「ヤマエグループホールディングス株式会社」との合意に基づく「コンフェックスホールディングス株式会社」の持分法適用関連会社化について
2025年12月17日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「当社」)は、ヤマエグループホールディングス株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役会長CEO:網田 日出人、以下「ヤマエGHD」)と菓子卸事業に関する資本再編に合意し、ヤマエGHDの子会社で菓子卸売業を展開するコンフェックスホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:昆 靖、以下「コンフェックスHD」)の発行済株式の40.8%を取得することとなりました。※1
この合意に基づき、当社はコンフェックスHDによる第三者割当増資を引き受けます。また、コンフェックスHDは株式交換により当社グループである株式会社ドルチェ(以下「ドルチェ」)を完全子会社化し、両社の菓子卸売事業を統合します。統合後のコンフェックスHDの売上高は4,000億円規模となり、国内菓子卸売業界において当社試算では売上高ベースでNo.1となる見込みです。※2
コンフェックスHDは、中核会社としてコンフェックス株式会社(以下「コンフェックス」)を有します。コンフェックスは大手菓子卸で、全国に約500社の小売業等の販売先を持ち、企画開発・製造・小売などの菓子に関わる幅広い事業を手掛けています。
ドルチェは主に大手コンビニエンスストア向けの菓子商品供給や、プライベートブランド商品の開発および管理を手掛ける菓子卸です。
菓子の市場規模は、インバウンド需要の拡大や食シーンの提案の活発化を背景に、今後も拡大が期待されています。流通額が約2兆円※3と推定される国内の菓子卸売業界にあって、菓子卸には全国を網羅する商品の調達および供給力に加え、商品開発力・物流力・マーケティング力など、小売業やメーカーに対する総合的な機能提供が求められています。そして、激しい競争環境の中で、これらの機能を一層強化していくことが必要です。
このような環境の中、コンフェックスHDは、同社の有する調達・販売網や商品開発力等に、ドルチェの有するコンビニエンスストア向けの商売ノウハウ等を組み合わせ、あらゆる取引先にとってなくてはならない菓子卸となることを目指してまいります。
当社は、経営方針「The Brand-new Deal ~利は川下にあり~」のもと、社会の変化とともに多様化するニーズを的確に捉え、川下ビジネスを開拓・進化させながら、事業領域の拡大を目指してまいります。
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※1本再編は、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律第10条第2項に基づく当社及びコンフェックスHDの届出に、公正取引委員会から排除措置命令を行わない旨の通知がなされることを条件として実行される予定です。
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※2売上高4,000億円規模および国内菓子卸売業界における売上高ベースでのNo.1は、コンフェックスHDおよびドルチェの2026年3月期通期売上高見通しを合算した金額を、当社が把握する公開情報等と比較した当社試算に基づくものです。
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※3業界紙「フードニュース」2025年新年特集号に掲載の菓子卸業売上高上位ランキングの情報をもとに、当社が試算したものです。
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