漏れ電流を99%低減、ショットキーバリアダイオード発売

2024/10/18  新電元工業 株式会社 

~車載ECUの低損失化・小型化に貢献~

新電元工業は車載機器向けにショットキーバリアダイオード「SLSBD(R)シリーズ」を発売しました。



近年、急速に普及が進む環境対応車(xEV)のECUには、多数のショットキーバリアダイオード(以下SBD)が搭載されています。しかし車載ECUのような動作温度が高い環境下において、SBDは漏れ電流による熱暴走が起こりやすく、製品の低損失化、小型化の妨げとなっています。
加えて、ノイズ規制が厳しい車載製品において、SBDにも低ノイズ化が求められています。

このようなニーズに応えるべく、新電元工業は「SLSBD(R)シリーズ」のラインナップを拡充しました。
本製品は当社従来品と比較し漏れ電流を約99%低減※1し熱暴走を抑制することで、車載ECUの低損失化、小型化に貢献します。
加えて、IRPを20%減少※2、VRPを40%減少※2させることで低ノイズ化のニーズにもお応えします。

※1 SBD「Sシリーズ」との比較
※2 SLSBDシリーズ:SG20TC15M と 200V耐圧ファストリカバリーダイオード:SG20LC20USMとの比較


■特長
1. 漏れ電流を約99%低減
当社従来品※1と比較し漏れ電流を約99%低減することで熱暴走の抑制が可能






2, ソフトリカバリ特性
当社従来品※2と比較し、IRP20%減少、VRP40%減少することで低ノイズ化に貢献





3.その他
・Tj=175゜C
・CE外形で5A対応

※1 SBD「Sシリーズ」
※2 SLSBDシリーズ:SG20TC15M と 200V耐圧ファストリカバリーダイオード:SG20LC20USMとの比較

■用途例
車載ECU
産機の制御用電源 等

■製品仕様




■生産工場
秋田新電元 他

新電元工業株式会社について
新電元工業は、 1949年の設立以来、 パワー半導体やスイッチング電源などパワーエレクトロニクスを主な事業領域として、 独創的な技術を活かした数多くの製品を開発し、 世界各国のお客様の期待と信頼にお応えしてきました。
新電元工業は、 半導体技術、 回路技術、 実装技術を併せ持つ世界でも稀なメーカーとしてコア技術を融合し、 発展・応用させていくことで、 持続可能な社会の実現の一翼を担う製品をご提供していきます。 詳細については新電元工業のウェブサイト( https://www.shindengen.co.jp/ )をご覧ください。


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