2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)向け熱供給施設での「e-メタン」利用について

2024/08/23  三井住友ファイナンス&リース 株式会社 


三井住友ファイナンス&リース株式会社(代表取締役社長:橘 正喜、以下「SMFL」)の戦略子会社であるSMFLみらいパートナーズ株式会社(代表取締役社長:上田 明、以下「SMFLみらいパートナーズ」)、ダイダン株式会社、Daigasエナジー株式会社、SMFLみらいパートナーズの持分法適用関連会社である株式会社SMARTの4社(以下総称して「4社」)は、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会と熱供給施設運用等委託業務契約※1を締結しております。
このたび、4社は大阪ガス株式会社(以下「大阪ガス」)と、熱供給施設で使用する空調設備の燃料の一部として、大阪ガスが大阪・関西万博(以下「万博」)の会場内に設置を予定しているメタネーション実証設備※2において製造する「e-メタン」を利用することに合意いたしました。

「e-メタン」は、二酸化炭素をリサイクルして製造される新たなエネルギーであり、「都市ガス原料の脱炭素化」を通じてカーボンニュートラルの実現に貢献することが期待されています。メタネーション実証設備では、万博会場で発生する生ごみ由来のバイオガス(メタンガスとCO2)および万博会場で回収されたCO2と、再生可能エネルギー由来のグリーン水素を合成(メタネーション)することで「e-メタン」が製造されます。4社が運用する熱供給施設には、電気と蒸気を発生するガスコージェネレーション設備および吸収式ガス空調設備が設置される予定であり、空調設備の燃料の一部として「e-メタン」を利用します。本事業は、未来を感じさせる「実証」を万博にふさわしい形で「実装」することで、将来的な社会実装に向けた一歩となるものです。


大阪ガスが取り組む実証事業は、環境省の「既存のインフラを活用した水素供給低コスト化に向けたモデル構築実証事業」に採択されており、万博における「未来社会ショーケース事業」としても実施されるものです。

SMFLは、経営理念・経営方針を示す「SMFL Way」のOur Vision(私たちの目指す姿)の一つとして「SDGs経営で未来に選ばれる企業」を掲げています。また、「環境」「次世代」「コミュニティ」「働きがい」の4つを重点課題に設定し、全社活動としてSDGsに取り組んでいます。大阪・関西地域の発展に貢献するとともに、SDGs達成を支援することで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

※1 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)向け熱供給施設運用等業務委託に関する契約締結について
https://www.smfl.co.jp/news/assets/230519.pdf
※2 舞洲工場におけるメタネーション実証設備の竣工式を開催 
   https://www.osakagas.co.jp/company/press/pr2024/1778799_56470.html

以上

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