普通の大根と比べることで地域の農業を学ぶ機会に
■日野市の地名のついた東光寺大根~現在は市内の3戸の農家が栽培
日野市の地名を冠した漬物向けの「東光寺大根」は収穫の後、干し大根にされ、明治時代、隣町の八王子の絹織物工場の女子従業員が食べる沢庵漬用にたくさん出荷されていました。冬の空っ風に刈田一面に干された白い大根が風物詩でした。
繊維工業の衰退と新品種「青首大根」の登場で収穫量は10万本から5千本に減りましたが、平成23年には「江戸東京野菜」に登録され「日野産ブランド」として栽培の継承と種の保存を日野市が支援しています。
現在では、市内の3戸の農家が栽培し、歳末の「東光寺沢庵」を待ちわびるお得意様のために販売されています。(日野市の農業より)
親子で収穫体験をすることで日野市の農業を知るきっかけにしてほしいと企画しました。
日時:11月30日(土)1.午前9時30分~11時2.午前10時30分~正午
場所:東光寺大根生産者圃場。
※集合は七ツ塚ファーマーズセンター(日野市新町5-20-1)
内容:生産者から説明と指導のもと2種類の大根を引き比べ。収穫の難しさを実感してもらう。レシピ付き大根の持ち帰りあり。
対象:小学生の親子。各回親子先着10組(子どもは2人まで)
費用:1組1,000円(大根の持ち帰りあり)
申込:都市農業振興課(☏042-514-8447)へ電話
写真下は東光寺大根。日野市の地名が付く固くて長い漬物用大根。写真上は青首大根。