能登半島地震復興支援研究プロジェクト令和7年度報告会の開催について (総務課)

2026/04/15  石川県  

能登半島地震復興支援研究プロジェクト
令和7年度報告会の開催について
1 日
時 令和8年4月21日(火) 午後1時00分~

2 場
所 石川県立大学 K219 大講義室(野々市市末松1丁目308番地)

3 内


能登半島地震によって多くの被害を受けた地域の復旧・復興を支援するため、農業、
畜産、防災そして食品分野に関する研究プロジェクトの成果報告を行います。
詳細は別紙をご覧ください。

4 参加予定者 本学の学生及び教職員、県職員、一般県民 等


問い合わせ先
石川県立大学 産学官学術交流センター
電話 076-227-7566

令和8年4月15日

(事務担当)

石川県立大学総務課 中

TEL:076-227-7404 FAX:076-227-7410


石川県立大学
能登半島地震復興支援研究プロジェクト令和 7 年度報告会

4月21 日(火)午後1時開始 会場 K219 大講義室
プログラム
アンケートにご回答ください
見附島の再生モチノキ
発表順
講演者
タ イ ト ル
時間
宮川 恒(学長)
開 会 挨 拶
13:001浅野桂吾(生産科学科講師)
液状化被害草地の経過報告および災害時断水下における乳牛トリアージ基準の検討
13:052馬場保徳(資源研准教授)
再生可能エネルギーと廃棄物処理最適化による能登復興支援
13:173藤原洋一(環境科学科准教授)
災害直後のため池における水位・被害把握手法の開発と被害要因分析
13:294小栁 喬(食品科学科准教授)
能登半島地震を越えて続いていく伝統発酵~醸造環境に息づく微生物の力を信じて
13:415大丸裕武(環境科学科教授)
地震後の災害リスクと防災対策
13:536宮口和義(教養教育センター教授)
能登復活(Foot活)プロジェクト - 子ども達の体力を取り戻そう -
14:057山下良平(環境科学科准教授)
被災した農村コミュニティの来し方行く末
14:17入れ替え・休

14:298塚口直史(生産科学科准教授)
能登農業生産者に対するスマート農業技術導入に関するアンケート調査
14:409上野裕介(環境科学科准教授)
里山里海を活かした能登の創造的復興を考える:自然環境×伝統知×グリーンインフラ
14:52(産学官連携学術交流センター長)
総 括
15:04

15:10発表順1~9:1課題12分(質問はアンケートに記入、後日回答)
問い合わせ
産学官連携学術交流センター 076-227-7566 柳井・北井
sangakukan@ishikawa-pu.ac.jp


発表順
発表者
学科
講演タイトル
要旨
1
浅野桂吾
生産
―液状化被害草地の経過報告および災害時断水下に
おける乳⽜トリアージ基準の検討―
令和6年能登半島地震による液状化被害があった牧草地において、経年的な牧草収量の変化について調査した結果を報告する。ま
た、断水被害のあった酪農家の乳量データを活用し、断水条件下において乳量減少の影響を受けやすい個体特性(産次数や産乳能力など)を明らかにし、限られた水資源および飼料を効率的に配分するための科学的基準を構築した。これにより、災害時におけ
る乳⽜群のトリアージ判断の体系化を試みた。
2
⾺場保徳
生物資源
再生可能エネルギーと廃棄物処理最適化による能登
復興応援
私たちのグループは,エネルギーもしくは廃棄物を専門とする4名の教員により,
(1)輪島市のスーパーマーケットへの自立型
メタン発電装置の設置,
(2)能登地域におけるマイクロ水力発電の実装可能性調査,
(3)地中熱を活用したオリーブ栽培によ
り能登に新しい産業を創出,
(4)能登地域のごみ処理の最適化,について進めてきた。本報告会ではそれぞれの進捗を紹介す
る。
3
藤原洋一
環境
災害直後のため池における水位・被害把握手法の開
発と被害要因分析
災害発生直後に現地確認が困難なため池の状況を迅速に把握するため、衛星画像や航空写真と数値標高モデルをGISで解析し、ため
池の水際標高から水位を推定する手法を開発した。また、生成AI(LVLM)を用いたため池の被害判別手法の検証を行い、CS立体
図が法面の被害や被害規模の把握に有効であることを確認した。さらに、ロジスティック回帰分析により、地質や下流勾配、築造
年代等がため池の被害発生に影響することを明らかにした。
4
小栁 喬
食品
能登半島地震を越えて続いていく伝統発酵〜醸造環
境に息づく微生物の力を信じて
令和6年能登半島地震により、奥能登地域をはじめ⽯川県内の伝統発酵食品産業が大きな打撃を受けました。奥能登地域の日本酒
蔵は多くが全壊となり、今でも多くの酒蔵で現地で酒造をできない状況が続いている。また、地震にともなう停電などインフラの
遮断に伴い発酵が異常化するなど、通常の醸造環境では起こりえない事態が数多く発生した。このような状況を受けて、発酵産業
の価値の維持や復興を目指して何か大学の立場でできないかと模索を続けてきたので、その一部について報告する。
5
大丸裕武
環境
地震後の災害リスクと防災対策
024年9月に発生した奥能登豪⾬では、同年1月の地震によって脆弱化した山地斜面から多くの⼟砂が流出して、被害を拡大したこ
とが指摘されている。地震後に⼟砂災害が発生した事例は、奥能登豪⾬以降にも認められることから、地震による災害リスクの高
まりは現在でも継続している可能性がある。これまでの災害履歴を踏まえて、地震によるリスクの上昇と回復過程を明らかにする
とともに、高リスク域の存在を踏まえた防・減災技術を考える必要がある。
6
宮⼝和義
教養
能登復活(Foot活)プロジェクト (2) − 子ども達
の体力を取り戻そう −
能登半島地震後、被災地の子ども達において運動機会の減少に伴う体力低下が顕在化している。本事業では、ラダー運動やなわと
び運動を中心とした省スペース型運動プログラムを導入し、⾛力・跳躍力・協応性の向上を図った。珠洲市立直小学校等での実践
を通じ、指導上の留意点を整理した教材を作成し、被災地学校現場における体力回復と継続的運動応援モデルの構築を目指した。
7
山下良平
環境
被災した農村コミュニティの来し方行く末
令和6年能登半島地震によって被災した農村地域の復旧復興過程,さらには現在抱えている課題,そして現場が⾒据えようとしてい
る未来の展望令和6年能登半島地震によって被災した農村地域の復旧復興過程,さらには現在抱えている課題,そして現場が⾒据え
ようとしている未来の展望は様々である。制度も日々アップデートされ,被災地の住民の意向が定まらないなかで,本プロジェク
トを通してコミュニティ再建を応援してきた実践的な取り組みを報告する。また,徐々に鮮明になる課題についても⾒解を示し,
農山村地域の現場の実態を共有する。
8
塚⼝直史
生産
能登農業生産者に対するスマート農業技術導入に関
するアンケート調査
能登の震災および水害による人⼝流出により、農業現場では労働力不足が加速している。この労働力不足に対応するためには、ス
マート農業技術の導入が不可⽋である。しかしながら、農業現場への技術導入に対しては様々な障壁があると考えられる。スマー
ト農業技術の開発、普及、および導入応援のための基礎として、水稲生産を基盤とする経営体を対象に、スマート農業技術の導入
状況およびその導入ハードルについて調査した。
9
上野 裕介
環境
⾥山⾥海を活かした能登の創造的復興を考え
る:自然環境×伝統知×グリーンインフラ
世界農業遺産に認定されている能登の⾥山⾥海は、地震と豪⾬によって大きな被害を受けた。私たちは、水田・森・磯・海浜など
の生物モニタリングとともに、「能登のグリーンインフラ復興を考える研究会」を立ち上げ、県内外の80名超の有志と協働を進
めている。今回は2026年5月のトキ野生復帰(放⿃)に向けた水田の採餌環境・餌生物の調査結果も示し、自然を活用した能登の創
造的復興の取組みを紹介する。