ケイトウ「フランマ」シリーズの営利生産者向け種子を発売

2025/12/24  株式会社 サカタのタネ 

  • ニュースリリース

2025年12月24日

サカタのタネ、ケイトウ「フランマ」シリーズの営利生産者向け種子を発売

高温条件下でも花色を維持、分枝性に優れた新シリーズ

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サカタのタネは、高温条件下でも退色しづらく分枝性に優れたケイトウ「フランマ」シリーズの営利生産者向け種子を2026年1月下旬より発売します。

フランマ」シリーズは、草丈約40~50cmの羽毛系ケイトウです。分枝性に優れており、高温条件下でも鮮やかな花色を維持できることが特長です。

近年の猛暑により夏の暑さに強い花壇用品目の重要性が高まっています。ケイトウは耐暑性のある品目のうちの一つで、初夏から秋の植栽で活用されています。中でもニーハイタイプと呼ばれる草丈40~50cmほどの品種は花壇で使いやすく需要があります。当社はこれまで羽毛系ケイトウとして極わい性の「ゆかた」、わい性の「きもの」、中高性の「センチュリー」(草丈50~80cm)を展開していましたが、今回新たに中高性の「フランマ」を追加し、羽毛系ケイトウのバリエーションを拡充しました。

フランマ」シリーズは「ブライトレッド」「オレンジ」「レッド」「ピンク」「ゴールデン」「レッドウィズブロンズリーフ」「ローズXL」の7色展開です。シリーズの中でも特に「フランマ ゴールデン」は、夏の高温期でも鮮やかな発色を長期間維持することができ、公園花壇の管理者から高く評価されています。「フランマ ピンク」は、人気のピンク系の花色で花壇の主役としても活用できます。「フランマ ピンク」は花や野菜の新品種の審査会「オール・アメリカ・セレクションズ」(AAS)でも評価され、2025年度の「National Winner」を受賞しました。なお「フランマ オレンジ」も耐暑性と花持ちのよさが評価され、2022年度の「National Winner」を受賞しています。

フランマ」シリーズの価格(※)は各品種1袋1,000粒入りで3,740円(税込)です。全国の種苗店、JAルートを通じて販売します。

  • 価格は全て希望小売価格(税込)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。

夏花壇の景観維持に貢献

近年の猛暑の影響により、従来夏の花壇で利用されていた草花の観賞期間が短くなる、夏の高温のため枯れてしまうなど栽培が難しくなっています。こうした状況を背景に、夏の高温環境に適した品目の選定が、これまで以上に重要視されています。耐暑性のあるケイトウは、近年の猛暑でも活躍が期待される品目です。花穂の色を長期間維持できる「フランマ」シリーズは、夏場の花壇の景観維持に活用できます。

ケイトウ「フランマ」シリーズを使用した花壇
(撮影地:北海道 四季彩の丘、撮影日:2025年9月12日)

「フランマ」シリーズラインアップ

ブライトレッド

オレンジ

レッド

ピンク

ゴールデン

レッドウィズブロンズリーフ

ローズXL(※)

  • フランマ ローズXL」はシリーズ内の他品種と比較して、穂が長く、生育が遅い晩生の品種です。また比較的大柄になりやすく、草姿や定植後の草勢が他色と異なります。より一層、草丈の欲しい植栽やガーデニングでの使用に向いています。

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