法人調査プロセスを自動化する「SimpleCheck」を口座開設時の情報収集に活用し、審査業務の高度化を実現
シンプルフォーム株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役CEO 田代 翔太、以下「当社」）は、株式会社福岡銀行（本社：福岡県福岡市、取締役頭取 五島 久、以下「福岡銀行」）が、法人調査プロセス自動化プロダクト「SimpleCheck」を導入したことをお知らせします。
当社は、行政機関やインターネット上に点在する全国500万法人の定性情報を集約しデータベースを構築。これを基盤とした「SimpleCheck」は、通常であれば収集・整理に数日かかる情報を30秒でレポーティングするものです。福岡銀行は、法人口座開設時審査の定性情報収集に「SimpleCheck」を活用し、審査業務の高度化を実現します。
導入の背景
福岡銀行は、2024年7月から来店不要で法人口座を開設できる「法人口座開設Web」を開始しています。また、親会社であるふくおかフィナンシャルグループ傘下の熊本銀行、十八親和銀行でも、2024年10月に同サービスの提供を開始しました。
WEB開設は書類提出や来店による面談の手間が省力化される一方で、顧客利便性を最優先すると、対面開設時より顧客から得られる情報が乏しくなります。法人口座は多額の資金移動が日常的に生じる可能性があり、取引が不正かどうかの判断が特に難しいことから、個人口座に比してより慎重な審査が必要です。国際的にマネー・ローンダリング等金融犯罪への対策要請が高まる中、金融機関においては利便性と不正対策の両立が大きな課題となっています。
福岡銀行は、「法人口座開設Web」をはじめとする法人向けのデジタルサービスの拡充にあたり、審査業務をより効率的かつ精緻に行える手段を検討する中、この度の「SimpleCheck」導入に至りました。
導入により実現できること
口座開設受付後の法人情報の収集において「SimpleCheck」をご活用いただきます。情報の収集においては、担当者間によるバラつきが生じるほか、作業自体に大きな労力と時間を要していました。「SimpleCheck」により、全国500万法人の最新情報が30秒で取得できるため、業務の省力化を実現します。また「SimpleCheck」から提供される当社の独自収集データと行内情報を組み合わせることで、不自然な法人の実態や他法人との関連性、取引の不審さなどの検知精度の向上に寄与し、審査の高度化を実現します。
サービス概要
法人取引における審査業務をデジタル時代に最適なものへアップデートすることを目指し、審査体制の構築及び運用支援を実施します。審査業務に必要な全国500万法人に関する定性情報の収集、データベース構築に取り組むと共に、これらを基盤としたプロダクト「SimpleCheck」「SimpleMonitor」を開発、提供しています。
SimpleCheck（シンプルチェック）とは
法人名を入力するだけで世の中の情報を瞬時に収集し、当社が独自に蓄積・検知したリスク情報と共に、30秒でレポーティングするサービスです。Web上や既存の調査データベースに、情報が存在していなかった中小・新興法人も含め全国500万社をカバーしています。
SimpleMonitor（シンプルモニター）とは
ユーザーがあらかじめ登録した法人を常時監視し、リスク評価に関わる重要な情報・属性の変化を検知し、自動通知するサービスです。2024年5月より本格提供を開始し、銀行・クレジットカード会社・保険会社など金融機関を中心に導入いただいています。
「SimpleCheck」によりスピーディーな初期審査を行い、取引開始後は「SimpleMonitor」により属性・情報の変化を捉えることで、初期から途上の審査プロセス・リスク管理の一元化が可能です。「SimpleCheck」「SimpleMonitor」組み合わせてのご利用はもちろん、いずれか一方のみのご利用も可能です。お客様の業務フローに応じたカスタマイズや、各種データの分析・活用等もご提案します。
会社概要
シンプルフォーム株式会社は「全ての法人がフェアに繋がれる世界」の実現を目指し、事業を展開。テクノロジーと地道な人力調査の力を結集し、金融・商取引における審査の効率化や、高度化を支援しています。
