【イベントレポート】大手企業の新規事業、SNS活用は現実的か?

2024/08/30  株式会社 アクリオ 

成功事例と戦略から紐解く、SNSを活用した新規事業の可能性




デジタル時代の新たな金脈として、SNSを活用した新規事業が注目を集めています。しかし、その可能性を十分に理解し、効果的に活用できている大手企業はまだ少数派。ここに、巨大な未開拓市場が眠っているのです。

株式会社アクリオ(代表取締役CEO 植田 大貴、東京都品川区)は、この潜在的な10兆円市場に切り込むべく、画期的なセミナーを開催しました。大手企業の新規事業担当者たちが集結し、SNSビジネスの最前線について熱い議論を交わしたのです。

ユニクロの「UTme!」からローソンの「マチのほっとステーション」まで、SNSを駆使して成功を収めた企業の秘策が次々と明らかに。さらに、炎上対策やROI測定など、SNSビジネス特有の課題にどう立ち向かうべきか、その具体的な戦略も浮き彫りになりました。

果たして、SNSは大手企業の新規事業にとって救世主となるのか、それとも落とし穴なのか。AI時代を見据えた最新トレンドとともに、その全貌に迫ります。




SNSを活用した新規事業の現状
近年、SNSのユーザー数は急増しており、その影響力は無視できないものとなっています。特に若年層を中心に、SNSは日常生活に深く浸透し、情報収集や購買行動に大きな影響を与えています。このような状況下で、大手企業も新規事業においてSNSの活用を検討する機会が増えてきました。

しかし、SNSを効果的に活用するには、従来のマーケティング手法とは異なるアプローチが必要です。ユーザーとの双方向のコミュニケーションや、リアルタイムでの情報発信が求められるため、企業文化や組織体制の変革も必要となるケースが多いのが現状です。
SNSを活用した新規事業の成功事例
ここでは、SNSを効果的に活用して成功を収めた新規事業の事例をいくつか紹介します。
a) ユニクロの「UTme!」
ユニクロは、顧客がオリジナルTシャツをデザインできるサービス「UTme!」を展開しました。このサービスは、InstagramやTwitterとの連携機能を持ち、ユーザーが自作のデザインを簡単にSNSで共有できる仕組みを取り入れました。結果として、口コミによる宣伝効果が高まり、サービスの認知度向上と売上増加につながりました。
b) 資生堂の「POSME」
資生堂は、若年層向けのメイクアップブランド「POSME」を立ち上げる際、Instagramを中心としたSNSマーケティングを展開しました。インフルエンサーとのコラボレーションや、ユーザー投稿を活用したキャンペーンを実施し、ブランドの世界観を効果的に伝えることに成功しました。
c) ローソンの「マチのほっとステーション」
ローソンは、地域密着型の情報発信サービス「マチのほっとステーション」を展開しました。このサービスでは、各店舗がTwitterを活用して地域の情報や商品情報を発信し、顧客とのコミュニケーションを強化しています。結果として、地域との結びつきが強まり、来店頻度の向上にもつながっています。
SNSを活用した新規事業成功のポイント
これらの成功事例から、SNSを活用した新規事業を成功させるためのポイントが見えてきます。
a) ターゲット層の理解
SNSの特性を活かすには、ターゲット層のSNS利用傾向を深く理解することが重要です。どのプラットフォームを主に使用しているか、どのような情報に反応するかなど、詳細な分析が必要となります。
b) コンテンツ戦略の構築
SNSでは、ユーザーの興味を引くコンテンツが求められます。単なる商品宣伝ではなく、ユーザーにとって価値のある情報や、エンターテインメント性の高いコンテンツを提供することが重要です。
c) 双方向コミュニケーションの実現
SNSの強みは、ユーザーとの直接的なコミュニケーションが可能な点です。ユーザーからのフィードバックに迅速に対応し、そこから得られた洞察を事業に反映させることが成功への鍵となります。
d) 組織体制の整備
SNSを効果的に活用するには、迅速な意思決定と柔軟な対応が必要です。そのため、従来の縦割り組織ではなく、横断的なチーム編成や、権限委譲を行うなど、組織体制の見直しも重要となります。
SNS活用における課題と対策
SNSを新規事業に活用する際には、いくつかの課題も存在します。
a) 炎上リスクへの対応
SNSでは、情報が瞬時に拡散するため、ネガティブな情報による炎上リスクが高まります。これに対しては、リスク管理体制の構築や、クライシスコミュニケーション計画の策定が必要です。
b) プライバシー保護
ユーザーの個人情報やプライバシーの保護は、SNSを活用する上で非常に重要な課題です。適切なデータ管理体制の構築と、透明性の高い情報開示が求められます。
c) ROIの測定
SNSを活用した施策の効果測定は、従来の手法では難しい場合があります。エンゲージメント率やリーチ数など、SNS特有の指標を活用しつつ、最終的な事業成果との関連性を明確にする必要があります。




今後の展望
SNSを活用した新規事業は、今後さらに拡大していくと予測されます。特に、AIやビッグデータ分析技術の進化により、より精緻なターゲティングや効果測定が可能となるでしょう。また、VRやAR技術との融合により、新たな形のSNSサービスが生まれる可能性も高いと言えます。

大手企業にとって、SNSを活用した新規事業は十分に現実的な選択肢となっています。しかし、成功のためには従来のビジネスモデルや組織体制の変革が必要不可欠です。アクリオでは、このような変革を支援するコンサルティングサービスを提供しています。SNSを活用した新規事業に挑戦したい企業の皆様、ぜひアクリオにご相談ください。私たちの経験と知見を活かし、御社の新規事業成功へと導きます。

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