2025年12月22日
令和7年度臭気判定士試験の結果について
環境省では、毎年度、臭気判定士(国家資格)の取得に必要な試験として、臭気判定士試験を実施しています。
令和7年度の試験は、令和7年11月23日(日)に東京都、愛知県及び大阪府の3か所で一斉に行われ、360名が受験し、合格者は103名(合格率28.6%)でした。
令和8年度からは、臭気判定士試験がCBT方式※へ移行することに伴い、現在の開催地(東京都、愛知県、大阪府)以外でも実施予定です。
※CBT方式
「Computer Based Testing」の略称で、コンピューターのディスプレイに問題が表示され、マウスやキーボードを使って回答を入力する方式です。
臭気判定士について
臭気判定士は、悪臭防止法(昭和46年法律第91号)の施行に当たって必要となる臭気指数及び臭気排出強度(以下「臭気指数等」という。)の測定について、市町村等からの委託業務を担当する者(臭気測定業務従事者※)の質を確保するための資格です。この資格を取得するには、臭気判定士試験(悪臭防止法第13条第1項に規定する臭気指数等に係る測定に関する必要な知識についての試験)に合格し、かつ、嗅覚検査に合格する必要があります。
なお、臭気判定士試験及び嗅覚検査の実施に関する事務は、悪臭防止法第13条第2項の規定に基づき指定されている公益社団法人におい・かおり環境協会が行います。
※臭気測定業務従事者の業務
臭気測定業務従事者は、人間の鼻(嗅覚)を使ったにおいの測定法(嗅覚測定法)に基づき、パネル(実際に嗅覚を用いてにおいの有無を判定する人)の選定、試料の採取、判定試験の実施、結果の取りまとめといった一連の作業を管理・統括する責任者です。悪臭防止法に基づき、市町村長は、嗅覚測定法による測定値(臭気指数等)が規制基準に適合しない場合、悪臭の発生源である事業者に対し、改善勧告・改善命令を行うことができ、そのために必要な測定を臭気測定業務従事者に委託することができます。
試験の概要
(1)試験日
令和7年11月23日(日)
(2)試験実施地
東京都、愛知県及び大阪府
(3)試験科目
嗅覚概論、悪臭防止行政、悪臭測定概論、分析統計概論及び臭気指数等に係る測定の実務
(4)受験申請者数
421名(うち360名が受験)
令和7年度合格者の状況
(1)合格者数
103名
(2)合格率
28.6%(受験者360名に対する割合)
(3)合格基準
次の条件を満たすこと
ア)総合得点率 70%以上
イ)各科目別最低得点率 33%以上
ただし、「臭気指数等の測定実務」については、問31~38の8題(多肢択一)は33%以上、問39~44の6題(数値解答)は66%以上としています。
試験結果の発表
令和7年12月22日付けで合格者に合格証書を、不合格者にはその旨を通知するとともに、公益社団法人におい・かおり環境協会ホームページ上に合格者の受験番号を掲載します。
https://orea.or.jp/
連絡先
環境省 水・大気環境局 環境管理課 環境汚染対策室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8299
- 室長
- 鈴木 清彦
- 室長補佐
- 服部 麻友子
- 室長補佐
- 平田 敦史
- 担当
- 尾股 愛菜