「NISSAN ENERGY SHARE」を栃木日産佐野店に導入
「持続可能な販売店モデル」を構築し、地域とともに脱炭素社会をめざす
2025/12/22
日産自動車株式会社
栃木日産自動車販売株式会社
日産自動車株式会社（本社：神奈川県横浜市西区、社長：イヴァン エスピノーサ、以下日産）と栃木日産自動車販売株式会社（本社：宇都宮市不動前5丁目1番29号、社長：小平 雅久、以下栃木日産）は、栃木日産佐野店において2026年1月より電気自動車（EV）を活用したエネルギーマネジメントサービス「NISSAN ENERGY SHARE（ニッサンエナジーシェア）」の運用を開始します。自動車の販売店への導入としては初めての事例となります。
「NISSAN ENERGY SHARE」は、EVを「走る蓄電池」として活用し、充放電を賢く制御することで、電力ピークの抑制や電気料金の最適化を実現する法人向けエネルギーマネジメントサービスです。
主な特徴は以下の通りです。
- スマート充電によるピークシフト：建物の電力消費状況とEVのバッテリー残量を把握し、最適な充電タイミングを自律的に制御。
- 放電マネジメントによるピークカット：電力需要が高まる時間帯にEVから建物へ給電し、電力ピークを低減、電気料金を削減。
- 再生可能エネルギーとの連携：太陽光発電と組み合わせ、昼間にEVへ充電、夜間に給電することで、RE100*1達成に貢献。
- 災害時の電力供給：停電時にはEVから店舗への給電が可能で、BCP対策を強化。
栃木日産佐野店では、太陽光発電パネル（約40kW）に加え、V2H（Vehicle to Home）機器3台と普通充電器5台を導入し、試乗車を含む社有車のEV8台を同時に制御することで、店舗全体のエネルギーを最適にマネジメントします。これにより、店舗運営における持続可能性やレジリエンスを高め、環境価値の向上やお客さまからの信頼獲得につなげます。
今回の導入は、2025年9月に栃木県と日産グループが締結した「電気自動車を活用したカーボンニュートラル実現に関する連携協定」に基づく取り組みです。本協定では、各施設で再生可能エネルギーとEVを組み合わせて使用することや、EVの普及と利活用を促進することが掲げられています。栃木日産は、これらの取り組みを通じて、地域における脱炭素経営のロールモデルとなることを目指しています。
日産は、サステナビリティを事業の中核に据え、よりクリーンで安全、インクルーシブな世界を目指し、商品や技術、サービスを提供しています。EVの開発、販売にとどまらず、世界初のV2H市場投入や、実質再生可能エネルギー100％の「日産でんき」の提供など、EVに使用する電力のCO2排出量削減にも取り組み、クルマのライフサイクル全体で環境負荷低減を進めてきました。今後も、移動と社会の可能性を広げるさまざまな取り組みや実証を通じて、カーボンニュートラルの実現と未来のまちづくりに貢献していきます。
*1 企業が自らの事業の使用電力を100％再エネで賄うことを目指す国際的なイニシアティブ
以上
