漂着アオサ等のアップサイクルに向けた共同研究の推進について ~第2期実証実験の実施および環境学習への協力~ [池田泉州銀行]

2026/06/17  株式会社 池田泉州ホールディングス 

2026 年 6 月 17 日

漂着アオサ等のアップサイクルに向けた共同研究の推進について
~第 2 期実証実験の実施および環境学習への協力~


株式会社池田泉州銀行(頭取 CEO 阪口 広一)は、泉南市、国立大学法人神戸大学、光オンデマンドケミカル株式会社および株式会社ヴァイオスと連携し、漂着アオサ等のアップサイクルに向けた共同研究に取り組んでいます。

本研究は、地域の環境課題である漂着アオサを資源として有効活用し、循環型社会の実現を目指すものであり、当行は産官学金連携による社会実装支援や地域連携のコーディネートを担っています。

このたび、第 2 期の実証実験の開始に加え、本研究を題材とした環境学習を実施することとなりましたのでお知らせいたします。

■事業の背景・目的

大阪府泉南市のタルイサザンビーチでは、毎年夏季に大量のアオサが漂着し、腐敗による悪臭や景観の悪化が海水浴等の観光分野に影響を与えています。また、回収したアオサは塩分や砂を多く含むため、焼却処理による焼却炉の劣化等の課題もあり、持続可能な処理方法の検討が必要でした。

これらの課題の解決に向け、泉南市では国立大学法人神戸大学、光オンデマンドケミカル株式会社、株式会社ヴァイオス及び当行と連携し、2025 年 7 月より、「漂着アオサ等のアップサイクルに向けた共同研究」を実施しています。

この研究では、漂着アオサからバイオガスを発生させ、そのバイオガスから有用化学品を生成する技術の研究・実証を進め、漂着アオサを「廃棄物」ではなく「資源」として循環利用するモデルの構築を目指しています。

2025 年度の第 1 期実証実験では、漂着アオサ由来のバイオガスからポリウレタン原料等として利用される有用化学品の合成に世界で初めて成功するなど、社会実装に向けた可能性が確認されました。

(アオサ回収から有用化学品合成までの過程)

(共同研究の実施体制)

実施機関・企業
役割
株式会社ヴァイオス
漂着アオサ等のバイオガス化及びバイオ液肥化
国立大学法人神戸大学
光オン・デマンド合成法の基礎化学研究
光オンデマンドケミカル株式会社
バイオガスから有用化学品への変換
株式会社池田泉州銀行・泉南市
社会実装に向けた実証、制度検討、地域連携等

(実証スケジュール)

実施期間
内容
2025 年 7 月~12 月
第 1 期実証実験開始 地域特有課題である「アオサ」のアップサイクル(有用化学品化)
2026 年 1 月~11 月
第 2 期実証実験開始 泉南市双子川浄苑へのメタン発酵システム設置及びメタンガスの捕集及びオンサイトでの有用化学品への変換
2026 年 6 月~11 月
KOBE 光ものづくりオープンイノベーション拠点における、有用化学品の量産化に向けた技術実証

■第 2 期の実証実験について

本実証実験は研究成果の地域への社会実装を目指し、2025 年から 4 期(約 4 年)に渡り取り組むもので、第 1 期の成果を受けて 2026 年 1 月より、泉南市し尿処理施設「双子川浄苑」にメタン発酵システムを設置し、漂着アオサや食品残渣等からバイオガスを生成する実証実験を開始しています。

第2期実証では、泉南市内の小学校給食を製造する河北食品株式会社をはじめ、市内外の企業の協力のもと、学校給食の残飯や野菜くずなどの廃棄物をメタン発酵システムへ投入し、アオサ以外の資源も活用したバイオガスの安定的な生成および発生量の拡大に向けた検証を進めています。

これにより、漂着アオサのみならず、市内で発生する様々な未利用資源を有効活用した地域循環モデルの構築と、メタンガス発生量のスケールアップを目指しています。

また、採集したメタンガスを用いて、光オンデマンドケミカル株式会社が、国立大学法人神戸大学の設立した「KOBE 光ものづくりオープンイノベーション拠点」において、有用化学品の量産化に向けた技術実証に取組みます。 なお、本実証は、MUIC Kansai(運営:一般社団法人関西イノベーションセンター)が実施する社会実装支援事業に採択されており、事業化・社会実装に向けて同法人の協力も得て取組を進めていく予定です。

■環境学習実施概要

本共同研究の取組みを活用した環境学習として、泉南市立樽井小学校 5 年生児童を対象に、地域の環境課題と資源循環を学ぶ体験学習を実施し、当行も連携機関として当日の会場運営等に参画します。

(1)開催日時
2026 年 6 月 29 日(月)9 時 15 分~10 時 30 分(予定) ※予備日:2026 年 7 月 3 日(金)
(2)開催場所
①講演会:SORA RINKU ミーティングルーム(泉南市りんくう南浜 2 番 201 泉南りんくう公園内)
②アオサ回収:タルイサザンビーチ(泉南市りんくう南浜)
(3)参加者
樽井小学校 5 年生児童
(4)講師 神戸大学大学院理学研究科 准教授 津田 明彦氏
(5)協力企業
①株式会社セレッソ大阪:アンバサダー派遣、児童との交流
②大塚製薬株式会社:熱中症対策飲料の提供、熱中症対策セミナーの実施

■その他 本研究に係る詳細については、泉南市ウェブサイトをご確認いただきますようお願いいたします。

https://www.city.sennan.lg.jp/kakuka/seichousenryaku/renkei/kouminrenkei/11695.html

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