2025 年 12 月 23 日
BIPROGYとリース事業領域における協業検討を開始 ~オートリース機能を強化し、幅広い顧客ニーズに応えるリースソリューションへ~
SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、リース事業者向け基幹システムを手掛ける BIPROGY 株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:齊藤 昇、以下 BIPROGY)と、リース事業領域における協業検討を開始することをお知らせいたします。
1.背景
SCSKは、大手リース企業向けのシステム構築で培った多数の実績と、車両管理領域における豊富なノウハウを有しています。一方、BIPROGY はリース業向け基幹システム分野において、数多くのパッケージ提供実績とユーザ基盤を有し、幅広い導入経験を活かした業務知見を強みとしています。SCSKが得意とするオートリース車両管理・メンテナンス分野と、BIPROGY が保有するリース事業者向け基幹システム分野の融合により、幅広いリース事業者ニーズに応えるソリューションの拡充が可能になると判断しました。今後両社は、システム連携や機能拡張を視野に入れ、リース事業者様の業務効率化および顧客サービス向上に資する協業の具体化を検討してまいります。
2.検討領域
近年、自動車に対する価値観が「所有から利用」へと変化していることもあり、オートリース市場は拡大傾向にあります。そのような背景から、多くのリース事業者がオートリース事業への本格参入やサービス強化を検討しています。しかし、オートリース特有の調達・登録・車検・点検といった複雑な車両管理に対応できるシステムが既存のリース基幹システムとは別に必要となり、「手作業での二重管理による業務の非効率」や「正確な車両情報のリアルタイムな把握が困難」といった課題を抱えています。このような課題を解決するため、両社はそれぞれの強みを融合し、リース事業者の業務効率化と新たな価値提供に繋がる以下の領域で協業を検討します。
① 契約・車両情報の一元管理による業務品質の向上
リース基幹システムの契約情報と、車両管理システムの詳細な車両情報(車検証情報、点検履歴など)をシームレスに連携させ、情報の一元管理を実現します。これにより、二重入力の撤廃と入力ミスの削減を図り、迅速かつ正確な顧客対応を可能にします。
② 車両ライフサイクル管理の自動化による管理工数の削減
車両ごとの車検や法定点検の満了日管理、メンテナンス時期の自動通知など、これまで手作業に頼っていた車両のライフサイクル管理を自動化します。これにより、管理業務の工数を大幅に削減し、計画的で最適な車両コンディションの維持を支援します。
③ 請求・支払業務の統合による経理業務の効率化
月々のリース料に加え、メンテナンス費用や燃料代といった車両ごとにかかる変動費用を自動で取り込み、請求データを一元的に作成できる仕組みを構築します。これにより、請求書の発行から入金管理まで、経理業務全体の生産性向上に貢献します。
本件に関するお問い合わせ先
SCSK株式会社
金融事業グループ
金融システム第二事業本部 営業部 徳植・片山
E-mail:kuruma-no-lease-sales@scsk.jp
※ 掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。