新教材『18歳成人とキャリア教育:グローバル社会で「おとなになる」を考える』発行

2023/04/20  認定NPO法人開発教育協会 

開発教育を推進するNGO、開発教育協会(東京都文京区、代表理事・湯本浩之)は、参加型学習のための教材『18歳成人とキャリア教育 グローバル社会で「おとなになる」を考える』を発行しました。

18歳成人制度の施行を契機に、主体的な市民として「おとなになる」に向き合うことを目的とした参加型学習(アクティブ・ラーニング)のための手引書です。 https://www.dear.or.jp/books/book01/11592/





各教科・キャリア教育で使える10のアクティビティを掲載

「18 歳成人」制度が施行され、高校卒業段階では全員が成年年齢に達する中、「おとなになる」という実感や自覚のもてる実践を中等教育にてより具体的に展開する必要があります。

キャリア教育は職業キャリアのみを意味しません。社会的自立には、職業スキルと合わせて生活スキル、そして、社会参加のための市民性スキルが求められます。自立をし 、役割を果たし、自分らしい生き方をする力を育むためには、自己決定と社会経験を重視する「日々の教育活動」に基づいたキャリア教育が重要になります 。

本教材は、「おとなになる」ことを描きつつ、社会構造の何を知らないか、何を知りたいかを追求し、地球的課題への関心とコミットを広げながら、地域参加、職業参加、社会参加をする教育の一つのご提案となります。


概要

・発行:開発教育協会
・2023年4月、A4判76頁(ダウンロードして使えるワークシート付)
・一般価格:¥1,650(図書館価格:¥3,300)
・会員価格:¥1,320
・対象:中学生以上


ねらい

1)18歳成人制度について知り、おとなになるということについて考える。
2)自分の未来を描くために、自分自身に目を向ける。
3)働くことについて考え、多様な働き方に関心を持つ。
4)一人の市民として社会参加を考える。
ダウンロードして使えるワークシート付


もくじ



アクティビティStep1:「おとなになる」を描く
1-1:どんなおとなになりたい?何をしたい?
1-2:18歳になってできること・できないこと
1-3:18歳成人までに知っておきたいこと
1-4:18歳成人をめぐる様々な意見

Step2:「はたらく」を考える
2-1:「わたし」を知ろう
2-2:はたらくってどんなこと?
2-3:はたらく人に聞いてみよう
2-4:世界のはたらく人

Step3:「社会参加」をする
3-1:自分の意思で「ボランティア」?
3-2:アクションを起こすハードル
3-3:模擬選挙をやってみよう
3-4:『18歳選挙権と市民教育ハンドブック』を活用する
世界のさまざまな人の働き方・制度を知ることができます


解説

1.18歳成人と教育の課題(田中治彦)
2.18歳成人の法律論(南部義典)


教材とワークショップのお問い合わせ

特定非営利活動法人 開発教育協会(DEAR)
112-0002 東京都文京区小石川2-17-41TCC2号館3階
FAX 03-3818-5940
URL: http://www.dear.or.jp/
E-mail: main@dear.or.jp
教材詳細:https://www.dear.or.jp/books/book01/11592/
※本教材を利用した研修や講座、教員・ファシリテーター研修会への講師派遣も承ります。


開発教育協会(DEAR:ディア)とは

南北格差・貧困・環境・紛争など、地球上で起こっている様々な問題は、私たちの生活と無関係ではありません。開発教育とは「知り、考え、行動する」という視点で、身近なところからその解決に取り組んでいくための教育活動です。DEARは開発教育を推進するために1982年から活動しているNGOです。
https://www.dear.or.jp/about/

<受賞歴>
消費者教育教材資料表彰「優秀賞」(2022年/『服・ファッション 開発教育アクティビティ集5』)
消費者教育教材資料表彰「優秀賞」(2021年/『プラスチックごみ 開発教育アクティビティ集4』)
「博報賞」教育活性化部門(2018年)
消費者教育教材資料表彰「優秀賞」(2018年/『スマホから考える世界・わたし・SDGs』)
消費者教育教材資料表彰「内閣特命担当大臣賞」(2017年/『写真で学ぼう!地球の食卓』)ほか多数

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