2025 年11 月21日
AIポリシーの制定について
京都フィナンシャルグループ(代表取締役社長 土井 伸宏)は、「地域社会の繁栄に奉仕する~地域の成長を牽引し、ともに未来を創造する~」という経営理念のもと、地域社会の持続的な発展と高品質、革新的かつ総合的なサービスの提供に向け、AIの積極的な活用に取り組んでおります。
一方で、AIの利用に際しては倫理的な課題や透明性・公平性等のリスクもあるとの認識から、今般、AIに関わる全ての役職員の指針として「AIポリシー」を制定しましたのでお知らせいたします。
当社グループは、本ポリシーを遵守し、AIを適切に活用することで、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めるとともに、今後も地域社会の発展に貢献してまいります。
記
1. 背景と目的
生成AIに代表されるように、AI関連技術は日々発展しており、将来的に金融業務を支える中核的な技術の一つとして、AIの利用機会と活用領域は大幅に拡大しています。
一方、ハルシネーション※に代表されるようなさまざまな課題やリスクへの対策としてAIガバナンスの強化が重要であることから、今般、「AIポリシー」を制定いたしました。本ポリシーを遵守し、適正にAIを活用することで、お客さまの新たな価値創出や業務の高度化・効率化による企業価値向上を目指してまいります。
※AIが事実に基づかない情報や、実際には存在しない情報をあたかも正しいかのように生成する現象。
2. 内容
詳細は別紙の通り。
3. 制定日
2025年11月21日(金)
京都フィナンシャルグループでは、「地域社会の繁栄に奉仕する~地域の成長を牽引し、ともに未来を創造する~」という経営理念に基づいた企業活動を行っております。今後も経営理念のより一層高いレベルでの実践である SDGs達成に向け、地域の社会課題の解決に貢献してまいります。なお、関連するプレスリリースに SDGsの目標のアイコンを明示しております。
以 上
AIポリシー
制定 2025年11月
株式会社京都フィナンシャルグループおよび連結子会社(以下全社を総称し、「当社グループ」といいます)は、「地域社会の繁栄に奉仕する~地域の成長を牽引し、ともに未来を創造する~」という経営理念のもと、地域社会の持続的な発展と高品質、革新的かつ総合的なサービス提供の実現に向け、AIの積極的な活用を促進していきたいと考えております。一方で、AIの利用に際しては倫理的な課題や透明性・公平性等のリスクがあることを認識しております。 上記の認識のもと、当社グループは、AIに関わるすべての役職員の指針として「AIポリシー」を策定しました。私たちは、本ポリシーを遵守し、AIを適切に活用することで、地域社会の持続的な発展に貢献してまいります。
1. 人間中心
当社グループは、人間の尊厳と個人の自律を尊重し、多様なステークホルダーの多様な幸せを追求できるようAIを活用します。
AIが生成した偽情報・誤情報・偏向情報が社会に悪影響を与えるリスクを十分認識し、必要な対策を講じるよう努めます。
2. 安全性
当社グループは、ステークホルダーの生命、身体、財産、精神および環境等に危害を及ぼすことがないよう、AIの適正な利用に努めます。
3. 公平性
当社グループは、AIの判断に偏見が生じる可能性に留意し、特定の個人や集団への不当な差別を排除するよう努めます。
そのため、AIの判断には適切なタイミングで人間の判断を介入させ、公平性を欠くことがないよう努めます。
4. プライバシー保護とセキュリティの確保
当社グループは、関係法令等に従い、ステークホルダーのプライバシーを保護するように努めます。
またAIの安全な活用が行えるようセキュリティの確保に努めます。
5. 透明性とアカウンタビリティ
当社グループは、AIの判断に関する検証可能性と説明可能性を確保し、ステークホルダーに対して適切な情報提供を行うことで、 透明性・アカウンタビリティ(説明責任)の確保に努めます。
6. 人財育成
当社グループは、役職員がAIに関する十分な知識・リテラシー・倫理観を持つための教育を実施し、AIを安全かつ責任を持って利用できるように努めます。
7. 公正競争確保とイノベーション
当社グループは、関係法令等を遵守し、AIをめぐる公正な競争環境の維持に努めます。また、AIを積極的に活用することで新たな価値を生み出し、経済・社会全体のイノベーションの促進、持続可能な社会の実現に貢献します。
以 上