命知らずなヒーローへ、敬意と祝福を込めて

2024/11/13  トライアンフモーターサイクルズジャパン 株式会社 

トライアンフから、ROCKET 3 EVEL KNIEVEL限定モデルを発表


左:Rocket 3 R Evel Knievel、右:Rocket 3 GT Evel Knievel

- トライアンフ モーターサイクルズは2025年モデルとして、シリアルナンバー入りの限定500台、Rocket 3 Evel Knievel(イーベル・クニーヴェル)モデルを発表
- 星条旗のグラフィックをあしらったハンドメイドのクロームタンクが特徴の唯一無二のデザイン
- イーベル・クニーヴェル仕様である特注のディテールと、コレクターズ・エディション限定ブック
- 市販のモーターサイクルでは世界最大のエンジンがもたらす、圧倒的なパフォーマンス

トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社(代表取締役社長:大貫 陽介 - 東京都港区) は、トライアンフと伝説的なスタントマンであるイーベル・クニーヴェルとのパートナーシップを記念して、2台の新しい限定モデルである「Rocket 3 R & GT Evel Knievel Limited Editions」を発表することをお伝えします。

デアデビル(命知らず)の愛称をもつ、数々の記録を破ったイーベル・クニーヴェル。その歴史の一部を所有できるこの貴重なモーターサイクルは、全世界で500台のみが販売される予定です。
新型Rocket 3 R & GT Evel Knievel Limited Editionsは、彼が初めてBonneville T120に乗ってテレビ放映されたパフォーマンスから、シーザーズパレスの噴水を飛び越える画期的なパフォーマンスまで、トライアンフとイーベルの永続的な関係に敬意を表しています。



クロームメッキされた燃料タンクのデザインは、彼のアイコンである爽やかな白いジャンプスーツと星条旗のグラフィックからインスピレーションを得ており、タンクとは対照的なマットサファイアブラックがマッチングされたリアパネルには、イーベル・クニーヴェルのロゴがゴールドの刺繍で施されたレザーシートが組み合わされ、非常に大胆で印象的な外観となります。



このバイクには独自のスタートアップスクリーンアニメーションと、イーベル・クニーヴェルのシグネチャーロゴがレーザーエッチングされ、ブラックとゴールドのエンジンカバープレートにはシリアルナンバーが入ります。
さらにコレクターズアイテムとして、イーベル・クニーヴェルとトライアンフとの物語を綴った限定ハードカバーブックが、バイクと同じシリアルナンバー入りでオーナー全員にプレゼントされます。



記録破りの2500ccエンジンを搭載したロケット3 RとGTは、世界で最も有名な命知らずのスタントヒーローにふさわしいパワー、パフォーマンス、敏捷性を発揮します。驚異的な225Nmのトルクと182PS/7000rpmを発生するだけでなく、このLimited Editionは軽量アルミニウムフレーム、ハイスペックサスペンションコンポーネント、最高クラスのブレーキ性能を備え、ライダーにスムーズなレスポンスとハンドリングを提供します。

ポール・ストラウド - チーフ・コマーシャル・オフィサー
「イーベル・クニーヴェルは、60年代に、トライアンフのモーターサイクルで数々のスタントを披露しましたが、T120 TTに乗ってラスベガスのシーザーパレスで行ったジャンプは、何世代ものファンに衝撃を与え伝説を作った瞬間でした。
今回、クニーヴェル・ファミリーと協力し、あたかも全盛期のイーベル・クニーヴェルが路上で復活したかのような、まさに目を見張る2台の限定モデルを作り上げました。
この世界限定モデルは、クニーヴェル仕様の美しいデザインが施され、さらにイーベル・クニーヴェルとトライアンフとの物語を綴った限定ハードカバーブックが付属します。コレクターやファン、スリルを求める人々に大きくアピールする、各モデル世界限定250台のみの生産となります。」

個性的なデザインとプレミアムな仕上がり
アメリカの星条旗をモチーフにしたレッド、ホワイト、ブルーのアイコニックなカラーリングは、見事なクローム仕上げの燃料タンクを彩り、フロントマッドガードにも新しいEKグラフィックを採用、さらにエレガントなゴールドのシグネチャーグラフィックがラジエーターカウルを飾ります。



ピュアホワイトをアクセントに、フライスクリーン、ヘッドライトボウル、マッドガード、サイドパネル、リアボディにマットサファイアブラックのコントラストパネルを配したエクスクルーシブなカラーリングが、このバイクの力強い存在感を際立たせています。プレミアムレザーシートにはイーベル・クニーヴェルのサインがゴールドで刺繍され、ブラッシュドアルミニウムのトライアンフバッジがはめ込まれています。



また、オーナーの皆様にはトライアンフが特別に制作を依頼した、イーベル・クニーヴェルの驚くべきストーリーとトライアンフと彼との象徴的な関係を綴った、限定ハードカバーブックが付属します。
著名な作家であり、クニーヴェルの専門家でもあるスチュアート・バーカー氏が執筆したこの本には、バイクと同じシリアルナンバーが入り、トライアンフのCEOであるニック・ブロアのサインも入ります。

究極のパフォーマンスと比類なき存在感
ライダーはマッスルロードスターとして大胆なスタイルングと、最適なパワーとコントロールを提供する限定モデル「Rocket 3 R」と、よりリラックスしたライディングポジションと、ゆったりとしたリアシートを追加した「Rocket 3 GT」のどちらかから選ぶことができます。

Rocket 3 R

Rocket 3 GT

どちらも市販用としては世界最大のモーターサイクル用エンジンを搭載し、その溢れるパワーは爽快な加速と忘れられないライディング体験をライダーにもたらします。特徴的なトリプルサイレンサーは、両モーターサイクルの存在感をさらに高め、深く響くエキゾーストノートを奏でます。

驚異的なハンドリング
Rocketの素晴らしい性能を生かし、コントロールされた快適な乗り心地を提供できるのは、コンプレッションおよびリバウンドのダンパー調整が可能な直径47mmの大口径Showa製フォークの恩恵です。さらにリアには、ピギーバック式リザーバー付きのShowa製モノショックRSUを装備し、プリロード、コンプレッションおよびリバウンドのダンパー調整が可能となります。



卓越した制動力は、フロントに奢られた最高仕様のブレンボ製ラジアルスタイル ブレーキキャリパーと320mm径ツインディスクによってもたらされます。この軽量・コンパクト・高性能なキャリパーは、アグレッシブな走行中でもパッドを冷却するための優れたエアフローを提供します。リアに配置されたブレンボM4.32 4ピストン ラジアルモノブロックリアキャリパーと300mmリアディスクは、多くのバイクのフロントブレーキセットアップよりも大きくて強力な制動力を発揮します。
また、Rocket 3 RとGT Evel Knievel Limited Editionには最適化されたコーナリングABS機能も装備されています。

個性的なエルゴノミクス
それぞれのRocketは、エルゴノミクスの重要な違いにより、独特のフィーリングと個性を提供します。Rのロードスター的なライダーポジションとハンドル位置は、魅力的なライディングを生み出すように明確な目的を持って設計されています。方やGTはRに対してグリップ位置が125mm高くなり、よりアップライトなライディングポジションとなります。

Rocket 3 R

また、各モデルにはそれぞれ専用のシートが設定されています。Rocket 3 Rのシート高は773mmで、快適性、低速域での安心感、操縦性を提供するロードスター・ライダー&パッセンジャー・シートを採用。長時間のライディングでの快適性を向上させるために設計されたRocket 3 GT Evel Knievel Limited Editionは、ライダーシートとリアシートにたっぷりとパッドを入れ、同色のレザー製リアバックレストを装備することで、パッセンジャーの快適性とスタイルの両方を確保し、ツーリングでの快適性を高めています。GTのシート高はわずか750mmで、ライダーにとっての信頼性をさらに高めます。

Rocket 3 GT

2モデルの最大の違いはフットペグポジションにあります。Rはミッドフットコントロールペグを装備し、2段階の15mm上下調節が可能。あらゆる体格のライダーに対応し、自然でスポーティなライディングポジションを提供します。GTはよりゆったりとしたクルーザー感覚をもたらす前方フットコントロールペグを装備し、水平に50mm、3段階の調整が可能でロングライドに最も快適なポジションを提供します。RとGTの両モデルには、使用しないときはスマートに収納できる革新的なリアフットレストが装備されています。

アグレッシブなスタイルを強調するRocket 3には、トライアンフのトライアングルロゴと特徴的な形状のデイタイムランニングライト(DRL)*を備えたツインLEDヘッドライトが装備されています。また、LEDインジケーター、リアライト、ナンバープレートライトも装備し、夜間でもロケット3の存在感を際立たせます。



充実の装備
ライダーに焦点を当てた直感的なテクノロジーにより、ライダーは自信を持ってRocket 3 RとGTの壮大なパフォーマンスポテンシャルを引き出すことができます。

ライド バイ ワイヤは、走行性、安全性、コントロール性を向上させ、高性能なギアボックスはヘリカルカットギアで設計され、大きなトルクをスムーズにリアホイールに伝達します。トルク アシスト クラッチは、ライダーが満足のいくスピードとスムーズさで6速ボックスをシフトアップ/ダウンできるようサポートし、トライアンフ シフト アシスト クイックシフターが両モデルにアクセサリーとして装着可能です。

両モデルとも、最適化されたコーナリングABSとトラクション・コントロールが安定性を向上させ、直進性とコーナリング、加速とブレーキングを向上させています。
ヒルホールドブレーキはバイクの後退を防ぎ、ライダーが走り出すのを感知するまでリアブレーキをかけ続けます。両モデルとも「ロード、レイン、スポーツ、(好みの設定が可能な)ライダー」という4つのライディング・モードを装備し、スロットル・マップとトラクション・コントロールの設定を調整します。

電子制御式クルーズ・コントロール・システムも標準装備。ボタンを1回押すだけで作動し、速度を1km/h単位で上下させることが可能です。


両モデルとも、5方向バックライト付きジョイスティックを備えた高機能フルカラーTFTを採用。2つのレイアウトテーマを持つミニマムでスタイリッシュなデザインで、モニター角度の調節が可能なため、あらゆる身長のライダーに最適な視認性を提供します。ライダーはスタートアップ画面のメッセージを、自分の名前でパーソナライズすることも可能です。

さらに安全性を高めるため、両モデルともキーレス イグニッションとステアリング ロックが標準装備されており、それを無効にすることも可能です。バッテリーを長持ちさせ、セキュリティを高めるために、キーフォブをオフにすることもできます。さらに、シート下の専用コンパートメントにはUSB充電ソケットがあり、充電中のデバイスを安全かつ乾燥した状態に保つことができます。



パーソナライズされた限定モデル
快適性、実用性、スタイル、安全性を高める50種類以上のトライアンフ純正アクセサリーで、ライダーはLimited Editionをカスタマイズすることができます。オーナーは交換可能なRとGTのフットコントローラー、人間工学に合わせたライダーシートとリアシート、利便性を高めるプラグアンドプレイテクノロジー、外観をカスタマイズするスタイリングパーツ、ロングライド用のラゲッジ類から、好みのアクセサリーを選ぶことができます。


仕様









伝説の誕生 - イーベル・クニーヴェル
ロバート・クレイグ・「イーベル」・クニーヴェル(1938年10月17日~2007年11月30日)は、アメリカを代表するオートバイのスタントパフォーマーであり、ショーマンでした。



多くの世代のファンにとって、彼は単なるスタントマンではなく、大胆さと冒険のシンボルであり、トライアンフのモーターサイクルは、彼が名声を得る上で極めて重要な役割を果たしてきたのです。
クニーヴェルはトライアンフ・ボンネビルで数々の大ジャンプを披露し、その中には初めてテレビ放映されたスタントや、彼の世界的な名声を確固たるものにした1967年のシーザーズパレスでの噴水ジャンプも含まれています。

そして1967年と1968年の間、クニーヴェルは様々な危険な偉業を成し遂げるにあたり、トライアンフの優れたハンドリングと信頼性を大きく評価し、もっぱらトライアンフに乗り続けてきたのです。
イーベルの象徴的な名前は、1956年に警察の追跡を受けてバイクをクラッシュさせたことから生まれたと言われています。無謀運転の罪で刑務所に入れられた彼は、ウィリアム・ノッフェルという男の隣の独房に入れられました。ノッフェルは 「Awful Knoffel」(「Aw awful 」と 「Knoffel 」の韻を踏んでいる)として有名でしたが、点呼の際に看守はクニーヴェルのことも 「Evil (邪悪な) Knievel 」と呼んだのです。イーベルはこの韻を気に入り、自分の名字に合うように、そして「邪悪」と思われたくなかったので、わざとこのミススペルを選んだのです!

人生の中で田舎の郡市から満員御礼のスタジアムまで175回以上のジャンプを披露したクニーヴェルは、危険と真っ向から対決し、その挑戦の物語を語り継ぐために生きた男でした。ギネス・ワールド・レコーズによれば、彼の骨折や再骨折の回数は433回(これは誇張されている可能性が高いですが)に上り、その生涯のほとんどを病院で過ごしました。しかし、ジャンプに失敗し、墜落し、何度も骨折したにもかかわらず、彼は常に再起して挑戦を続けたのです。

そして、イーベル・クニーヴェルは次世代も驚くべき遺産を残していきました。彼は全世代の子供たちにプッシュバイク(補助輪もペダルもない、足のキックだけで進む小児用自転車)でスロープを超えるジャンプを勧め、そしてそれを成長したらオートバイへと進化させるよう勧めてきたのです。実際、今日のトップ・スタント・パフォーマーやエクストリーム・スポーツのアスリートのほとんどが、イーベル・クニーヴェルにインスピレーションを受けたと語っています。

いまもプッシュバイクでウィリーする子供たち、スロットルをガンガン開けるオートバイ乗りたちの中には、イーベル・クニーヴェルの精神が生き続けているのです。



イーベル・クニーヴェル - 勝利の歴史
1967年、カリフォルニア州ガーデナのアスコット・パーク・スピードウェイで、650ccのボンネビルT120で15台の車を飛び越え、ABCの『ワイド・ワールド・オブ・スポーツ』に初出演したことで、イーベルはついに全米に知られるようになりました。

1967年と1968年の間、イーベル・クニーヴェルはロサンゼルスのジョンソン・モータースから提供されたトライアンフだけに乗っていました。彼はアメリカ全土で少なくとも15回のジャンプを行い、最初は自動車を飛び越え、その後ラスベガスのシーザーズパレスの噴水を141フィートで飛び越えるという、彼のキャリアの中で最長のジャンプに挑戦しました。



1978年、イーベルは最後の挑戦の相棒として、再度トライアンフを選択します。それは750ccのボンネビルT140でした。しかしその時点で、すでにクニーヴェルはジャンプをすることができないほどの大怪我をしていたため、代わりにウィリーを披露し、他のスタントマンや女性たちが観客にスリルを提供する中、彼はセレモニーの司会を務めました。
そして1980年3月、プエルトリコで行われたのが彼の最後の公の場でのパフォーマンスとなり、イーベル・クニーヴェルはそのキャリアをトライアンフで終えたことになるのです。
車両について詳しくは
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