次世代船舶燃料アンモニア バンカリングブーム基本設計承認(AiP)授与式に出席しました

2024/09/19  東京貿易ホールディングス 株式会社 

東京貿易ホールディングス株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 坪内秀介)のグループ会社であるTBグローバルテクノロジーズ株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 Laurent Poidevin、以下TBG)は、2024年9月17日にアメリカ合衆国 ヒューストンにて開催されたGastech 2024での授与式において、日本郵船株式会社との共同でアンモニアバンカリングブームの基本設計承認(AiP:Approval in Principal)を授与されました。この授与式は、TBGと日本郵船株式会社が共同開発したアンモニア バンカリングブームに対して、日本海事協会から世界初*のAiPを取得したことによるものです。* 自社調べ(2024年7月末時点)

授与式の様子 右から 日本郵船 横山勉 執行役員、TBG ローラン・ポワドヴァン 代表取締役社長、ClassNK 菅勇人 副会長



AiP証書


■アンモニア燃料供給用「バンカリングブーム」について

アンモニアバンカリングブームは、船舶間でアンモニア燃料を安全かつ効率的に供給するための装置です。アンモニアは燃焼しても二酸化炭素(CO2)を排出しないため、地球温暖化対策に貢献する次世代の船舶用燃料として期待されています。しかし、アンモニアは高い毒性を持つため、燃料として使用する際には漏洩を確実に防ぐことが必須です。TBGが開発したバンカリングブームは、信頼性の高い鋼管、スイベルジョイント、ホースを組み合わせることによって、より安全で効率的な荷役オペレーションを実現します。また、緊急時に船舶間の接続を切り離せる緊急離脱装置(ERS)が付属しており、ERSが発動した場合でもアンモニアの海上への漏洩を最小限に抑える構造を採用しています。今回AiPを取得したアンモニアバンカリングブームは、2020年代後半から普及が予想されるアンモニアバンカリング船への搭載が予定されています。当社では今後も安全で環境に優しい製品の開発に努め、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

アンモニア燃料供給船の3Dモデル(画像提供:日本郵船株式会社)

アンモニア用バンカリングブームの3Dモデル



TBグローバルテクノロジーズ株式会社
HP:https://www.tbgtech.co.jp/
TB-NIIGATAはTBグローバルテクノロジーズ社の製品ブランドです。





d98548-113-ae62a3097eae78a2cba6649d68458c68.pdf東京貿易グループとは




持ち株会社である東京貿易ホールディングス株式会社(東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン27F、代表取締役社長 坪内秀介)と個性豊かな国内外の16事業会社、合計17会社で構成する独立系の企業グループであり、1947年の創業から76周年を迎えました。



「全員経営の精神」を核心的価値観(コアバリュー)として掲げ、グループ各社が自立した企業活動を行いながら、全体の存在感と競争力を相乗的に高めることにより、新しい価値を世の中に提供し続けるグループを目指しています。

東京貿易グループは今後も変革を恐れず、自由闊達な文化の下、イノベーションを起こし、ステークホルダーの皆様が安全・安心な生活、経済、社会活動をおくることができる、より良い社会の実現と持続に貢献します。
https://www.tokyo-boeki.co.jp/

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