更新日:2026年4月27日
5.高鈴県立自然公園
位置図(JPG:27キロバイト)>>公園計画図(JPG:8,305キロバイト)>>
総説
高鈴山を中心として南北に長い多賀山地南部の山稜線が公園区域となっています。
石尊山、神峰山、高鈴山、及び風神山まで連なる準平原化した山なみからの眺望はすばらしく、西は那須連山、東は日立の市街地と太平洋を望み、南は大洗、鹿島の工業地帯までが一望出来ます。これらの山々は日立市・常陸太田市の市街地から近いため山頂までのハイキングコースが整備されています。
本公園はスギ、ヒノキの植林地が多く、山頂付近と社寺有地には比較的自然林が残っています。
文化景観としては御岩神社・真弓神社があり、日立の公園入口付近にある「かみね公園」は動物園と共に市民の憩の場として親しまれています。
地形・地質
本公園は、阿武隈山地の最南部を占めています。北の石尊山から南の真弓山まで、山々が連なり、主峰は高鈴山の623.7mです。平均標高は300m位で、その山稜を連ねると波状の平坦な面となり、高原状の地形呈しています。平坦面は、浸食作用の結果生じた準平原です。
この多賀山地は、花崗岩類、片磨岩類、結晶片岩類及び秩父古世層などから成り、その東西両側は、第3紀層や第4紀層が分布しています。
植物
照葉樹と落葉広葉樹が混生する地域であり、この公園をほぼ南北に走る稜線の東面・南面では、ヤブツバキ、シロダモ、ヒサカキ、ベニシダ、ヤブコウジなどがみられ、南面・北面では、イヌシデ、クリ、イロハモミジ、ケヤキ、モミなどがあり植物相の豊かな地域です。
神峰山、高鈴山付近は、ヤシャブシ、リョウブ、オオバヤシャブシが優占し、特徴ある景観をつくっています。
本地域で自然林に近い林相をもつものに真弓神社神域一帯が上げられる。南北に走る稜線の東側と西側とにまたがる社殿を中心に、160,000平方メートルに及ぶ豊かな森を形成しています。社殿の東南の谷及び参道一帯には杉の大木が林立し、特に爺杉は圧巻です。
動物
日立市などの市街地の後背地の山稜という地理的位置にあり、人為的影響を強く受けており、本州中部の平地や低地の平均的動物相を呈しています。ただし動物地理分布上、暖帯性動物群と温帯性動物群の漸移地帯に位置し、両者の動物相が混交しているのが昆虫などにみられます。
この地域は、特にヘビの種類が多く、シマヘビ、アオダイショウ、マムシ、ヤマカガシなどが普通にみられます。
みどころ
- 御岩神社(日立市入四間町):樹齢500年の地上5m地点から三ツ股に分かれ天に向って伸びている珍らしい杉で県の天然記念物に指定されています。
- 真弓神社(常陸太田市真弓町):八幡太郎義家が弓を奉納した伝説をもつ推定樹齢900年の巨杉は、天然記念物に指定され、この他神社参道沿いには大杉が立ち並び原始林的な様相を呈しています。
- 高鈴山・神峰山:神峰山のハイキングコースの入口には日立市郷土博物館、動物園、遊園地等からなる神峰公園があり家族づれに親しまれています。神峰山へは日立鉱山の大煙突付近を通り頂上へ登ると大洗から鹿島の工業地帯まで一望にでき、さらに高鈴山へも尾根づたいにハイキングコースが整備されています。頂上からは西は玉廉の滝方面、東は助川城跡へもコースが整備されています。
- 石尊山(日立市):公園の最北端にあり山頂には園地が整備されています。
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