”パンダバンブープロジェクト” アドベンチャーワールドのパンダが食べ残した竹を利活用し海藻類が減少する海に沈め、アオリイカの産卵場を作ります 南紀白浜の海を未来へ繋ぐ3年目のプロジェクト始動

2024/06/25  株式会社 アワーズ 




 アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)のパンダが食べ残した竹の枝葉を活用し、白浜町伊古木漁港にアオリイカの産卵床を設置します。里山の竹を伐採し、パンダに提供した後の食べ残しを海に沈めることで、海藻類が減少する白浜の海に産卵場を作ります。この取り組みは3年目であり、過去2年の成功例を基に、今年はさらに京都大学白浜水族館との連携を強化し、孵化したアオリイカを展示・放流する予定です。




<活動の背景>
黒潮の大蛇行などの影響で白浜の海の生態系が変化し、アオリイカが産卵する海藻類が減少しています。そこで、里山を荒廃させる竹を伐採し、パンダの食事として与え、その食べ残した竹の枝葉を活用して産卵床を作成し、生物の減少が見られる海へ設置します。この取り組みは、自然環境の保全と地域社会の連携を強化する重要なプロジェクトです。


昨シーズン(2023)産み付けられた卵と 竹に着生した海藻

<今シーズンの活動ポイント>
1.産卵が確認された場合、京都大学瀬戸臨海実験所の協力のもと「京都大学白浜水族館」の水槽で展示し、孵化後は海へ放流します。
2.昨シーズン、竹の産卵床に海藻が着生しましたが、その原因や海藻の種類を調査する機会がなかったため、今シーズンは、京都大学瀬戸臨海実験所と協力し、着生する海藻や生物のモニタリングと種の同定を行います。これにより、海藻が減少した海に対する効果を探ります。


竹(孟宗竹)の産卵床
■活動概要
設置日:2024年6月26日(水)
※シーズン中に複数回設置予定
設置場所:白浜町伊古木漁港
設置基数:20基 ※シーズン中に計60基設置予定
使用する竹:孟宗竹、矢竹



【共催】白浜町
【協力】アオリコミュニティ、京都大学瀬戸臨海実験所、小出渡船、グワシッ!コーポレーション、ダイビングセンター「エルマール」、ヒロメラボ、和歌山南漁業協同組合(五十音順)

【アオリコミュニティ(YAMARIA)について】
 「アオリイカ釣り」を、釣り人の皆様に末永く楽しんで頂く為に、「YAMASHITA」が2006年から取り組むアオリイカ産卵床設置支援プロジェクト“アオリコミュニティ”はアオリイカ資源を増やし、アオリイカ釣りを楽しめる環境維持を目的に全国各地のアオリイカ産卵床設置事業のサポートを行っています。今回、アオリコミュニティさまの支援を受け活動いたします。




【アドベンチャーワールド「SDGs宣言・パークポリシー」】
アドベンチャーワールドは、「こころにスマイル 未来創造パーク」として、すべての生命にSmile(しあわせ)が溢れる豊かな未来の地球の姿をパークで体現します。パークという”小さな地球”を通して、関わるすべての人の人生が豊かになるように、動物たちの生命がずっとつながっていくように、自然や資源が循環し再生するように、未来のSmileを創り続けていきます。

【SDGsについて】
SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことです。社会が抱える問題を解決し、世界全体で2030年をめざして明るい未来を作るための17のゴールと169のターゲットで構成されています。2015年9月、ニューヨーク国連本部において193の加盟国の全会一致で採択された国際目標です。




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