2025年12月2日
株式会社インフォネット
2026年3月期第2四半期決算に関する質疑応答集 2
当社の2026年3月期第2四半期決算に関して、当社で想定しておりました質問および発表以降に株主・投資家などの方々からいただいたお問い合わせ、感想、および当社からの回答をまとめましたので以下の通りお知らせいたします。なお本開示は市場参加者のご理解を一層高めることを目的に、当社が自主的に実施するものです。皆様のご理解を賜ることを目的として一部内容・表現の加筆修正を行っております。
Q1.前期にリリースされたLENSAhubの拡販について、上期までの状況についてと今後の手ごたえについて教えてください。
A1.次世代CMS『LENSAhub』につきましては、昨年のリリース以降、着実に市場への浸透を進めております。
上期までの状況といたしましては、既存顧客を中心に導入が進み、新規のお客様からの引き合いも増加傾向にあります。現在、コーポレートサイトやIRサイトなど、複数の領域での実装を進めております。
今後の手ごたえにつきましては、前向きに捉えております。具体的には以下の点で期待しております。
まず、販路拡大に向けたパートナー開拓を積極的に推進しております。LENSAhubをハブとして、AI検索、生成AI、アクセス分析など周辺サービス・プロダクトとの連携を強化し、「整理・発信・検証・最適化」というWebコミュニケーションのサイクル全体を支援する体制を構築し、下期以降、これらの取り組みを加速させ、LENSAhubを当社グループの中核プロダクトとして確立してまいります。
Q2.フロー売上、ストック売上の今後の見通しについて教えてください。
A2. 上期の実績といたしましては、フロー売上が3.82億円(前年同期比▲3.1%)、ストック売上が5.02億円(前年同期比▲6.1%)となりました。ストック売上の減少は、主に公共領域の大型プロジェクト終了によるものです。
今後の見通しにつきましては、以下の通りです。
ストック売上については、AIサービス事業の月額利用料が計画通りに推移しており、下期以降の回復を見込んでおります。Cogmoシリーズの導入企業が増加しており、サブスクリプション型収益の着実な積み上げが進んでおります。
フロー売上については、下期に大型案件の受注・売上計上を複数見込んでおります。Web/CMS事業は例年第4四半期に偏重する構造であり、現在進行中の案件が第4四半期以降に順次売上計上される予定です。
当社のビジネスモデルは、新規顧客の初期構築から始まり、追加構築・改修、そしてサブスクリプション型収益へと積み上がる構造となっております。上期の戦略的投資の効果が下期以降に現れ、フロー・ストックともに回復基調に転じると見込んでおります。
Q3.「企業のWebコミュニケーションの進化」を標榜し、MAでのグループ拡大を続けられています。先日も株式会社オッズファクトリーの事業譲受をされました。この目的と今後の業績貢献について教えてください。
A3. 事業譲受の目的は、当社が掲げる『企業のWebコミュニケーションの進化』を実現するため、サービスラインの拡充とグループシナジーの創出にございます。
具体的には、オッズファクトリーが得意とする動画制作、PowerPoint資料制作の領域は、当社グループが強みを持つIR・HR・PR・GR領域において、重要な要素の一つとなっております。特にIR領域における統合報告書や決算説明資料の支援において、表現力やストーリーテリング能力が求められており、この領域を強化することができます。
また、顧客情報の共有を通じた新たな営業機会の創出も大きな目的です。当社グループの既存顧客に対して動画・資料制作サービスを提案できるとともに、オッズファクトリーの顧客基盤に対してWebコミュニケーション全般のサービスを提供できる相互送客が可能となります。
業績貢献につきましては、10月20日に事業譲受が完了したばかりですが、下期から徐々に貢献が見込まれます。
Q4.通期業績達成に向けて、課題や達成のポイントについて教えてください。
A4.下期においては、
1.最終調整段階にある複数の大型プロジェクト及び第3四半期以降にずれ込んでいる早期、確実な受注。
2.AI推進室による業務の高効率化の全社展開、高付加価値サービスへのシフトを加速させることでの利益率の改善。
3.7月のアイアクトWeb事業統合、10月のオッズファクトリー事業譲受によりグループが拡大する中、よりシナジー効果を迅速に具現化する。
の3点を重視し、通期計画達成を図って参ります。
以 上