脱炭素の推進などに向けてベンチャーと大企業が連携して取り組むプロジェクトを支援します

2023/10/13  神奈川県  

15のプロジェクトを採択し、新たなサービス・製品の開発を支援!

県では、ベンチャー企業の成長を加速させるため、「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」の取組により、大企業とベンチャー企業によるオープンイノベーションを促進しています。 このたび、ベンチャー企業と大企業等が連携して取り組むプロジェクトを募集し、県が支援を行う15件を採択しましたので、お知らせします



1 採択プロジェクトの一覧
脱炭素推進に資する3プロジェクト(「脱炭素推進枠」)を含む、15のプロジェクトについて県の「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」が新たなサービス・製品の開発・実証を支援し、事業化を目指します。

(1)「脱炭素推進枠」採択プロジェクト(ベンチャー企業は下線、詳細は別紙1のとおり)
「AI画像認識によるゴミ箱の内容物データの分析を通じた食品ロスの可視化と店舗運営の改善」
(株式会社CALCU(東京都渋谷区)、株式会社グリーンハウス(東京都新宿区))

「油煙や排熱が少ない「クールフライヤー」を組み合わせた循環型厨房システムの開発
(クールフライヤー株式会社(横浜市泉区)、富士工業株式会社(相模原市中央区))

商業施設で廃棄される野菜や果物の端材等をアップサイクルした植物由来プラスチック製品の開発
(株式会社ヘミセルロース(川崎市幸区)、 株式会社小田急SCディベロップメント(東京都新宿区))



(2)その他の採択プロジェクト(ベンチャー企業は下線、詳細は別紙2のとおり)
水産養殖と水耕栽培を組み合わせた循環型栽培システム「アクアポニックス」×気流制御による生産性向上及び資源循環の促進
(株式会社アクポニ(横浜市中区)、富士工業株式会社(相模原市中央区))

介護業界の従業員の不調を未然に防ぐ「オンラインケア面談」の活用による人材定着と経営改善の実現
(株式会社きゃりこん.com(茅ヶ崎市)、株式会社ニチイケアパレス(東京都千代田区))

マンション大規模修繕工事における、スマートフォンを活用した新たな労務安全管理システムの活用と建設DXの加速
(株式会社SHO-CASE(横浜市中区)、株式会社富士防(横須賀市))

オンラインとオフラインを掛け合わせたポップアップストアを起点とする循環型コミュニティの創出
(スカイファーム株式会社(横浜市西区)、東急株式会社(東京都渋谷区))

建築用大型3Dプリンターによる廃棄プラスチックのリサイクルを通じた資源循環型社会づくりの促進
(株式会社DigitalArchi(鎌倉市)、Hamee株式会社(小田原市))

腎臓病の方に向けたアプリ及び宅配食による食事療法の実践サポート事業
(株式会社トーチス(鎌倉市)、ウェルネスダイニング株式会社(東京都江東区))

腸内細菌の個別最適化による健康寿命の延伸と一人ひとりの豊かさの創出
(株式会社bacterico(大阪府大阪市)、株式会社小田急百貨店(東京都新宿区))

MICE業界の労働生産性の向上に向けた3D空間提案システムの開発
(bestat株式会社(東京都文京区)、株式会社JTB(東京都品川区))

学習者に最適な環境を届ける「オンライン自習室」を活用したリスキリングの推進
(株式会社Herazika(横浜市青葉区)、TAC株式会社(東京都千代田区))

電気自動車(EV)による災害時の給電救援サービス「Power Ranger」の開発
(BellaDati合同会社(東京都港区)、日産自動車株式会社(横浜市西区))

タイニーハウス等の「可動産」を活用した地域一体型の小田原観光事業の創出~小田原を「めくる」ナラティブツーリズム~
(YADOKARI株式会社(横浜市中区)、株式会社鈴廣蒲鉾本店(小田原市))

タクシー等の乗務社員のメンタルヘルスケアやホスピタリティドライビングで孤独の減少を目指す「アクティブリスニング
(株式会社Lively(藤沢市)、国際自動車株式会社(東京都港区))


※並び順はベンチャー企業の五十音順。

2 支援内容
今後、各プロジェクトの実現に向けて、コンサルタントによる助言・調整、連携企業や資金調達先の獲得、実証に向けたフィールドの確保・関係機関との調整、モニター募集やプロモーション活動などを県が支援していきます。
なお、各プロジェクトの成果発表は2月下旬を予定しています。

別紙1 「脱炭素推進枠」採択プロジェクトの概要
https://prtimes.jp/a/?f=d108051-242-fd183dee4360546bd78713b8b9a3b50d.pdf
別紙2 その他の採択プロジェクトの概要
https://prtimes.jp/a/?f=d108051-242-f93d40d486c1d05eef3773f3d7d6f341.pdf

【参考1】募集概要


次の2つの方法((1)大企業提示テーマ型、(2)ベンチャー発自由提案型)により、ベンチャー企業からの提案(脱炭素推進に資する提案含む)を募集した。

募集期間:(1)大企業提示テーマ型:令和5年5月30日(火曜日)~6月30日(金曜日)
     (2)ベンチャー発自由提案型:令和5年5月30日(火曜日)~7月28日(金曜日)
応募数:計327件((1)大企業提示テーマ型256件、(2)ベンチャー発自由提案型71件)

【参考2】ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)


県では、県内に拠点を持つ大企業と質の高いベンチャー企業による連携プロジェクトの創出と、オープンイノベーションに向けたコミュニティ形成を目的として、大企業・ベンチャー企業・研究機関・支援機関等に参画いただく協議会「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」を運営しています。県内で、積極的にオープンイノベーションに取り組みたい方々は、ぜひ御参加ください。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/cnt/f537611/bak01.html

問合せ先
神奈川県産業労働局産業部
ベンチャー支援担当課長 井上 電話045-285-0213
産業振興課新産業振興グループ 徳永 電話045-210-5636

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