プレスリリース
令和7砂糖年度の「砂糖及び異性化糖の需給見通し」について
令和7年12月24日
農林水産省
~令和7砂糖年度(及び同年度1月から3月期)における砂糖及び異性化糖の需給見通しを公表~
| 令和7砂糖年度1月から3月期の分蜜糖の消費は401.9千トン、異性化糖の消費は174.9千トンと見通す |
農林水産省は、砂糖等に関して適切な価格調整を図るため、令和7砂糖年度及び同年度1月から3月期における砂糖及び異性化糖の需給見通しを作成しましたのでお知らせします。
1.趣旨
農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、砂糖等に関して適切な価格調整を図るため、四半期毎に砂糖及び異性化糖の需給見通しを作成しています。
この需給見通しは、今後の消費量と供給量の見通しを示すことによって、関係者(生産者、製造業者、実需者)等に役立ててもらうものです。
2.今後の消費量の見通し(令和7砂糖年度及び同年度1月から3月期)のポイント
(1)分蜜糖の消費量見通し
令和7砂糖年度の分蜜糖の消費量の見通しは、近年の消費動向等を総合的に勘案し、1,750千トン(対前年+0.2%、+3千トン)と見込んでいます。
1月から3月期の見通しは、近年の四半期別消費動向を踏まえ401.9千トンと見込んでいます。
(2)含蜜糖の消費量見通し
令和7砂糖年度の含蜜糖の消費量の見通しは、近年の消費動向等を総合的に勘案し、36千トン(対前年△6.5%、△3千トン)と見込んでいます。
1月から3月期の見通しは、近年の四半期別消費動向を踏まえ10.5千トンと見込んでいます。
(3)加糖調製品の消費量見通し
令和7砂糖年度の加糖調製品の消費量の見通しは、近年の消費動向等を総合的に勘案し、352千トン(対前年△3.0%、△11千トン)と見込んでいます。
1月から3月期の見通しは、近年の四半期別消費動向を踏まえ87.7千トンと見込んでいます。
(4)異性化糖の消費量見通し
令和7砂糖年度の異性化糖の消費量の見通しは、近年の消費動向等を総合的に勘案し、780千トン(対前年+1.8%、+14千トン)と見込んでいます。
1月から3月期の見通しは、近年の四半期別消費動向を踏まえ174.9千トンと見込んでいます。
3.消費量の見通し
|
年間 |
令和7砂糖年度1月から3月期 |
| (1)分蜜糖 |
1,750千トン |
401.9千トン |
| (2)含蜜糖 |
36千トン |
10.5千トン |
| (3)加糖調製品 |
352千トン |
87.7千トン |
| (4)異性化糖 |
780千トン |
174.9千トン |
4.供給量の見通し
|
年間 |
令和7砂糖年度1月から3月期 |
| (1)国内産糖 |
638千トン |
274.6千トン |
| (2)輸入糖 |
1,145千トン |
175.7千トン |
| (3)加糖調製品 |
352千トン |
87.7千トン |
| (4)異性化糖 |
780千トン |
174.9千トン |
<用語、数字の解説>
注1)砂糖年度とは、該当年の10月1日から翌年の9月30日までの期間です。
注2)分蜜糖とは、さとうきび、てん菜を原料とする糖汁を結晶化し、糖蜜を分離させた物で、上白糖、グラニュー糖などです。
注3)含蜜糖とは、さとうきびを原料とする糖汁を濃縮し、糖蜜を分離せずに固化させた黒糖などです。
注4)分蜜糖、国内産糖及び輸入糖は精糖ベース、含蜜糖は製品ベースです。
注5)異性化糖とは、ぶどう糖と果糖の混合液糖であり、主に清涼飲料に使用されます。
5.その他
(参考)
砂糖及び異性化糖の需給見通し
https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/kansho/satou.html
お問合せ先
農産局地域作物課
担当者:価格調整班
代表:03-3502-8111(内線4842)
ダイヤルイン:03-3502-5963