【新刊情報】お話としかけが視聴覚障がいについての理解を助ける体感型絵本『わたしの くつしたは どこ? ーゆめみるアデラと目のおはなしー』発売! ハチドリメダル受賞(IBBYチリ支部選定)のチリの絵本

2024/09/27  株式会社 岩崎書店 

児童書出版社、 株式会社岩崎書店(代表取締役社長:小松崎敬子、本社:東京都文京区)は絵本『わたしのくつしたはどこ?―ゆめみるアデラと目のおはなし』を2024年9月27日に発売します。


『わたしのくつしたはどこ? ―ゆめみるアデラと目のおはなし』(フロレンシア・エレラ・文/ベルナルディータ・オヘダ・絵/あみの まきこ・訳)

岩崎書店商品ページ:https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b10086692.html

●視野がだんだん狭くなる病気を患った著者の実体験をもとにした、しかけ絵本
丸い窓になっている穴の大きさが、主人公のアデラの視野の変化を表現したつくりになっています。

穴のあいたしかけ

穴あきのしかけと著者自身の体験に基づくお話が、視覚障がいを持つとはどんなことか?をわかりやすく伝えます。
視界の変化を受け止めて、工夫をしていく、アデラの明るく前向きな姿が読者に多くを教えてくれる物語です。

◆内容紹介
主人公の犬(ダックスフント)のアデラは研究所でドッグフードの新しい味を開発する仕事をしています。いつものように支度をしていると、お気に入りの赤いくつしたが見つかりません。それだけでなく、職場への道をまちがえてしまったり、首の長いキリンの親友を見つけられなかったり。
アデラの身に、いったい、なにがおこっているのでしょうか?

本文中面

本文中面

じつは、目の病気で視野がせまくなっていたことが原因でした。

アデラの身に起きるできごとを通して、視覚障がいをもつとは、どんなことかをわかりやすく伝えるとともに、変化をうけとめるアデラの明るく前向きな姿勢が読者に勇気とさわやかな読後感を与えてくれる物語絵本。
絵本のなかに登場する友人たちもユーモアたっぷり! 
未就学児もお話を十分に楽しめる内容になっています。
お話としかけが、視覚障がいについての理解を助ける絵本です。

★ハチドリメダル受賞(IBBYチリ支部選定)

●紹介動画
https://www.youtube.com/shorts/rK5MudjVN9Y

◆巻末解説ページ
視覚障がいについて、より理解を深めることができる、わかりやすい解説ページがあります。
「視覚障がいについて」
「視覚障がいの手助けをする際の注意」

巻末監修 新川恭浩
日本眼科学会認定 眼科専門医
専門分野:網膜硝子体
医療法人社団 東京みどり会 新宿東口眼科医院 院長
◆書籍情報


書名:わたしの くつしたは どこ?―ゆめみるアデラと目のおはなしー フロレンシア・エレラ・文
ベルナルディータ・オヘダ・絵
あみの まきこ・訳
出版社:株式会社岩崎書店
定価:1,870円(本体1,700円+税)
判型:A4変型判 57ページ
発売日:2024年9月27日



※商品の店着状況により店舗ごとに発売開始日が異なります。
販売場所:全国書店、ネット書店 ほか

紀伊國屋書店:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784265852291
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17943872
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4265852297


◆著者プロフィール
文 フロレンシア・エレラ Florencia Herrera
1974 年チリ、サンティアゴに生まれる。チリ・カトリカ大学で社会学を学んだのち、バルセロナ大学で人類学の博士号取得。現在は、ディエゴ・ポルタレス大学(チリ)社
会学部准教授。研究することと教えることが好き。かなり前から視力を失い始め、はじめは主人公のアデラ同様、何が起きているかわからず、魔法でものが消えていくような気がした。暗いところで見えにくくなり、視野が狭まっていった。2003 年に網膜色素変性症と診断される。それ以来、視力低下を受け入れ、杖を用い、2016 年頃からは盲導犬と一緒に行動している。二人の娘シモーナとフリア、そして盲導犬のオットーとともに幸せにくらしている。

絵 ベルナルディータ・オヘダ Bernardita Ojeda
チリ・カトリカ大学でデザインを学ぶ。アニメのシリーズ「Clarita」「Chanchiperri」「Hostal Morrison」「Petit」の作者、監督。イラストレーターとして教育的なプロジェク
トに携わるほか、Amanuta社(チリ)から児童書を多く出版。主な作品に、『El niño y la ballena 少年とクジラ』(2005)、『La música de las montañas 山の音楽』(2005)、
『Vivir un Terremoto 地震を生きる』(2011、共著)、『ガブリエラ・ミストラル詩集絵本』(2011)、『Cenicienta シンデレラ』(2012) など。コンテンツとアニメーションのプ
ロダクションPajaro を主宰。

訳 あみのまきこ
上智大学、東京外国語大学大学院でスペイン語を学ぶ。現在は語学教師をしながら、スペインやラテンアメリカの児童書・昔話の紹介につとめている。訳書に『カピバラがやってきた』(岩崎書店)、『夜明けをまつどうぶつたち』(NHK出版)がある。

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