて価値ある製品やサービスを届けてまいります。

受賞製品と審査委員の評価コメント

※審査委員の評価コメントは、グッドデザイン賞ウェブサイトに掲載されている情報を引用。

ミッドラインカテーテル「サーフローMidela」

末梢静脈カテーテルと末梢挿入型中心静脈カテーテルの間を補う、ミッドラインカテーテルである。ガイドワイヤーを用いずに穿刺針とカテーテルを一体化した構造によって、必ずしも高い経験値を必要とせずに簡便かつ安全に留置できる点が革新的であり、医療現場の負担軽減と共に、感染症や再穿刺リスクの低減にも寄与する。また、患者にとっては処置の短時間化や身体的負担の軽減といった利点があり、医療従事者と患者双方にメリットをもたらす設計思想が高く評価された。

サーフローMidela

スマートインフュージョンシステム「テルフュージョンシリンジポンプSS型10」、「テルフュージョン輸液ポンプLM型10」

医師や看護師の不足が深刻化する医療現場に向けて開発されたスマートポンプシステムである。輸液ポンプとシリンジポンプを統合的に連携させ、最大9台の同時運用とRFIDによる薬剤自動識別を実現し、投与の確実性と効率性を高い水準で両立した。大型タッチパネルは操作性に優れ、検証を重ねたというタッチダイヤルは物理ダイヤルを凌ぐ直感的な操作性を感じさせられた。医療現場の課題を一つ一つ丁寧に解きほぐし、要素の整理と統一化によって、人手不足の現場において安全な治療を支える姿勢が評価された。

テルフュージョンシリンジポンプSS型10、テルフュージョン輸液ポンプLM型10

自己測定用グルコース測定器「メディセーフフィットスマイル」

本製品は、日常的な血糖値の測定・管理が求められる糖尿病患者が直感的に血糖値を自己測定することができ、「誰もがはじめやすく続けやすい」血糖測定器に向けて重要な貢献をしている点が高く評価された。糖尿病の重症化予防の観点から、患者自身が確実に自宅で血糖値測定を継続して行えるかが課題となる中、高齢者にも高い視認性を実現し、かつわかりやすいUI/UXが工夫されていることで、患者だけでなく教育を行う医療従事者にとっても安心できる製品となっている。 業務効率と診療の質向上を狙って、NFC搭載によるタッチ通信で簡便にデータ管理を行うことができたりと、同社の30年以上にわたる血糖測定器の知見が、誠実に丁寧にデザインに落とし込まれている。

メディセーフフィットスマイル

テルモ概要

テルモは、世界に向けて医療の革新に挑戦し続けるメディカルイノベーションカンパニーです。患者さんへの揺るぎない思いとアソシエイトたちの情熱を原動力に、企業理念「医療を通じて社会に貢献する」の実現を目指しています。

1921年に東京で創業し、今では、治療技術、院内オペレーション、ライフサイエンスなどの分野で、160以上の国や地域に幅広いソリューションを提供しています。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報（開発中のものを含む）は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。

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