研究パートナーとしてカタリナマーケティングジャパンが機構に参画
このたび、エビデンスにもとづいたマーケティングの浸透を目的として一般社団法人日本エビデンスベーストマーケティング研究機構(EBMI) が設立され、当社カタリナマーケティングジャパンが研究パートナーとして参画することになりました。研究統括/顧問には、『戦略ごっこ』(日経BP)著者の株式会社コレクシア 芹澤 連 氏が就任、カタリナマーケティングジャパンと共同でエビデンスベーストマーケティングを浸透させるべく、実購買データによる実証研究を行います。
一般社団法人日本エビデンスベーストマーケティング研究機構(EBMI)とは
日本エビデンスベーストマーケティング研究機構(EBMI)は、メーカー、小売店、広告代理店、アカデミア、サプライヤーが一同に会し、商品開発から広告コミュニケーション、売り場、CXなど広範な企業のマーケティング活動の各所にエビデンスベーストマーケティングを浸透させることを目的としております。
主な活動の仕組みとして、
- 事業会社CMOクラスのメンバーで構成する研究振興評議会が検証すべきマーケティング課題を特定
- 1で特定された課題を扱う研究分科会を組織、実証研究を推進
- 研究内容・結果の会員社またメディアへの発表
という流れで日本市場におけるエビデンスの実証研究を進めていきます。
研究分科会は、個社では解決のできない実務課題に対して実証研究を実施。主に購買データを用いてエビデンスの実証研究を行いナレッジを蓄積します。そこで得られた知見は、記事や動画の学習リソースにして会員社に還元、共有して行く予定です。カタリナマーケティングジャパンは研究パートナーとしてこの研究分科会に所属、芹澤 連 氏と共に、実購買データを用いた実証研究を担います。
カタリナマーケティングジャパンが運営するカタリナネットワークは日本全国のGMS,SM,DRUGの年間取引金額における約6割をカバーしており、この秋ネットワーク加盟店舗数は1万店に到達、約1億ID分のID-POSデータと連携しました。拡大推計ではない大規模なID-POSデータに基づく検証になり、購買の9割が店頭で行われている現状において、データの代表性は極めて高いものとなります。
得られた知見は会員社に先行して共有しますが、外部メディアへの記事提供、セミナー、トレーニングセッションなども実施し、それらを通して広く一般的にエビデンスベーストマーケティングの普及を目指します。また、カタリナとして当研究における成果については、カタリナネットワークにご加入のリテーラー様、ならびにお取引のあるメーカー様へも還元してまいります。
エビデンスベーストマーケティング研究機構(EBMI)にはアカデミックアドバイザーとしてブランド戦略論の権威として知られる田中洋中央大学名誉教授を迎え、アカデミアからの視点も交えつつ研究結果の標準化を進めてまいります。
日本エビデンスベーストマーケティング研究機構(EBMI)発足の背景
日本エビデンスベーストマーケティング研究機構(EBMI)は、データに基づかない表面的なマーケティングではなく、確かに積み上げてきた学びを大切にすることで日本のマーケティングをあるべき姿にするという理念から生まれました。個社では解決のできない課題に取り組み、推進する横断的組織が必要と強く感じ、同じ志を持つ企業が集まった結果、当研究機構の設立に至りました。
【研究分科会】
『戦略ごっこ』実証分科会
(株)コレクシア 芹澤 連 研究統括/顧問
カタリナマーケティングジャパン(株) 松田 伊三雄 研究パートナー
メンタルアベイラビリティ分科会
(株)コレクシア 芹澤 連 研究統括/顧問