【重版出来】『『法華経』日本語訳』が重版!

2024/10/05  株式会社 佼成出版社 

〈仏教をわかりやすく〉多数書籍を執筆しているひろさちや氏。めざしたのは「小説感覚で読める『法華経』」




株式会社佼成出版社(本社:東京都杉並区、代表取締役:中沢純一)は、『『法華経』日本語訳』(https://books.kosei-shuppan.co.jp/book/b274531.html)を増刷し、第5刷を発行しました。

「好き勝手に読む」という提案
著者はまえがきで「読者は、好き勝手に『法華経』を読んでください」と書いています。優れた古典は様々な読み方ができるように、『法華経』をSF小説として読んでも良いし、漫画的に読んでも良い。そうした自由な読みから読者自身が『法華経』は何を言おうとしているのか考えてもらうことが、『法華経』理解への第一歩だと語ります。また、巻末には用語解説がついているので、仏教の予備知識がなくても『法華経』に親しむことができます。



『法華経』を解釈ではなく翻訳する
『法華経』と聞くとどこか気後れしてしまうのは、やはり「経」の文字ではないでしょうか。本書は仏教経典へのかしこまった印象を払拭し、『法華経』へのハードルを下げるために、以下の3点を重視しました。
・散文を繰り返した韻文の省略
・会話文における話者の明確化
・著者の解釈を付加せず、読者の解釈に委ねる
これにより、まったく新しい『法華経』の日本語訳が誕生しました。



『法華経』三部作で深い学びへ
当社には、同じ著者による本書を含む『法華経』三部作がそろっており、『法華経』を段階的に学ぶことができます。発刊から順に、『〈法華経〉の世界』『『法華経』日本語訳』『〈法華経〉の真実』と読み進めていくのがおすすめです。著者の『法華経』理解の核心にある2つの『法華経』――大宇宙の真理としての〈法華経〉と、その真理について記された書物としての『法華経』――という思想的枠組みが、この三部作から捉えることができます。あわせてお読みいただくことで、さらに『法華経』への理解を深められるようになっています。



【目次】
まえがき
1 幕開けの章 (序品第一)
2 仏に向かっての歩み (方便品第二)
3 三界は火宅なり (譬喩品第三)
4 大乗に心を向ける (信解品第四)
5 草いろいろ (薬草喩品第五)
6 未来に対する保証 (授記品第六)
7 過去世の因縁 (化城喩品第七)
8 五百人への授記 (五百弟子受記品第八)
9 まだ未熟でも (授学無学人記品第九)
10 〈法華経〉を説く心構え (法師品第十)
11 多宝塔の出現 (見宝塔品第十一)
12 あらゆる人の成仏 (提婆達多品第十二)
13 〈法華経〉を説き弘める (勧持品第十三)
14 安楽な生き方 (安楽行品第十四)
15 大地から出現した菩薩たち (従地涌出品第十五)
16 仏の寿命 (如来寿量品第十六)
17 功徳の大きさ (分別功徳品第十七)
18 信仰の喜び (随喜功徳品第十八)
19 〈法華経〉を学ぶ功徳 (法師功徳品第十九)
20 すべての人を拝む (常不軽菩薩品第二十)
21 如来の超能力 (如来神力品第二十一)
22 菩薩たちへの委嘱 (嘱累品第二十二)
23 薬王菩薩の事例 (薬王菩薩本事品第二十三)
24 妙音菩薩の章 (妙音菩薩品第二十四)
25 観世音菩薩の章 (観世音菩薩普門品第二十五)
26 霊力のある言葉 (陀羅尼品第二十六)
27 妙荘厳王の事例 (妙荘厳王本事品第二十七)
28 普賢菩薩の章 (普賢菩薩勧発品第二十八)
用語解説


【著者プロフィル】
ひろさちや
1936年、大阪市に生まれる。東京大学文学部印度哲学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程修了。
1965年から20年間、気象大学校教授をつとめる。退職後、仏教をはじめとする宗教の解説書から、仏教的な生き方を綴るエッセイまで幅広く執筆するとともに、全国各地で講演活動を行う。2022年、逝去される。
主著に、『仏教の歴史(全10巻)』『仏陀』(春秋社)、『「狂い」のすすめ』(集英社新書)、『〈法華経〉の世界』、『〈法華経〉の真実』(佼成出版社)など。


【書籍情報】
『『法華経』日本語訳』
著者:ひろさちや
発行:佼成出版社
定価:1,980円(税込)
仕様:四六判/288ページ
〈紙書籍版〉https://chieumi.com/products/ks0118?variant=41114441515042
〈電子書籍版〉https://chieumi.com/products/ks0118


【会社概要】
株式会社佼成出版社
TEL:03-5385-2311(代表)/FAX:03-5385-2395(代表)
〒166-8535 東京都杉並区和田2丁目7−1 普門メディアセンター
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