医療安全対策 抜去リスク軽減に導く チューブ・ドレーン類 固定補助テープ 狭い部位にも貼りやすい『ミゼアセーフ W mini』新登場

2024/07/02  株式会社 ニトムズ 

2024年7月11日(木)発売

株式会社ニトムズ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:右近敦嗣)は、2021年11月に発売した医療用チューブ・ドレーン類の固定補助テープ『ミゼアセーフW』に続き、狭い部位にも貼りやすい小サイズ規格の『ミゼアセーフ W mini』を、2024年7月11日(木)に発売します。







- 『ミゼアセーフ』シリーズとは

医療現場では医療用チューブ・ドレーン類が体動により周りのものに引っかかって外れてしまう「自然抜去」や、かゆみや違和感で意図的に引き抜いてしまう「自己抜去」という事象があり、高齢の患者が増えるにつれて増加傾向にあります。抜去が起こると治療に支障をきたすうえ、チューブ類の再装着そのものが患者と医療従事者の双方の負担増加(時間、コスト、ストレスなど)につながります。この問題を解決できないかと医療従事者より相談を受け、患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上と医療従事者の業務軽減を目指して2021年11月に誕生したのが、医療用チューブ・ドレーン類の固定補助テープ『ミゼアセーフ』シリーズです。
「ミゼン」と「アンゼン」の2つのキーワードを併せた『ミゼアセーフ』というシリーズ名には、医療安全を目指して抜去リスクを「未然」に防ぎ、「安全」を提供したいという想いを込めています。

粘着シートで上下からチューブ類を固定する『ミゼアセーフ W』 ※写真はイメージ

粘着シートをクロスさせてチューブ類を固定する『ミゼアセーフ X』


- 『ミゼアセーフW』とは

『ミゼアセーフW』は2層の粘着シートでチューブ類を上下から挟み込み、さらにチューブ類の下から両面テープで固定することで抜去リスクを軽減する、新しい形状のチューブ・ドレーン類の固定補助テープです。肌に触れる粘着面には、粘着部分と非粘着部分が交互に波状パターンを描く『ウェーブ塗工』を採用することで、高い通気性を確保し、むれやかぶれなどの肌への負担を抑えています。あらかじめテープが独自形状に切れている「プレカット」タイプなので、患者の近くでハサミを扱う必要もありません。特別な技術がなくても貼りやすく、1箇所につき1枚でチューブ類をしっかり固定できるため、院内作業の標準化や医療従事者の業務軽減につながります。また、使用後のチューブ類を取り出す際にテープをはがしやすくするために、テープの端をつまみやすい波状にしています。




- 『ミゼアセーフW mini』開発の背景

従来品の『ミゼアセーフW』のサイズ(70×85mm)は一般的に使用しやすいサイズであるものの、腕の細いお年寄りや子どもには大きすぎて貼りにくいという課題がありました。また、首、Aライン(動脈ライン)、手の甲などの狭い部位にCVカテーテル(中心静脈カテーテル)やPICC(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル)などの比較的細いチューブ類を固定する際には、従来品では必要以上に大きい場合もありました。

そこで、当社はより小さなサイズ(50×50mm)の『ミゼアセーフW mini』の開発に取り組みました。表面積を従来品の半分以下にすることで、狭い部位や腕の細い方にも貼りやすく、細いチューブ類の固定時にも扱いやすいサイズを実現しました。従来のテープなどによる固定方法と比較して、引っ張り強度は約2倍あります。『ミゼアセーフ W mini』は従来品のサイズの半分以下であるにも関わらず、固定力は約80%を維持し、しっかりとチューブ類を固定します。

左:ミゼアセーフ W、右:ミゼアセーフ W mini





今後も当社は『ミゼアセーフ』シリーズを通して、患者のQOL向上と医療従事者の業務軽減に貢献してまいります。

- 製品概要



※『ミゼアセーフ』は、Nitto グループの商標です。

- 会社概要

会社名  株式会社ニトムズ
設立   1975年4月1日
本社住所 東京都品川区東品川4丁目12番4号 品川シーサイドパークタワー7階
代表者  代表取締役社長 右近敦嗣
資本金  1億6,000万円(2024年4月1日現在)
社員数  366名(2024年4月1日現在)
URL   https://www.nitoms.com/
事業内容 日用家庭用品、文具、医療・ヘルスケア製品などの企画・製造・加工・販売及び輸出入、小売店の運営
株式会社ニトムズは、日東電工株式会社(Nitto)のグループ会社です。

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