小学校中学年向けの児童書です。「女の子らしく」「女のくせに」といった言葉に真正面からぶつかり、はねのけようとする女の子の活躍を描いた物語です。
株式会社新興出版社啓林館(本社:大阪市、代表取締役社長:佐藤諭史)は、児童書の「文研出版」ブランドで2022年9月30日(金)より『はっけよい、子ガッパ!』(文研ブックランドシリーズ)を、全国の書店で順次発売いたします。
★あらすじ
村で開かれる子どもずもうには、女の子が出たらいけないらしい。
「すもうは男がやるもんだろ?」
「女の子には似合わないよ」
「そういう決まりだから」
……なんで!?
弱虫の双子の弟、リモには出場する権利があって、私にはないなんてぜったいにおかしい!!
そんなときにあらわれた不思議な男の子。あの子はだれなの?
★編集者より
本作は、女性差別的な「女の子は相撲大会に出てはいけない」という理不尽なしきたりに抗う女の子の活躍を描いた物語です。
主人公のリコちゃんは、男勝りなパワフルでかっこいい女の子。嫌なことに対して嫌と言える、芯の強さをもっています。
「女の子らしく」「女のくせに」といった言葉に真正面からぶつかり、はねのけようと頑張るリコちゃん。それを暖かく見守りサポートする家族の優しさに心打たれます。
クライマックスとなる子ガッパとの相撲大会決勝戦は、迫力満点のシーンで必見です!
★著作者紹介
中山聖子(文)
・1967年、山口県に生まれる。
・日本児童文芸家協会・日本文学者協会会員。
・「夏への帰り道」(のち『三人だけの山村留学』として学習研究社にて刊行)で小川未明文学賞大賞。
・「チョコミント」(のち『チョコミント』として学習研究社にて刊行)でさきがけ文学賞。
・ほかの作品に、『さよなら、ぼくらの千代商店』(岩崎書店)、『雷のあとに』『パパはカッパか!?』(文研出版)などがある。
下平けーすけ(絵)
・茨城県に生まれる。東京都在住。
・児童書を中心に、イラストレーターとして活動している。
・主な挿絵の作品に、『おじいちゃんは孫に語る戦争』『おしごとのはなし プロ野球選手 フルスイング!』(講談社)、『めっちゃ好きやねん』『へんしん! へなちょこヒーロー』『パパはカッパか!?』(以上文研出版)、『おかわりへの道』(PHP研究所)など多数ある。
★商品情報
書名 『はっけよい、子ガッパ!』
中山聖子・文
下平けーすけ・絵
定価 1,430円(本体1,300円+税10%)
ISBN 978-4-580- 82524-6
発売日 2022年9月30日(金)より発売