粉末床溶融結合方式 ストラタシス H350 に SAF ReLifeソリューションが搭載され、使用済みPA12パウダーを持続可能なアディティブ・マニュファクチャリング製造部品として再利用できるように!

2024/11/14  株式会社 ストラタシス・ジャパン 

製造業者は、この革新的な産業用ソリューションで二酸化炭素排出量を最大89%削減し、コストと効率を改善できます。

本プレスリリースの正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。
https://www.businesswire.com/news/home/20241106746002/en/

樹脂系3Dプリンタと積層造形ソリューションの先進的企業であるストラタシス(本社:米国ミネソタ州エデンプレイリー&イスラエル・レホボット、NASDAQ:SSYS)は、他のアディティブ・マニュファクチャリング(AM)技術から排出される使用済みPA12パウダーから高品質部品を製造する革新的なソフトウェアベースの SAF ReLife ソリューションを発表しました。(BUSINESS WIRE)

SAF ReLife ソリューションは、高速焼結、SLS(選択的レーザー焼結)、ジェット・ビルド・プロセスを含む粉末床溶融プリンタから出る使用済みPA12パウダーを、ストラタシスH350プリンタ内で効率的に再利用することができます。この持続可能なソリューションにより、従来は廃棄物とみなされていたパウダーを使用して高品質な表面仕上げ部品を製造することができます。この新技術は、顧客の部品単価を大幅に引き下げ、材料効率を改善し、造形あたりのCO2排出を削減します。

「SAF ReLifeは、他の樹脂粉末床溶融プロセスで廃棄物とみなされる粉末を使用して高品質な部品を製造するユニークな能力を顧客に提供します。当社の特許取得済みの単一方向性造形と熱制御は、生産量に応じたこの能力を独自に可能にします」と、ストラタシスのAM技術担当副社長、ニール・ホプキンソンは述べています。

大手サービスビューローのWehl Green社は、SLSの使用済みパウダーをSAF ReLifeを利用してベータテストを実施しました。同社は、SAF技術を使用した反復可能なプロセスで、未使用の粉末を機能部品に変えることで、部品当たりの総コストを20%削減し、廃棄物を大幅に削減できたと報告しています。さらにWehl Green社は、新しい部品を48時間以内に納品できるようになり、顧客の需要に応えることができるようになりました。

「SAF ReLife 技術を活用することで、厳しい工業仕様を満たす部品を生産しながら、生産コストを削減することができました。当社の競争力を大きく変えるものです。ストラタシスのSAF ReLifeプロジェクトのおかげで、PA12廃棄物を高品質の部品に変えることができました。この循環型経済アプローチにより、トップクラスの製品基準を維持しながら、環境への影響を減らすことができました」と、Wehl Green社のマネジャー兼共同設立者のハビエル・ガルシア氏は述べています。

SAF ReLifeは、古くなったパウダーをどうするかという一般的な課題に取り組むことで、AMをより持続可能で環境に優しいものにするという画期的なものです。環境への影響を見極めるため、ストラタシスはフラウンホーファーIPAと提携し、第三者機関によるライフサイクル・アセスメント(LCA)を実施し、SAF ReLife の環境面でのメリットを検証しました。その結果、SAF方式による造形工程で発生するPA12廃棄物を再利用することで、ポリアミド12を使用した標準的な製造と比較して、CO2排出量を最大89%削減できることが明らかになりました。

「当社のライフサイクル評価では、ストラタシスのSAF ReLife PA12ソリューションは、標準的なPA12と比較して、ドイツの電力ミックスで基準造形のCO2排出量を43%削減でき、再生可能エネルギー源で電力を供給した場合は89%も削減できることが実証されました」と、フラウンホーファーのリサーチ・アソシエイトであるChantal Rietdorf 修士は述べています。

SAF ReLifeの詳細については、www.stratasys.com、またはFormnext 2024のストラタシスブース(ホール12.1|ブースD12)をご覧ください。

* 研究データと仮定
- システムの境界は「ゆりかごからゲートまで」とし、機能単位は1つの基準造形ジョブ*とした
- エネルギー消費量の測定は、基準造形ジョブについてフラウンホーファーIPAで行った
- 材料消費データは、製造レポートから取得し、標準的なPA12では新しい粉末の割合を30%、ReLife PA12では100%と仮定
HAFとエネルギー消費のバックグラウンド・データモデリングにはEcoinvent 3.9データベースを使用
- 標準PA12の排出係数は文献から入手したが、SAF ReLife PA12は別のプロセスの副産物であるため、環境への影響はゼロとして計算(London, Michael B. (2020): Cradle-to-Gate Life Cycle Assessment of Multi-Jet Fusion 3D Printing. 修士論文、ミシガン大学、ミシガン州)
- 温室効果ガス排出量は、GWP100 IPCC2013影響評価法を用いて算出

ストラタシスについて
ストラタシスは航空宇宙、自動車、コンシューマ製品、ヘルスケアなどの産業向けの革新的な3Dプリンティング・ソリューションを提供し、アディティブ・マニュファクチャリングへのグローバルな移行をリードしています。スマートなコネクテッド3Dプリンタ、ポリマー材料、ソフトウェア・エコシステム、オンデマンド・パーツ造形サービスを通じて、ストラタシスのソリューションは、製品バリューチェーンの各ステージで競争面での優位性を提供します。世界をリードする企業や組織がストラタシスのソリューションを活用し、製品設計のトランスフォーメーション、製造やサプライチェーンの迅速化、患者ケアの向上を実現しています。




ストラタシス・ジャパンはStratasys Ltd.の日本子会社で、ストラタシスが製造する3Dプリンタおよび3Dプリンタ材料の販売やパーツ造形サービス(DFP)の提供を行っています。本社は東京都中央区で、大阪に支店があります。 ストラタシスの詳細については、ウェブサイト https://www.stratasys.co.jp/ストラタシスのブログ https://www.stratasys.com/exploreX/Twitter https://twitter.com/stratasysLinkedIn https://www.linkedin.com/company/stratasys/Facebook https://ja-jp.facebook.com/stratasysJP/ をご覧ください。ストラタシスは、SECのレギュレーションFDに基づき、当社のウェブサイトを含む前述のいずれかのソーシャルメディア・プラットフォームを利用して、重要な非公開情報を共有する権利を留保します。ストラタシスは、適用される法律で必要かつ義務付けられている範囲において、かかる情報を当社の開示書類に含めることもあります。
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