「小笠原丸」「泰東丸」の調査プロジェクトに参画

2024/08/19  株式会社 東陽テクニカ 

~ 海中の沈没船発見を目指して、機材の運用・データ解析をサポート ~

株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高野 俊也(こうの としや)、以下 東陽テクニカ)は、一般社団法人ラ・プロンジェ深海工学会(代表理事 浦 環・東京大学名誉教授)による「小笠原丸」「泰東丸」の調査プロジェクトに参画し、8月20日(火)に実施予定の海底調査に協力いたします。本プロジェクトには、東陽テクニカ取り扱いの、海底地形調査・捜索用マルチビーム測深機が使用されます。調査時には東陽テクニカ社員も乗船し、機材の運用・データ解析をサポートいたします。また、調査の様子はニコニコ生放送でライブ配信される予定です。
◆ニコニコ生放送 URL:https://live.nicovideo.jp/watch/lv345479660
東陽テクニカは、本プロジェクトへの参画を通して、今後も海底調査を含む海中調査活動の普及と振興に貢献してまいります。
【 プロジェクト概要 】
今回調査する「小笠原丸」、「泰東丸」は、第二次世界大戦終戦後の1945年8月に起こった三船殉難事件※で犠牲になった2隻で、今もなお、北海道沖に沈んでいるとされています。
一般社団法人ラ・プロンジェ深海工学会は、最新鋭の海中探査技術を用いて「小笠原丸」、「泰東丸」を探索し、その位置と現状を明らかにします。
調査のプロセスをリアルタイムで公開することにより、海中調査技術や海中活動の普及と振興を目指すとともに、犠牲になられた方々を慰霊します。
詳細URL:https://blog.goo.ne.jp/laplonge/c/735f42f5c62a4963125d36ce3bee8e9a

調査船となる「第二紀宝丸」

<調査実施予定日>
2024年8月20日(火)
<調査海域>
小笠原丸
沈没位置を北緯43度50分08.5秒
東経141度18分46.6秒
水深約100mと想定
泰東丸
沈没位置を北緯44度05分12.3秒
東経141度27分53.3秒
水深約60mと想定
※ 上記地点を中心として1浬×1浬の範囲を調査





<調査方法>
遊漁船にマルチビーム測深機を取り付け、海底調査を行います。
海底の3D地形図を作成するとともに、音波の反射強度も同時にマッピングし、海底にある船体の捜索と形状・状態について確認することを目指します。

※三船殉難事件:1945年8月22日、樺太からの引き揚げ船3隻が潜水艦に攻撃され、「小笠原丸」と「泰東丸」は沈没。1,700名以上の引き揚げ者と乗組員が犠牲となった。


マルチビーム測深概念図

【 調査に使用される東陽テクニカ取り扱い製品 】
「Sonic2024-V Plus ワイドバンドマルチビーム測深機」
製品ページURL:https://www.toyo.co.jp/kaiyo/products/detail/rts_sonic


Sonic2024-V Plus

<株式会社東陽テクニカについて>
東陽テクニカは、1953年の設立以来、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新に貢献してまいりました。その事業分野は、情報通信、自動車、エネルギー、EMC(電磁環境両立性)、海洋、ソフトウェア開発、ライフサイエンス、セキュリティなど多岐にわたります。5G通信の普及、クリーンエネルギーや自動運転車の開発などトレンド分野への最新の技術提供に加え、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力し、国内外で事業を拡大しています。最新ソリューションの提供を通して、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。
株式会社東陽テクニカ Webサイト:https://www.toyo.co.jp/

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