東罐興業が「宮島夜市」でカップ洗浄機「Re-CUP WASHER(リカップウォッシャー)」を用いて使用済みカップを回収し、リサイクルに繋げる啓発活動に参加

2024/02/21  東洋製罐グループホールディングス 株式会社 

~サーキュラーエコノミーの実現に向けて広島女学院大学・(株)シンギとの共同実施~

当社の連結子会社である東罐興業株式会社(以下「東罐興業」)は、2024年3月2日(土)に広島県にある世界文化遺産の宮島で開催される「宮島夜市」※1において、広島女学院大学の学生および株式会社シンギ(本社:広島県広島市、代表取締役社長:田中友啓)と共同で、使用済みカップを回収してマテリアルリサイクルに繋げる啓発活動に参加します。


本活動は「GREEN SEA 瀬戸内ひろしま・プラットフォーム(GSHIP)」※2の「海洋プラスチックごみゼロ宣言」に基づいた取り組みです。具体的には、国内外から多くの観光客が訪れる宮島において、使用済みの飲料カップをお客様自ら、東罐興業開発のカップ洗浄機「Re-CUP WASHER(リカップウォッシャー)」で洗浄していただき、洗浄後の使用済みカップを分別回収してマテリアルリサイクルに繋げていきます。この取り組みを通じて、多くの方に「洗えば資源」になるという認識を深めていただくことを期待しています。

※1 一般社団法人宮島観光協会が主催する、宮島のブランド力を高めることを目的としたイベントです。今回のテーマは「SDGs」であり、国内外から多くの観光客が訪れる宮島において実施することで、参加者や関係者にとって「SDGs」をこれまで以上に理解し、意識を高める機会となることを期待しています。
※2 GSHIPは2050年までに新たに瀬戸内海に流出するプラスチックごみの量を「ゼロ」にすることを目指し、事業者や関係団体、行政等の幅広い関係主体が連携・協働し取り組む組織で、「美しく恵み豊かな瀬戸内海」を未来につなげるために、様々な取り組みを行っています。

「Re-CUP WASHER」は、生活者のリサイクルへの意識を高め、積極的にリサイクルに参加するという行動変容を促し、使用済み紙コップを「廃棄物」から「循環資源」へと転換するための“装置”です。使用済み紙コップは、通常、飲み残しや汚れなどの残渣があるために、廃棄物(可燃ごみ)となりますが、「Re-CUP WASHER」により、利用者自身が“洗う”というワンアクションを行うことで、「廃棄物」から「再生資源」に生まれ変わります。今回の取り組みは、使用済み紙コップを再び紙コップへリサイクルする「CUP TO CUP Recycling System」の構築を見据えたものです。
東罐興業では、「Re-CUP WASHER」を利用した「CUP TO CUP Recycling System」のしくみにより、紙コップを再資源化してリサイクルカップにつなげる取り組みを進めています。
これからも、東洋製罐グループの中長期環境目標である「Eco Action Plan 2030」で、資源循環社会に向けた目標として掲げる「全ての容器包装製品をリサイクル可能またはリユース可能に」に沿って、サーキュラーエコノミーの実現に貢献していきます。

・「CUP TO CUP Recycling System」の取り組みの概要に関する紹介動画


【「宮島夜市」概要】


■東罐興業について
東罐興業は、1943年の創業以来、紙とプラスチックを素材とした、数多くの包装容器を世に送り出してまいりました。特に紙コップは、国内のリーディングカンパニーとしてお客様の幅広い要望にお応えし、自然環境に配慮し、多様なライフスタイルに合った製品を提供しております。「社会のニーズと自然環境に調和した製品とシステムを創造し生活文化の向上に貢献する」ことを経営理念に掲げ、その実現のために従業員の個性と多様性を生かし、包装容器の「変革」と「創造」に挑戦し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進してまいります。


当社グループは、社会や地球環境について長期的な視点で考え、すべてのステークホルダーの皆さまに提供する価値が最大化するよう、2050年を見据えた「長期経営ビジョン2050『未来をつつむ』」を2021年5月に策定しました。当社グループの目指す姿・ありたい姿を「世界中のあらゆる人びとを安心・安全・豊かさでつつむ『くらしのプラットフォーム』」と位置づけ、「多様性が受け入れられ、一人ひとりがより自分らしく生活できる社会の実現」「地球環境に負荷を与えずに、人々の幸せなくらしがずっと未来へ受け継がれる社会の実現」を目指し、事業活動を推進していきます。

他の画像

関連業界