<iCEP PLASTICS> 陶芸家・谷本洋氏の展示会へ使用済み容器包装プラスチック循環材活用什器を供給

2025/12/18  大栄環境 株式会社 

2025 年12月18日
三重中央開発株式会社
資源循環システムズ株式会社
アトリエ音土
三重県樹脂開発協同組合
株式会社八木熊

<iCEP PLASTICS>
陶芸家・谷本洋氏の展示会へ使用済み容器包装プラスチック循環材活用什器を供給
― 見過ごされてきたサステナブル素材に光を当て、アート×文化×リサイクルの架け橋へ ―


三重中央開発株式会社・資源循環システムズ株式会社・アトリエ音土・三重県樹脂開発協同組合・株式会社八木熊の5者にて、iCEP PLASTICSリサイクルコーディネートの一環として、2025年10月1日(水)から10月6日(月)まで日本橋三越にて開催されました、陶芸家 谷本洋氏の展示会「谷本洋 作陶展」へ、リサイクルプラスチック素材を活用した展示什器を供給いたしました。私たちは、これまで陽の目を見てこなかったサステナブル素材に光を当て、新たな価値を創出する試みに挑戦してまいります。



1.取組み概要

本取組みでは、三重中央開発の製造する容器包装プラスチック由来のペレットから陶器の展示会に活用できる陶器敷板、写真額縁、立札卓へとリサイクルしました。リサイクルの技術力にアートの力が加わることで、リサイクルを促進させる起爆剤になるのではないかという着想からスタートしています。通常は低品位の再生材料として流通するところ、アートの力で再生材が美術品を彩り、そして美術品そのものになり得る可能性を模索しました。本作品では、本来であればマイナス要因となる製品の気泡をテクスチャーとして見立て、美術作品である立礼卓のデザインへと転換する試みなど、素材の“個性”を美へと昇華させる取り組みを行っています。見過ごされがちな再生材に「物語」と「表情」を与えることで、素材の新しい魅力を引き出しました。

これらは資源循環システムズの iCEP PLASTICS コーディネートにより、以下の体制で製造されました。

アトリエ音土 谷本洋氏 谷本あけみ氏:リサイクル製品のプロダクトデザイン・空間演出 三重中央開発株式会社 :使用済み容器包装プラスチックからリサイクルペレットを製造 三重県樹脂開発協同組合:供給されたペレットを使用し、成形技術により展示什器を成形 株式会社八木熊 :展示什器の成形・加工工程を担当し、製品として完成

伝統的な陶芸作品とリサイクル素材から製造された什器の組み合わせは、展示会において来場者からの高い関心を獲得しました。当該什器は谷本氏の陶器作品の展示効果を高める役割を果たしたと認識しております。加えて、再生材を用いることで素材の循環の意義と可能性を体感いただく機会にもなりました。

今回の展示会における実績に基づき、今回の取組みに参画する 5 者は供給した什器の一般製品化に向けて検討を進めてまいります。加えて、アート×文化×リサイクルによる地域の懸け橋となるべく、地元・伊賀の文化施設と連携したお披露目の企画展示を予定しています。

今後もiCEP PLASTICSを通じて、パートナー各社様との連携を継続し、使用済みプラスチックを循環利用した製品開発を推進することで、資源循環型社会の実現に貢献してまいります。

2.参考資料

▽陶芸家 谷本洋氏プロフィール

▽取組みイメージ

1958
三重県伊賀市に谷本光生を父として生まれる。
幼少のころから伊賀焼に接する。
伊賀・京都にて陶芸を学ぶ

1984
個展・グループ展にて作品発表を始める。

1984
渡仏。パリにてデッサン・油絵を学ぶ。
造形作家J・Gアルチガスの助手となる。
パリ郊外にアトリエを設け、作陶を始める。

1988~
独立。伊賀に谷本洋陶房を開く。
以後、バルセロナでの作陶・個展開催、ニューヨークパリ等で個展・ワークショップ開催と海外でも活躍。

立札卓

陶器敷板と写真額縁

▽動静脈連携リサイクルトータルコーディネート iCEP PLASTICS

大栄環境株式会社、資源循環システムズ株式会社、株式会社八木熊、株式会社ユニアデックスの4社により、各社の強みを活かした廃プラスチックの回収・再生樹脂化・成形加工・製品化をワンストップで提供し企業のリサイクルスキームの構築を支援

https://icep-plastics.rcs-dx.jp/

■本リリースに関するお問合せ先
資源循環システムズ株式会社 取締役 瀧屋
Mail:info@rcs-dx.jp

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