令和07年12月23日
令和7年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果概要を公表します
全国の小学校5年生男女と中学校2年生男女の全ての種別において、全員を対象とした「全国体力・運動能力、運動習慣等調査(悉皆)」が、令和7年4月から7月までの間に実施されました。
令和7年度の本県公立小中学校の実施状況および結果の概要は、以下のとおりです。
1 実施状況
校種(学校数) 参加学校数 参加児童生徒数
小学校(357校) 337校 12,937人
中学校(169校) 150校 12,787人
※参加校数:小(335/339校)、義務教育学校(1/1校)、特別支援学校小学部(1/17校)
中(148/149校)、義務教育学校(1/1校)、特別支援学校中学部(1/18校)、
県立中学校(0/1校)
※該当学年児童生徒数が0人等で実施できない学校は、参加校数から除いています。特別支援学校
等に在籍している児童生徒については、障がいの状態等を考慮して参加の判断をしています 。
2 結果の概要
(1)実技に関する調査結果
・本県の体力合計点(実技8種目の成績を1点から10点に得点化し、合計した得点)を全国と比較
すると、小学校男子及び中学校男女は上回りましたが、小学校女子は下回りました。(昨年度は
中学校男子は上回り、小学校男女及び中学校女子は下回りました。)
種目別に比較すると、小・中学校男女合わせて34種目中18種目が上回り、1種目が同値、15種目
が下回りました。(昨年度は12種目が上回り、1種目が同値、21種目が下回りました。)
・令和7年度と令和6年度における本県の体力合計点を比較すると、全ての種別において上回りま
した。
種目別に比較すると、小・中学校男女合わせて34種目中26種目が上回り、1種目が同値、7種目
が下回りました。(昨年度は11種目が上回り、1種目が同値、22種目が下回りました。)
(2)運動習慣・運動意識・生活習慣調査結果
・運動習慣については、体育の授業を除く1週間の総運動時間420分以上の本県の児童生徒の割合
を、全国と比較すると、小学校男女は下回りましたが、中学校男女は上回りました。また、令和
6年度の本県と比較すると、全ての種別において下回るとともに、減少傾向が続いています。
・運動意識については、「運動やスポーツをすることは好き」「体育・保健体育の授業は楽しい」
「将来、自主的に運動やスポーツをする時間を持ちたい」と回答した本県の児童生徒の割合を、
全国と比較すると、全ての種別において上回りました。また、令和6年度の本県と比較すると、
「運動やスポーツをすることは好き」の項目のみ、全ての種別において上回りました。
・生活習慣については、「朝食を毎日食べる」と回答した本県の児童生徒の割合を、全国と比較す
ると、全ての種別において下回りましたが、令和6年度の本県と比較すると、小学校男女及び中
学校男子においては上回りました。
「睡眠時間が8時間以上」と回答した本県の児童生徒の割合は、全国及び令和6年度の本県と比
較すると、全ての種別において上回りました。
「平日のスクリーンタイムが4時間以上」と回答した本県の児童生徒の割合は、全国と比較する
と、小学校男子のみ低くなり、改善が見られました。また、令和6年度の本県と比較すると、小
学校男女及び中学校男子に改善が見られました。
3 令和7年度の体力テスト種目別及び体力合計点
(1)小学校5年生の状況
①令和6年度と令和7年度の体力合計点の比較
男子 男子 女子 女子
R7 R6 R7 R6
三重県 53.08 52.31 53.80 53.71
全国 53.02 52.53 53.97 53.92
②体力合計点における全国との比較
全国と比較して、男子は0.06ポイント上回り、女子は0.17ポイント下回りました。
③各種目における全国との比較
男子は握力、反復横とび、立ち幅とび、ソフトボール投げの4種目、女子は握力、長座体前屈、
反復横とび、ソフトボール投げの4種目において全国を上回りました。全国を上回った種目数:
8/16種目(R6:7/16種目)
④昨年度の本県との比較
体力合計点は、男子は0.77ポイント、女子は0.09ポイント上回りました。種目別に見ると、男子
は8種目すべて、女子は上体起こし、長座体前屈、反復横とび、20mシャトルランの4種目におい
て上回りました。昨年度の本県を上回った種目数:12/16種目 (R6:1/16種目)
(2)中学校2年生の状況
①令和6年度と令和7年度の体力合計点の比較
男子 男子 女子 女子
R7 R6 R7 R6
三重県 42.40 41.92 47.91 47.27
全国 42.20 41.86 47.58 47.37
②体力合計点における全国との比較
男子は0.20ポイント、女子は0.33ポイント上回りました。
③各種目における全国との比較
男子は握力、長座体前屈、反復横とび、立ち幅とび、ハンドボール投げの5種目、女子は握力、
長座体前屈、反復横とび、立ち幅とび、ハンドボール投げの5種目において全国を上回りました。
全国を上回った種目数:10/18種目(R6:5/18種目)
④昨年度の本県との比較
体力合計点は、男子は0.48ポイント、女子は0.64ポイント上回りました。種目別に見ると、男子
は、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、持久走、20mシャトルラン、立ち幅とび、ハン
ドボール投げの8種目、女子は、握力、上体起こし、長座体前屈、持久走、立ち幅とび、ハンドボ
ール投げの6種目において上回りました。昨年度の本県を上回った種目数:14/18種目(R6:10/18
種目)
※結果の詳細、概要については、別紙を参照してください。
関連資料
- (別紙1)令和7年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果概要について(PDF(1MB))
- (別紙2)「令和7年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の概要について(PDF(134KB))