足立区では、新型コロナウイルス感染症が５類に移行されたことを機に、体験活動の自粛を余儀なくされていた子どもたちが参加しやすくなるよう、夏休み期間中の８月３１日までに実施する有料の体験講座の一部を無料にしています。本物のスイーツに見えるかわいいアロマバスボム作りや、薬剤師やシューズデザイナーなどその道のプロから直接学べるお仕事体験など、「自由研究に役立つ」「将来の夢につながる」様々な講座を体験できます。
家庭状況などに左右されずに多くの子どもたちに体験の機会を
足立区では平成２７年度から全国に先駆け、「子どもの貧困対策」に取り組んでいます。令和３年３月に設置した「あだち子どもの未来応援基金」は、困難な状況にある子どもたちに健やかな成長を支援する目的で、食の確保に資する取り組みや児童養護施設等退所の支援、多種多様な経験・体験の機会提供に関する取り組みなどに活用しています。
コロナ禍は、すべての子どもたちにとって体験に参加しづらい“困難な状況”であったことから、今回の取り組みも「あだち子どもの未来応援基金」を活用して行われています。
実施期間
７月２１日（金）～８月３１日（木）（夏休み期間）
対象事業（４３事業）
１ 夏休みの自由研究等につながる体験（２２事業）
２ 将来の仕事に資する体験（２１事業）
体験講座は好評開催中
対象となる講座は申し込み開始後すぐに定員に達するなど、人気を集めています。
７月３０日（日）には、「わくわくサイエンス教室『プラネタリウムを作ろう』」という講座が舎人地域学習センターで開催されました。子どもたちが画用紙に穴を開けて星空を作り、その画用紙を丸めて光を投影すると壁などに星空が映し出されます。子どもたちは、自らの手で作り上げたプラネタリウムから映し出される星空を観て、星や宇宙に関心を持つきっかけとなりました。参加した子どもからは「楽しかった」「またやりたい」といった感想がありました。保護者からも「無料になってうれしい」「来年もまた無料で開催してほしい」と好評でした。
作り方は以下のYouTubeからも観ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=PX5JzY5Kerg
今後も、オリジナルのスピーカーや時計、キャンドルといった工作教室や、YouTuberやアクション俳優を体験できるお仕事体験講座などが予定されています。
※ 既に定員に達している講座が多数あり
詳しくは、以下のホームページをご覧ください。
https://www.city.adachi.tokyo.jp/k-hinkon/05natuyasumi-free.html