アイフル公式アプリでマイナンバーカードによる本人確認と所得情報取得を開始
~NTTデータの「BizPICO®」「BizMINT®(自己情報取得API)」活用で、セキュアかつ円滑な融資申請プロセスを構築~
トピックス
2025年12月17日
アイフル株式会社
株式会社NTTデータ
アイフル株式会社(以下、アイフル)は株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)の本人確認サービス「BizPICO(R)」およびパーソナルデータ流通基盤「BizMINT(R)」を活用し、アイフル公式アプリにおいて、マイナンバーカードを活用した本人確認と所得情報のオンライン取得サービスを順次導入します。マイナンバーカードを用いた本人確認は2025年9月より開始しており、所得情報の取得は2026年を目途に利用可能となる予定です。これにより、利用者はマイナンバーカードとスマートフォンのみで所得情報を提出できます。利用者による写真撮影や入力の手間を削減しつつ、電子証明書を用いた厳格な本人確認によりセキュリティも大幅に向上します。またオペレーション業務を一部自動化することで業務効率化し、利便性・再提出削減による顧客サービス向上を実現します注1。
背景
2027年4月1日に施行予定である犯罪収益移転防止法施行規則により、従来広く用いられてきた運転免許証の画像送信や顔写真による本人確認手続きは廃止され、マイナンバーカードを利用した公的個人認証サービス(JPKI)や本人確認書類のICチップ読み取りによる方式が義務化されます。
こうした社会的な制度変更に加え、消費者行動のデジタルシフトが加速するなか、アイフルは2027年3月末までに全店舗網を廃止し、オンライン完結型サービスへの移行を進める方針を決定しています。NTTデータは、金融機関のデジタル化を支えるソリューションの提供を通じて、利用者にとってより安全で利便性の高いサービス環境の実現を目指しています。
概要
アイフルとNTTデータは、アイフル公式アプリにおいて、マイナンバーカードを利用した本人確認と所得情報取得機能を導入します。
これにより、以下の効果が期待できます。
- 利用者の負担軽減
- 厳格な本人確認によるセキュリティ向上
- 融資審査効率化
- オペレーション業務の自動化
図1:サービスの仕組み
本人確認(BizPICO)
本人確認は、NTTデータの本人確認サービス「BizPICO」を介して行います。マイナンバーカード搭載の電子証明書(JPKI)を用い、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)と連携することで、真正性の高い本人確認を実現します。
所得情報の取得(BizMINT)
所得情報は、NTTデータのパーソナルデータ流通基盤「BizMINT」を通じて取得します。マイナポータルAPI注2の一つである自己情報取得APIと連携し、利用者の同意のもと必要な情報をアプリへ提供します。自己情報取得の際にはマイナンバーカードの券面事項入力補助APを用いて本人の基本4情報(氏名、住所、生年月日、性別)も取得します。
図2:アイフル公式アプリにおける所得情報取得の利用イメージ
今後について
アイフルとNTTデータは、引き続き、利用者が安心して金融サービスを利用できる環境を整備するとともに、デジタル技術を活用し、お客さまの期待を超えるサービス・商品の提供を続けます。
注釈
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注1
満20歳~69歳までの定期的な収入がある方が対象(年金受給のみ・主婦・主夫・内定者等一部対象外有)
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注2
マイナポータルAPIとは、民間や行政機関等の組織が提供する外部サービスからの電子申請の受け付けや、システム利用者の同意のもと、行政機関から入手した自らの個人情報を外部サービスに提供することを可能にするものです。
- 「BizPICO」「BizMINT」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
アイフル株式会社
営業推進部
営業DX推進課担当
和田、松村
TEL:077-502-0151
株式会社NTTデータ
社会基盤ソリューション事業本部
社会DX&コンサルティング事業部
ソーシャルビジネス推進室
コンサルティング担当
福田、中村
E-mail:bizpicobizmint@hml.nttdata.co.jp
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