業界最小 1.45μmのLOFIC画素を採用した4Kイメージセンサーをセキュリティカメラ向けに商品化 [ソニーセミコンダクタソリューションズ]

2026/03/17  ソニーグループ 

報道資料
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2026年03月17日

業界最小※1 1.45µmのLOFIC画素を採用した4Kイメージセンサーを
セキュリティカメラ向けに商品化
~明暗差の大きな環境や暗所での高画質撮影により、認識精度の向上に貢献~

ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社

ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下、「ソニー」)は、業界最小※1 となる1.45µmのLOFIC※2 画素を採用した4K解像度のCMOSイメージセンサー『IMX908』を、セキュリティカメラ向けに商品化します。
本製品は、新開発したLOFIC画素を採用することで、1回の露光で4K解像度と96dBのハイダイナミックレンジを両立した撮影を実現します。さらに、低照度性能も向上させることで、明暗差の大きな環境や暗所において、従来よりも白飛びや黒つぶれ、ノイズの発生を抑えた高画質な撮像を実現します。
屋内外を問わずさまざまな環境下で、高精度な画像認識が求められるセキュリティカメラ分野で、高解像度とハイダイナミックレンジを両立する製品ラインアップを拡充し、安心安全な社会の実現に貢献します。

※1: セキュリティカメラ用途のCMOSイメージセンサーとして。ソニー調べ(2026年3月17日広報発表時)。
※2: LOFIC: Lateral Overflow Integration Capacitor(横型オーバフロー蓄積容量)。

CMOSイメージセンサー『IMX908』

型名 サンプル出荷時期
(予定)

1/2.8型(対角6.42 mm)有効約840万※3 画素
CMOSイメージセンサー『IMX908』

2026年3月末

※3: イメージセンサーの有効画素規定方法に基づく。


セキュリティカメラは、安全管理のためのモニタリングにとどまらず、市街地や施設といった生活空間の状態把握など、幅広い用途で社会に普及しています。昨今はAIによる画像認識も標準搭載されるようになり、明所から暗所まで安定して高画質な撮影を可能にするイメージセンサーへのニーズが高まっています。本製品は、セキュリティカメラ向けに新開発した、ソニー独自のLOFIC画素技術「STARVIS 3™」を搭載しています。従来製品※4 と比べて、飽和電荷量を約20倍まで拡大すると同時に、低照度性能※5 も約27%向上しており、96dBのダイナミックレンジを実現します。また、本製品は、HDR撮影において一般的な複数回露光による撮影ではなく、1回の露光でハイダイナミックレンジを実現するため、動体を含むシーンでもアーティファクト※6 を低減した高精細な画像出力が可能です。さらに、独自の画素設計により、これらの特性を業界最小サイズ※1 となる1.45µmのLOFIC画素で実現しています。明暗差の大きな環境や暗所において高画質な4K撮影を可能にすることで、セキュリティカメラの認識精度向上や多機能化に寄与します。

※4: 当社の1/2.8型有効約845万画素のセキュリティ向けイメージセンサー『IMX778』との比較。
※5: セキュリティ用CMOSイメージセンサーに関する、ソニー独自の低照度画質指標「SNR1s」に基づく。
※6: 画像処理の結果、実際の被写体とは異なる模様や色ずれとして画像上に現れる現象。


<主な特長>
■業界最小※1 1.45µmの微細LOFIC画素により、小型と4K解像度を両立
本製品では、新たに開発したLOFIC画素を搭載しています。LOFIC構造は、従来よりも効率的な電荷の蓄積と電圧変換を可能にし、センサーの飽和電荷量の拡大や低照度性能の向上に寄与します。この構造を業界最小※1 となる1.45µmの単一画素で実現することで、1/2.8型と小型サイズながら4K解像度での撮影を可能にしています。

■96dBのダイナミックレンジで、明暗差の大きな環境や暗所での高画質撮像を実現
本製品では、飽和電荷量を従来比※4 約20倍まで拡大することで、より多くの電荷を蓄積し、光が強い明所での撮影において白飛びを抑えた撮影が可能です。また、従来よりも少ない光量から電圧変換できるため、低照度性能※5 が従来比※4 で約27%改善し、暗所撮影における黒つぶれやノイズの発生も抑制されます。これらの特性改善により、単一露光で撮影できるダイナミックレンジが96dBまで拡大し、従来よりも明暗差が大きな環境や暗所においても、高感度で高画質な撮像を実現します。

従来品 4 :単一露光方式による撮影時

本製品『IMX908』単一露光方式による撮影時

■単一露光方式により、アーティファクトを低減した高精細な撮像を実現
本製品は、単一露光方式でハイダイナミックレンジを実現します。異なる露光時間で撮影された複数画像を合成処理する複数回露光方式とは異なり、アーティファクトの発生を抑えた撮像と高速な画像出力が可能です。これにより、動きのある被写体にも、AIによる画像認識の妨げとなり得る輪郭のずれや色ずれを抑えた高精細な撮影を安定して実現し、認識精度の向上に寄与します。また、本製品では、異なる変換効率で生成された複数の画像データの出力もできるため、カメラ設計により柔軟な選択肢を提供します。

従来品 4 :複数回露光方式による撮影時
(アーティファクト発生)

本製品『IMX908』単一露光方式による撮影時
(アーティファクト低減)


<関連リンク>
『IMX908』製品ページ
https://www.sony-semicon.com/ja/products/is/security/security/IMX908.html

当社のセキュリティカメラ用イメージセンサー技術STARVIS™について
https://www.sony-semicon.com/ja/technology/security/index.html


<主な仕様>
型名

IMX908-AQR1

イメージサイズ

対角 6.42 mm (1/2.8型)

有効画素数

3,856 (H) × 2,180 (V)
約840万画素

ユニットセルサイズ

1.45 μm (H) × 1.45 μm (V)

フレームレート

90 fps, 10bit
60 fps, 12bit

入力駆動周波数

24 / 27 / 37.125 / 72 / 74.25 MHz

電源電圧

1.1 / 1.8 / 3.3 V

HDR サポート機能

Clear HDR※7 (30 fps, 16 bit)
Clear HDR3※7 (30 fps, 16 bit)
Hybrid HDR3※7 (30 fps, 12 bit)
DOL/12 bit 2F 30 fps
DOL/10 bit 3F 30 fps

SNR1s

0.53 lx

ダイナミックレンジ

96 dB (Clear HDR3)

出力インターフェース

MIPI D-PHY 2 / 4 Lane

カラーフィルター

Bayer

パッケージ

セラミック LGA ARコート
Size 12.0 ㎜ (H) × 9.3 ㎜ (V)

※7: 内部合成あり。
※STARVIS、STARVIS 3およびそれらのロゴは、ソニーグループ株式会社またはその関連会社の登録商標または商標です。

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