日本財団支援のもと、”廃校”を活用し、熊本県内初となる「不登校特例校」を目指す「熊本学習支援センター 天草下田南校」開校式を開催!

2023/08/11  一般社団法人 熊本私学教育支援事業団 

―日時:8月26日(土)11:00~開始(受付:10:30~)・場所:天草下田南校―

一般社団法人 熊本私学教育支援事業団(代表 仙波達哉)は、日本財団の支援を受け、天草市の下田南で、「熊本学習支援センター 天草下田南校」(以下、天草下田南校)を開校いたします。つきましては、天草下田南校にて2023年8月26日(土)11時より「開校式」を開催いたします。本校は、2013年3月に廃校となった旧下田南小学校を利用したフリースクールで、熊本県内初となる「不登校特例校」を目指し、学校法人化を予定しています。


 天草下田南校は、熊本県の不登校児童生徒数が年々増加の一途をたどる中、子どもの不登校に悩む保護者から「一時でもいいので、自然豊かな環境の中で、伸び伸びと生活や学習ができる施設があれば」との意見を多数受け、開校することとなりました。

※旧下田南小学校外観

本校では、何らかの事情で学校に通うことが難しい子どもたち(小学生~高校生)を対象に、多種多様な体験活動を通して感性を磨き、興味関心を広げ、自分を発見し自己を表現する手段を獲得することで自己実現の力を育むことを支援します。また、本校は熊本学習支援センター初となる宿泊体験型の施設となります。
開校後は、地域の方を講師としてお招きし、昔遊び体験や漁業・農業体験などのワークショップ、学生・社会人向けスタディツアーの開催など、地域と協同した子どもの居場所づくりへチャレンジをしてまいります。

※下田南校内のメインホール

開校式当日は、三部構成を予定しております。第一部はオープニングセレモニーとして、大江の杜へ通う小学生による太鼓演奏、大江校に通う高校2年生による開校宣言、熊本県議会議員で上天草市出身のシンガーソングライターのMICAさんのコンサートを開催します。第二部では、天草市長をはじめ、下田南地区振興会会長、日本財団等のご来賓から祝辞を賜った後、学校紹介ムービーの上映等を行います。第三部では、記念公演として劇団天然木の公演、書道パフォーマンスなどが行われます。

■「子ども第三の居場所」補完事業 熊本学習支援センター 天草下田南校 開校式
時 間 : 2023年8月26日(土)11:00~15:45(終了予定)
場 所 : 熊本学習支援センター 天草・下田南校 (〒863-2802 熊本県天草市天草町下田南737-1)
参加者 :天草市長 馬場昭治様、下田南地区振興会会長 中村敬司様、日本財団担当者様、
NPO法人せいしとらんし熊本 中村和可子様・井藤佳穂様、MICA様、劇団天然木様、亀井貴真様
熊本学習支援センターに通う生徒(20名)他
式次第 :
第一部 : 11:00~12:00 オープニングイベント(太鼓演奏・生徒による開校宣言・MICA様コンサート)
昼休憩 : BBQ ※熊本学習支援センターの子どもたちによるドリンク販売あり
第二部 : 13:00~14:10 開校式(代表挨拶・来賓祝辞・学校/職員紹介・記念撮影)
第三部 : 14:15~15:45 記念公演 (全行程終了)
※プログラムは変更となる可能性があります。

■施設概要
住   所 : 〒863-2802 熊本県天草市天草町下田南737-1
対 象 者 : 県内外を問わず、不登校・ひきこもりに悩む小学生~高校生
今の環境を離れて過ごしたい小学生~高校生
開所日時 : 平日午前 10:00~18:00
面   積 : 旧跡地面積(校舎部分)2,419平方メートル
        校舎面積 1階1,094平方メートル / 2階458平方メートル
設   備 : 宿泊施設4か所(炊事設備あり)、PCルーム、調理室、理科室、音楽室
リフレッシュルーム、シャワールーム
宿   泊 : 一泊あたり3,000円~(保険料別)
コンセプト : 
1.基礎学力の定着と特性・個性に応じた学習支援
2.安心して通える居場所づくり
3.生徒の希望に寄り添い、学校復帰も含めた個別支援の充実
4.多様な年齢層の生徒たちと関係性を深め、人間関係を学べる支援
5.地域と連携しながら、子どもたちがのびのびと学べる環境づくり


■運営主体:一般社団法人 熊本私学教育支援事業団について
熊本私学教育支援事業団は、さまざまな事情により在籍校で学習を続けることが困難な生徒・学生や中途退学をしたけれども、改めて学びたいという方々に対して学習の場を提供するとともに、子どもたちが安心して過ごせる居場所を提供することを目的に設立されました。子どもたちの第三の居場所として、学習のサポートをしたり一緒に遊んだりしながら子どもたちが安心できる環境づくりを行っております。
https://klsc.jp (公式HP)

■日本財団の支援について
日本財団は2016年より、NPOや自治体と連携して、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的とした「子ども第三の居場所」を全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々のおかれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。
(一社)熊本私学教育支援事業団は、2022年度熊本市内において「子ども第三の居場所」を4カ所開設。天草市において新たに開始する本事業は、豊かな自然体験の提供、不登校児童を地域で支えるという観点から「子ども第三の居場所」を補完する事業となります。
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place


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