日本鋳鉄管株式会社、鋳鉄管を1人で接合できる工具「楽ちゃく」を開発

2021/11/19  日本鋳鉄管 株式会社 

~作業時間半減「楽に、早く、確実に」を可能に~

水道管・ガス管メーカーとして生活インフラを支える日本鋳鉄管株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:日下修一、証券コード:5612)は、鋳鉄管接合現場での「楽に、早く、確実に」を実現するプリセット接合工具「楽ちゃく」を開発いたしました。


 当社は「水が途切れない世界を実現する」をパーパスとし、ダクタイル鋳鉄管の製造販売、AIによる水道管劣化診断(FRACTA)、さや管推進工法用推力伝達バンド(オセール)などをこれまで展開してまいりました。このたびの、「楽ちゃく」の開発により、さらに工事効率の向上が実現いたします。

 主に水道管に用いられる鋳鉄管の布設は、1.掘削/埋め戻しの土工作業と、2.管の吊り降し/管接合/チェックの接合作業に大別されます。このうち、2.接合作業は、狭い掘削溝内での細かな作業が求められるほか、複数人での作業が必要であり、これまで作業現場では大きな負担となっていました。「楽ちゃく」により、接合作業での工数削減および負荷が軽減し、短時間・低負荷で作業が完了します。


  

    詳しくはこちらの動画をご覧ください。 https://youtu.be/DUUsm6bUqjU

 「楽ちゃく」は、地中に埋まっている埋設管と新たに設置する新設管とをつなげるための「芯だし機能」と「接合機能」を有しています。

 「楽ちゃく」を用いることで、管体に取り付けてあるバンドに作業者がサポートアームを取り付けるだけで芯だしが可能となり、スムーズに接合作業へ移行することができます。これまで芯だし作業で必要だった新設管の吊り直し作業が不要となることで、作業人員の削減にもつながっています。

 接合作業(管の引き込み作業)は、駆動ユニットをワンタッチで取り付け、電動ドライバーで作動させることにより完了します。サポートアームが芯を正確に合わせるので、作業者1人でも接合が可能です。

(「楽ちゃく」を使った接合作業の様子、電動ドライバーなどで簡単に接合が可能)

 また、「楽ちゃく」は全ての作業を管上から行うことができるため、作業性・視認性の向上に加え、クリーンな作業が可能です。すべての作業を「楽に、早く、確実に」することを可能にしており、作業時間を従来の半分に抑えられます。

 今後も日本鋳鉄管は、鋳鉄管工事に関わる作業負荷の削減や効率化を推進し、現場に寄り添った製品開発を行い、安心安全な公共インフラの維持・改善をテクノロジーの力で推進してまいります。

「楽ちゃく」を使用した作業工程



■日本鋳鉄管株式会社 会社概要
会社名  日本鋳鉄管株式会社
設立年月 1937年10月
代表者  代表取締役社長 日下修一
所在地  〒104-0045 東京都中央区築地1丁目12番22号コンワビル
資本金  18億5,500万円URL   https://www.nichu.co.jp/

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