農業×スポーツ×移動×デジタルで中山間地農業のポテンシャル拡大を目指す産官学連携で「アグリスポーツ健康経営」実証実験を実施します

2024/07/18  東日本旅客鉄道 株式会社 




※1参照 株式会社みみずやHP アグリスポーツワーケーション https://mimizuya.co.jp/agri-sports-workcation
※2「WaaS共創コンソーシアム」は、Well-beingな社会の実現に向けて、移動×空間価値の向上をめざすコンソーシアムです。
 (https://www.jreast.co.jp/jrewcc/

1.概要
 企業の健康経営を目的とした研修利用を想定し、首都圏や近郊で働く人たちを実証モニター対象とした実証実験を行います。企業の健康経営実践と自治体の産業活性化の共創可能性に関するウェビナーを実施するとともに、長野県飯綱町でアグリスポーツ体験(フィールドワークおよびワークショップ等)を実施します。
 「農業」「スポーツ」「移動」「デジタル」を通じて、企業の健康経営支援や新幹線利用による移動型関係人口創出、地場産業活性化と企業の健康経営支援を両立させることで関係人口を創出していきます。


2.実施内容
 実証モニターは、7月に開催するセミナーに参加し、企業の健康経営のあり方やワーケーションと地域活性化の相性、アグリスポーツワーケーションについて学びます。また9月に、東京駅から長野県飯綱町への移動や現地でのアグリスポーツの体験を通じ、バイタルデータなどを測定し、心身に与える影響をスポーツ科学の観点から分析します。
※実施内容の詳細は、別紙をご覧ください。
■ウェビナー
 内容:企業の健康経営実践と自治体の地場産業活性化の共創可能性について
 日時:2024年7月26日(金) 14:00~17:00

 登壇団体:JR東日本、jeki、日本総研、オムロン(株)、アシックス、飯綱町、(株)みみずやどなたでも無料で視聴可能なウェビナーをライブ配信いたします。 
 健康経営のあり方やワ―ケーションと地域活性化の相性、アグリスポーツワ―ケーションにご興味がある方はぜひご覧ください。
 視聴URL:https://us02web.zoom.us/j/82270934300

■アグリスポーツ体験(フィールドワークおよびワークショップ等)
 日時:2024年9月13日(金) 10:30~17:00
 場所:長野県飯綱町いいづなコネクトEAST(廃校再活用複合施設)※北陸新幹線 飯山駅、長野駅よりバスで25分
 主な検証:(1)ウェアラブル端末を装着しバイタルデータデータ計測&後日分析
      (2)アグリサポートモビリティ(バス及びE-BIKE)の実証運用による移動支援実施
      (3)フィールドワーク&ワークショップ

■その他検証
 アグリスポーツ体験後に体験者限定のECサイトサービスを利用し、購買行動や体験満足度の変化を評価分析します。

3.本実証の体制

(その他 本実証実験に協力いただく団体)
株式会社みみずや、長野県飯山市、一般社団法人野沢温泉マウンテンリゾート観光局、株式会社日本総合研究所オムロン株式会社、株式会社JR東日本商事

(参考)

■アグリスポーツが持つビジョンとは(株式会社アシックス、株式会社みみずや)
 私たちが考える「アグリスポーツ」は、農業をスポーツととらえ、農作業を通して活動者の心身に与える影響をスポーツ科学の観点から分析することで“個人の「心身充足」と組織の「パフォーマンスアップ」、地域課題解決”を同時にもたらします。農業をスポーツと捉えたアグリスポーツによって、脳の活性化が促され創造性や集中力といった仕事のパフォーマンス向上に繋がることが実証されています。またアグリスポーツは体を動かすことによる心身の健康への貢献に加えて、自然とのふれあいや地域課題解決への貢献を通してより心身の健康課題解決につながることが期待されます。スポーツ×農業の力で企業や個人の”働き方改革”と地域の”地方創生”という日本の社会課題解決を目指します。


■飯綱町について
 飯綱町(いいづなまち)は長野県の北部に位置する人口1万人ほどの小さな町です。主幹産業はりんごをはじめとする農業。霊仙寺湖を中心とした別荘地、スキー・ゴルフ・キャンプなどのアクティビティフィールド、美しい花や田園風景、標高による寒暖差を活かした果樹園などが広がる風光明媚な田舎町です。東京からも新幹線とバスを使い2時間ほどでアクセス可能です。
 2024年度、長野県の総合5か年計画で重要施策のひとつ「輝く農山村地域創造プロジェクト」のモデル地域とし、りんごを核としたまちづくり施策等を推進中。


(参考)
■実施内容の詳細について
■ウェビナー [企業の健康経営実践と自治体の地場産業活性化の共創可能性について]
 2024年7月26日(金) 14:00~17:00/JR恵比寿ビル10F jeki本社大会議室
目的 地方部自治体の地場産業活性化と都市部企業の健康経営の高い共創性の認知拡大
 本実証では、多種多様な関係者に参加いただき、健康経営や農業支援をキッカケに、都市部と地方部がお互いの価値を交換し合うことで生まれる共創関係について産官学で考え、認知する機会を設けます。登壇者による講演を実施し、企業の健康経営のあり方やワ―ケーションと地域活性化の相性、アグリスポーツワーケーションについて学びます。セミナーの詳細についてはWaaS共創コンソーシアムHP( https://www.jreast.co.jp/jrewcc/ )をご覧ください。
【登壇団体】

※1参照 経済産業省 健康経営銘柄よりhttps://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenko_meigara.html
※2参照 健康経営アライアンス https://kenkokeiei-alliance.com/

■アグリスポーツ体験[フィールドワークおよびワークショップ等]
 2024年9月13日(金) 10:30~17:00/長野県飯綱町いいづなコネクトEAST(廃校再活用複合施設)
目的 農業やスポーツ、移動体験が持つWell-being創出の機能を活用した健康経営支援事業の開発検証
   経済波及効果やクロスセクター効果を評価軸にしたアグリサポートモビリティの実証運用
 農林水産省が提示する「農業」が持つとされる“安らぎや健康、学び(Well-being)”を創出する多面的機能※3や「スポーツ」が持つ個と集団に健全な身体と精神の形成を促す機能、「移動」が持つ越境や交流、発見を促す機能を活用した企業従事員の健康経営支援メニューの開発を目指します。
 また、アグリスポーツワーケーションの推進に向けた地域交通運用計画を策定し、実証運行することで、これまで評価されていなかった運賃収支には表れない多面的な経済効果(クロスセクター効果※4)を再評価し、将来の地域モビリティ運行計画の再検討の機会とします。
 ※3参照:農林水産省 農業・農村の有する多面的機能 https://www.maff.go.jp/j/nousin/noukan/nougyo_kinou/
 ※4参照:国土交通省 地域公共交通の有する多面的な効果 https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo12_hh_000338.html
【実施内容】



■その他
目的 ECサイトやふるさと納税を活用したOMO型の農業支援による継続的な交流・関係人口創出手法の検証
 アグリスポーツ体験により生まれた地場産業及び農作物への興味関心を活かして、ECサイト等を利用した継続的なOMO※5型の顧客育成による農業収益拡大や交流・関係人口創出の新規手法を検証します。
 ※5 OMOとは「Online Merges with Offline」の略称。インターネットとリアルを混ぜたマーケティング概念。
【実施内容】

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